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あっという間に最終ガラの日が来てしまった。 相変わらず怒涛のような仕事っぷりの合間に凄まじい勢いで遊んでいる私はこの日はかなりへろへろ。 睡眠時間は既に3時間を切っているのでいつ寝てももうおかしくないのである。 しかし、6時間近い長丁場を乗り切らなくては! 目を瞑っては罰が当たりますぞい! 第一部 ---------------------------------------- 「白鳥の湖」第1幕より パ・ド・トロワ 出演:ルシンダ・ダン、ロバート・カラン 振付:グレアム・マーフィー お腹一杯、もういいや。。。。。 うんうん、やっぱりこの手の作品が私の苦手分野だということはよくわかった。 すみません。 「カルメン」 出演:タマラ・ロホ、フェデリコ・ボネッリ 振付:ローラン・プティ 同行の友人Yさんはボネッリには男らしさが足りないと言ってはいたけれど、本来ホセは女々しいオトコなのであるからして、私はボネッリのホセに満足。ここのところ割とオトコっぽいホセばかりを観てきているので何となくボッレのような大柄のダンサーを求めてしまいがちだが、女のために婚約者も家族も、そして仕事まで投げ出してしまうとんでもなく女々しいヤツなのである。 彼の踊りは繊細なんだけどそこかしこにそれなりの力強さもあって私は好きだな。 意外や意外、ロホのカルメンにあまり心を動かされなかったのであるが、きっと彼女があまりに冷たく無表情に淡々と踊っていたからか?それぞれの解釈があるのだと思うが、もう少し悪女を漂わせて欲しかった。 「ダンス組曲」 出演:ニコラ・ル・リッシュ 振付:ジェローム・ロビンス ただひたすら延々と踊るル・リッシュ。 この作品はジェローム・ロビンスというだけあって、なんとなくミュージカルチックに舞台のあちこちを所狭しと駆け巡るのだが、よくもまぁここまで体力が続くものだとびっくり。 バレエという感じはあまりせず、本当に楽しげに踊っている感じなのだが、やはりそこはバレエ・ダンサー。すっと伸びた指先や爪先が時毒はっとするほど美しかった。 彼の踊りには色気がある、、、、好きだな。 「いにしえの祭り」 出演:エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン 振付:ジョン・ノイマイヤー 前日のデュポンの腰の太さにも驚かされたが、今日はブシェの腰の太さにびっくり。 これで日々日替わりで腰の太い女性ダンサーにお目にかかったことになるのだけれど、全体が細いから腰が太く見えるのか、それとも本当に腰が太いのかは未だわからず(ロホは間違いなく太いはず)。 そろそろ彼らペアのコンテに食傷気味。 「ジゼル」 出演:アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス 振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー 素晴しい。。。。 まずマルティネスが現れたときの全身から漂う、ジゼルを失った悲しみ。嘆きのオーラが満々に溢れていて、その立ち姿だけで早くもウルってしまった。マルティネスよ、素晴しすぎます。 そして現れたジゼルを演じるルテステュ。 無表情で、全てを諦めきった表情ながら、彼女からも哀しみのオーラが漂っている。まるで本当の亡霊のように目が虚ろで決してアルブレヒトの方を見ようとしないのだが、PDDの時の、二人が楽しく過ごした時間を愛しむ様が伝わりここでもまたウルルルルル。 ルテステュのトゥ・シューズの音が静かな舞台に響いてしまうのが若干気になってしまったが、それを除くと全てが素晴しく、最後、夜明けと共に真の意味での別れがやってきた時は涙はほぼ滝状態。 彼らの全幕ジゼルが観たい。 第二部 ---------------------------------------- 「ジュエルズ」より "ダイヤモンド" 出演:ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラジーミル・マラーホフ 振付:ジョージ・バランシン 3年前もこれだったよなぁ。。。。。手抜き! たぶんその当時もヴィシの衣装が真っ白じゃなかったのが気になったのだが、今回は更に「生成り」。 マラーホフがダイヤモンドに相応しく真っ白な上下にキラキラした飾りをつけているにもかかわらず、ヴィシの衣装があまりに黄ばんでいるのでみすぼらしく見える。 ってなわけで、難癖つけているうちに終了。 実はこの「ジュウェルズ」もガラ公演で良く踊られる割に、個人的にはどうしても面白い作品だとは思えないのだ。 