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ノイマイヤーの「ロミオとジュリエット」、一幕の違和感はどうにもならなかったが、二幕三幕はなかなか面白いものだった。

なんと言ってもロミオ役のセバスティアン・クロボーが素晴しい。
踊りもノーブルで細部にわたるまできっちり丁寧に踊っており、若者特有のエネルギッシュな雰囲気、恋の目覚めからその恋の炎が沸点を超えていくまでの情熱を身体全体で表し、非常にドラマティック。

それに彼をはじめとする男性ダンサーの総体的なレベルがやはり高い。
マキューシオ役のモーテン・エガトも演技が光っているし、パリス伯爵役のマルチン・クピンスキーもとてもノーブルな佇まい。
パンフレットにはソリストまでしかプロフィール掲載がされていないので情報量があまりに少ない。

ところで今回プリンシパル・ダンサーたちは殆んど前面に現れてないように思うのだが、それなら、ちゃんと踊っているダンサー達をもっとパンフレットに載せて欲しい、と思うのは私だけ?

さて、一方のジュリエット役、スゼンネ・グリンデル。
彼女の可愛らしさはよくわかったが(ただ、好きなタイプの可愛らしさではない)ジュリエットを演じるに当たり、エンジンがかかるのが遅すぎるのと、テクニックが脆く、残念ながら見ていてどっぷりと入り込めるものにはならなかった。

特に一幕はパがあまりにも大雑把。
クロボーが丁寧に踊っているからこそ余計に粗が目立ってしまう。

彼女は背も高めなので、リフトも丁寧にはしているがところどころ「よっこらしょ」感が。
しかもリフトされているときのラインも甘い、いや、甘すぎる。

この日のキャスティングは元々ミシャネックだったのを、芸術監督ニコライ・ヒュッベの強い要望により急遽変更となったわけだが、変更した価値は果たしてあったのだろうか?

明日、ミシャネックを観るのだが、果たして意味があったのかどうかこの目で確かめてきたいと思う。

「ナポリ」でも感じた女性ダンサーの輝きのなさはここでも露呈した。
群舞のみならず、全体的に何かを惹きつけるオーラが少ない。

前回から気になっているのが、デコルテが美しくない人たちの割合が目立つということだ。
肩が上がっていたり、後頭部から首、背中にかけてのラインが美しくないダンサー達が意外と多い。
それだから、余計に踊りが美しく見えないのか?

セットや衣装にも工夫が凝らされており、ビジュアル的にとても洗練された舞台構成だな、と思った。
セットはシンプルながら建物の内と外との使い分け、その切替がとても面白く且つ新しくもあり自然で
もあり、非常にお面白いと思った。

ギュピレット公夫妻を演じるギッテ・リンストロムとモーエンス・ボーセンの佇まい、一つ一つのポージングが舞台の中にきっちりはまって美しく、衣装も素敵で絵画のようだった。

書いておきたいことはまだまだあるけれど、後日気力があれば加筆することにする。

最終幕では会場あちこちから啜り泣きが漏れるも、なんとなく消化不良な気持ちを抱えつつ、会場を若干早めに出た。







クロボーは予想以上に良かったし、他にとてもよかったところも沢山あるのだけれど、ジュリエット1人でここまで↓な気持ちになってしまうとは。

あぁ、微妙だなー。

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