Bravo!! がんちゃん!!

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第3部

「海賊」  ナターリヤ・オシポワ、レオニード・サラファーノフ
  振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ

サラ、ここでもまだ調子は完全ではないけれど、グランピルエットの美しさは相変わらず。
しかしそれよりも何よりも、オシポワの羽のように軽いジャンプ、ポール・ド・ブラの柔らかさ、シェネの素晴しく安定して美しいのにうっとり。
この2人ペア組んで欲しいなー(つまりオシポワ嬢、マリインスキーへ、、、、、うふふ)、なんて思ってしまうのであった。


「ル・パルク」  ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラジーミル・マラーホフ
  振付:アンジュラン・ブレルジョカージュ/音楽:ヴォルフガング・A.モーツァルト

久し振りに観たけれど、以前観たときのほうが印象深かったような気がした。
今回この2人もAプロに引続きBプロもコンテで押してきたのが残念。


「ブレルとバルバラ」  エリザベット・ロス、ジル・ロマン
  振付:モーリス・ベジャール/音楽:ジャック・ブレル、バルバラ

うーん。
本当に本当にベジャール作品は好きだし、エリザベット・ロスもジル・ロマンも大好き。
だけれど、そろそろコンテに食傷気味な頃合に差し掛かってきた。
とてつもなくいいコンテ以外は受付けなくなってきている。。。。


「エスメラルダ」  タマラ・ロホ、フェデリコ・ボネッリ
  振付:マリウス・プティパ/音楽:チェーザレ・プーニ

いやはや。
これはロホのためにあるといっても過言ではないかもしれない。
なんと言っても彼女の強靭なコアが如何なく発揮できる作品であると同時に、Aプロのコンテで既に消化不良を持て余していたので大喜び。
なにしろ、もしかしたらサポートがなくても一生1人出回り続けていられるんじゃないかと思うほどの回転も凄ければ、トゥで足を上げてもびくともせず、涼しい顔で「きっ」とメンチをお切りになるんですもの。これが喜ばずして如何致しましょうか。
ボネッリはロホの陰にすっかり隠れてしまったものの、技術も以前より向上しているし、あとは頑張ってオーラを出しましょうというところか。
そう言えば、彼を初めて生で観たのは、一昨年の来日公演で、私の大好きなジョナサン・コープの最後の舞台だと期待満々で行ったのにやむなく降板、、、、しくしく。けれどそう言えばボネッリが代役をつとめたんじゃなかったっけ?既に記憶が曖昧だけど。。。。そしてその後の新国立での「シンデレラ」も彼が王子様だったような。
当時はまだまだ弱々しかった印象があるんだけど、すっかり男らしくなっていい感じ。但し見せ場がロホに押されてこれといって印象に残らなかったのが残念。



「オネーギン」より第3幕のパ・ド・ドゥ 
マリア・アイシュヴァルト、フィリップ・バランキエヴィッチ
  振付:ジョン・クランコ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー

ついこの間のシュツットガルト・バレエの来日公演で涙を流したペア。
大好きな作品で大好きなこの2人をもう一度観ることが出来て純粋に嬉しい。
ガラ公演なので本当に本当に最後のシーンだけ。それなのに泣けた。
あの来日公演で、たった一公演しか観なかったことが悔やまれてしょうがない。
作品自体も素晴しいけれど、演じるアイシュヴァルト、バランキエヴィッチの素晴らしい演技にまたしてもやられてしまった。

「ドン・キホーテ」  スヴェトラーナ・ザハロワ、アンドレイ・ウヴァーロフ
  振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス

やはりザハロワのキトリは好きじゃない。
けれどもウヴァ様のノーブルなバジルに大喜び。
さすがにウヴァ様ほど身長があるとザハロワの長身も全く気にならず、逆に可愛らしくもある。前回この2人のドンキを観たのは新国立だったが、バックのちいちゃな日本人ダンサーの中、二人がガリバーみたくて滑稽を通り越して悲しかったのだが、今回はガラ公演で2人だけなので何とまぁバランスのいいカップル。
でも、彼女のキトリは嫌だ。