「カンティーク」 出演:エリザベット・ロス、ジル・ロマン 振付:モーリス・ベジャール Bプロの時からうすうす感じていたのだが、 っていうか、いつも思っていたのだが、 エリザベット・ロスってドラグクイーンと紙一重なナリである。 作品自体は、これも新しいものではないのだが、好きな作品ではあるのでそれなりに楽しむことは出来た。 しかし、今回はコンテがあまりにも多すぎて若干食傷気味なのも事実。 大好きなベジャール作品ですらこの有様である。 「グラン・パ・クラシック」 出演:ポリーナ・セミオノワ、フリーデマン・フォーゲル 振付:ダニエル・オーベール なので、こうしたキラキラのバレエ的作品が来るとほっとする。 ジャジャーン♪というあの音楽の後に金管のほのぼのメロディー。 (失敗するなよ、金管め!) と心の中でエール、ではなく叱咤しながらそのうちに弦が入りまたもやジャカジャーン。 もうこの下りが大好きなのである。 そして2人が前後で揃ってのパッセから回転につなげるところが大好き。 だって、ほら、バレエの王道っぽいと思いませんか? すっかり風格を身につけたこの2人だからますます映えるのだ。 そして2人それぞれのヴァリエーション。フォーゲルのソロでのグラン・ジュテも綺麗だし、セミオノワのパッセ、そしてフェッテしながらどんどん角度を変えて加速していくところも大好き。 最後のジャンジャカした音楽にのせて踊るところは妙にツボ。落ち着く。。。。 そう言えばこの二人の選んだ演目は非常にバランスがよく、どれも全て満足した。 「TWO」 出演:シルヴィ・ギエム 振付:ラッセル・マリファント これも演目を観たとき「手抜き!」と思ってしまったものの、前回は初演ということもあり次に何が起こるか想像もつかないうちに終ってしまったとか、舞台が暗すぎたので良く見えなかったとか、色々な不満があったのだが、今回その全てが解消され非常に満足した。 動くたびに浮き出るギエムの背中の筋肉が圧巻。 「ソナチネ」 出演:オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ 振付:ジョージ・バランシン ということで、クラシックを観たいと思っているペアのコンテほど辛いものはない。 よほど素晴しい作品でなければただ苦痛なだけ。 もう一つ新発見が。 実は私、バランシンが好きじゃないのかもしれない。 出演:マリア・コチェトコワ、ダニール・シムキン 振付:マリウス・プティパ シムキン君、ここでも大活躍。 グランピルエットから速度を落としながら足を下げたり後ろに引いたりする技術は最高でんな。 まだまだ荒削りで技術だけには知っている部分はあるが、若さ満々の輝きで全てを許してしまう。 コチェトコワはシムキン君の陰に隠れがちだが、彼女も相当な演技者であり、相当な技術の持ち主である。サンフランシスコ・バレエ、恐るべし。 これにて半分終了。 いつもは三部までのガラも今日は第四部まで。 しかもその後にはまた更なる楽しみが待ち受けているのである。 体力の限界に挑戦!
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シムキン君、可愛いので見てね。18歳から21歳というニッチな要求にぴったりなのよね。ところで。肌キレイだし。
http://www.juichi-kobayashi.com/diary/index.php
2009/8/17(月) 午前 1:04 [ naljyaryn ]
naljaryn、シムキン君は本当に可愛いよね。
ラビットちゃんみたい〜。
十市さんもお年は召したけど(笑)少年のようで素敵だわ、と思いました。ジルも来日してたし、やっぱりいらっしゃってたのね。。。。
2009/8/18(火) 午前 7:05
1部は、最後のジゼルに感動しました!ガラなのに、あそこまで気持ちが入れるなんて、凄い!!!振付&演出もよかったですね〜!さすが、マルティネス!
2部は、グランパと海賊が印象に残りました。Bプロでも思いましたが、ポリーナ&フォーゲル、カワイイキャラだけじゃなく、こういうオトナっぽいのも似合うって分かって嬉しい新発見でした!黒のチュチュにびっくり!
シムキン君の海賊は、もうお祭りでしたね(笑)
2009/9/6(日) 午後 0:49
YUKIさん、
私ね、本当にマルティネスってなんといいコリオグラファーなんだろうって思います。多少の方向性の違いはあっても、観客が楽しめる演出をしている、という点で熊川さんに相通ずるものを感じています。
セミオノワとフォーゲルは今回一番見直したペアです。
、、、、だけど次に来るのが東バと抱き合わせじゃなかなか観に行く気が起きないのがね。。。。
大好きなゴメスもそんな訳でチケットに手を出せないでいます。
2009/9/6(日) 午後 10:18