しかし何より腹立たしいのがオケ。
Aプロもそうだったが、散々な演奏である。
本当に信じられない!!!!!
ここまで間違えると、「手抜きか?」と疑いたくもなる。


そして今日も何度も「ぶっ殺す!」と心の中で罵り倒したのであった。
本日は9/1。
すっかり記憶も薄いのだけれど何とか駆け足ながらレポします。
さすがにもう誰も興味なし、、、、ってか?



第1部

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」 マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス
  振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー

ヌニェスは本当に表現力のあるダンサーだと思う。
身体もしなやかだし技術も高い。舞台に出てきた瞬間に華のあるのがわかるし、昨年も主役をつとめていなくても彼女に目が行ってしまう、そんな魅力のあるダンサーである。
この「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」は彼女のイメージではなかったのであれ?とおもったが、どうしてどうして。とても可愛らしく素敵に演じていた。
その時には全く感じなかったのだけれど、ソアレスは若干身体が硬いような印象を受けた。何をするにしても、肩が必要以上に上がってしまうのが気になってしょうがなかった。
それでも彼のサポートとリフトは安心で、2人がしょっちゅう見つめ合っては笑顔全開でラブラブ・オーラを発散する、そんなパートナーシップが微笑ましくてついつい表情を追って見入ってしまった。


「コッペリア」 ヤーナ・サレンコ、ズデネク・コンヴァリーナ
  振付:アルテュール・サン=レオン/音楽:レオ・ドリーブ

コンヴァリーナは何となく気になるものの(ドスンドスンしている割には結構な技術屋さんなのだ)、どうしてもサレンコが好きになれない。
こんなことをいっては祖母に怒られるかもしれないが、あの、祖母にそっくりな顔が踊っていると、、、、ま、それはともかく、何より『技術はあるのに華がない』というのが大きな理由か。。。


「アレクサンダー大王」 ポリーナ・セミオノワ、フリーデマン・フォーゲル
  振付:ロナルド・ザコヴィッチ/音楽:ハンス・ジマー

最高、素晴しい!
2人の肉体、踊り、表現のどれもが研ぎ澄まされていて、あれ?この2人こんなにうまかったっけ?と思ってしまったほど。
衣装がこれまた2人にピッタリで、ギリシャ彫刻のような身体に当時の勇者のようなコスチュームのフォーゲルに、長いスカートに黒のビスチェのようなトップスのセミオノワ。2人とも浮き出た腹筋が強烈で、バレエダンサーの身体の強靭さ、それなのに非常にしなやかなその身体全てに改めて敬服。
今回のこの世バ・フェスでの収穫の一つがこの2人のペア。
数年前のドタドタヨロヨロが嘘のように、素晴しく素敵なのである。
技術の確かさもそうだけれど、2人の表現力、2人のパートナーシップが妬けてしまう位素晴しくてたまらずブラボー(但し勇気がないので心の中)。


「海賊」より "寝室のパ・ド・ドゥ"  シオマラ・レイエス、ホセ・カレーニョ
  振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ

カレーニョは跳べなくても、回転が以前より不安定でもノーブルなのには変わりなし。
なんといっても彼のリフトとサポートの確かさにはいつもいつもどんな時でもうっとり、溜息なのだ。今年は最後かも、今年は、、、なんて思いながら数年経ってもまだ現役の彼だけれど、彼はやはりコンテよりクラシックの人なので、いつまでもクラシックを踊り続けて欲しい。
レイエスはごめんなさい、、、、、やはり好きになれないかも。
ABTの女性ダンサーは大味だなぁ、、、、。


「白鳥の湖」より "黒鳥のパ・ド・ドゥ"  上野水香、デヴィッド・マッカテリ
  振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー

ごめんなさい!もう勘弁してーーーーーーっ!もうやだやだ。
なんで彼女がこのフェスティバルに出るのか、、、、きーーーーっ、もう我慢ならないっ!
彼女の甲って人工的な感じがしてならないのだけれど、じっと見ていたらこつんと蹴躓いてしまった。
それにしてもマッカテリも損な役回りでんな。。。。

「パリの炎」  マリア・コチェトコワ、ダニール・シムキン
  振付:ワシリー・ワイノーネン/音楽:ボリス・アサフィエフ

そんな私のストレスを吹っ飛ばしたのがこの2人。
とにかく2人ともパワー全開。
技術も出るわ出るわ繰り出すわ。既に噂は広まっていると見えて、彼らが登場してきた時の熱狂振りといったらそりゃもうハンパじゃなかった。始まってからもヤンヤヤンヤ、ヒューとかうわぁ、とか禁断と声出しマダムが大勢。だけれど世界バレエなんだから。ガラなんだから許しちゃう。
それほど2人の技術の高さを見せ付けられた。さすがガラの王道「パリの炎」。シムキン君の背中の柔らかさが抜群に引き立った作品だった。
2人の若くて溌剌とした踊りがもう可愛すぎる。
何だかお祭りモードが高まってきた。


 
第2部

「ナイト・アンド・エコー」 エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン
  振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:イーゴリ・マルケヴィッチ

とても素敵なコンテでノイマイヤーっぽい。
だけれど、Aプロに引き続いてコンテの2人なので、もう少し違った作品を持ってきても良かったかもしれない。


「スリンガーランド・パ・ド・ドゥ」 アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス
  振付:ウィリアム・フォーサイス/音楽:ギャヴィン・ブライアーズ

文句なしに好きなこの二人。この作品も2人がぴったり合っていてとても良かった。
この2人はクラシックもいいけどコンテンポラリーもいい。
マルティネスなんて普段はあんなに面白いのに急にシャープになるんだもの。
ルテステュは普段どおりのクールな感じで淡々と踊っているのだけれど、終わった後に見せる笑顔がとてもチャーミング。


「白鳥の湖」第3幕より  ルシンダ・ダン、レイチェル・ローリンズ、ロバート・カラン
  振付:グレアム・マーフィー/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー

うーん、今回はオーストラリア・バレエは好きになれなかった。
そもそもストーリー性のある、クラシックを現代ものにデフォルメした作品をばかりを今回持ってきているのだが、ガラで見せるにはちょっと無理がある。余計に中途半端になってしまう感が拭えない。
ちなみにダンサーが揃いも揃って魅力がない。ルシンダ・ダンは重鎮の割りに見事なまでに魅力がないし、カランはリフトのために呼ばれただけか?的な役回り。

「マノン」より第1幕のパ・ド・ドゥ  アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー
  振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ

いやいや、コジョカル嬢はパワーアップしてますな。
怪我からカムバックしてきた彼女だけれど、その間何をしていたのだろう?何が出来ていたのだろう?といい意味で思ってしまうほどの安定ぶり。それどころか以前にも増して感情表現が豊かになっているではないか。
以前からも感情表現には長けていると感じてはいたが、可愛いらしさがまずは前面に出ていたように思う。
今回は「女」らしさを増し、コボーと踊っていても守られているだけではない凛とした強さが漂っていた。


「アパルトマン」より "ドア・パ・ド・ドゥ"  シルヴィ・ギエム、ニコラ・ル・リッシュ
  振付:マック・エック/音楽:フレッシュ・カルテット

面白い。
二人だからこその作品と言えるかもしれない。
その時は気付かなかったのだが、マック・エックと知って納得。


「ベラ・フィギュラ」  オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ
  振付:イリ・キリアン/音楽:アレッサンドロ・マルチェッロ

デュポンのウエストの太さに目が行ってしまい、殆んど記憶なし。
残念。
つまりは好きな作品じゃなかったのだと思う。

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