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※おやつに食べたマンゴー&パッションフルーツゼリー。寒い時に暑い国のものは食べるなと、 |
編集手帖
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仕事にまつわる話あれこれ。
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超久しぶりにこの書庫を開けた。 何なの編集手帖って(笑)。 最近はこのタイトルにピッタリこない仕事が多いので、ここに入れるかどうか・・・ みたいな下らんことで悩んで、飽きて、寝てしまう〜〜の繰り返し。 今年はとにかく自分の時間を確保するために、 (今まであるもの以外は)仕事を入れないことにしていた。 カラダもしんどいし脳みそもイカレ気味だし(これは前から)、ええ寄る年波ですよ、そう。 少しゆっくり生きてみようじゃないかと、そのマネごとでもしてみようじゃないかと、 それって何かカッコよさそうじゃないかと、 と、と、と、、、思っていたんだけども・・・ どう言うかなあ、やっぱり貧乏性というか、マネは真似でしかないというか。 そいうことは長続きはしないんですな。いわゆる性に合ってないってやつですよ。 フリーだから出社拒否はできんしなあ、おまけに断るのが非常に下手ときているから、 とうとういくつか仕事を入れてしまった(しまった!!)。 昨日、来年からの新たな仕事の打ち合わせで、某新聞社の女性記者と会った。 彼女とは以前、会ったことがあって、気さくでとってもいい感じのヒト。 まあ話はそこそこ盛り上がって、生き方の話にまで及んだ。 ババロアさんの座右の銘とかあります? の質問に、とっさに 「正直・誠実・勤勉」ですよ、これっきゃないです! と言ってしまって、胸が痒くなった。はは・・・ 実は座右の銘とか、まったくなくて(笑)、 これは大好きな俳優さんがインタビューで言ってた言葉なんだよなあ・・・ まあ、話半分でスルーしてくれるだろうとカルーク考えていたら、 なんと、その記者さん、 「私も忘れないようにメモっとこう」って、手帳に書くじゃないか(あわわ)。 精進します・・・ 先日、ある審査のために美術館に行った。 これも、もう引き受けたくないと思っていた仕事で、でも何だか断り切れず・・・ とにかく何であれ「審査をする」「順位をつける」みたいなことが苦手で苦手で。 どんなものも、つい「いいとこ探し」をしてしまうので、ぐちゃぐちゃになる。 でもって、マニアックなもの好きときているから、一般との乖離が激しいんじゃないかと思っていて。 その実行委員の人は、選んだ作品を不思議そうに顔を斜めにしながらじーっと見てたけどね(笑)。 しーらないっと。 向いていないんだからこういうのに。 〇〇賞とかナントカ賞とか、まったく興味ないんだもの(昔から)。 あ、でも、一生懸命選んだんですよ、ええ、これでも。 そんなこんなで、更迭、いや鋼鉄ババロア号、 ポンコツながら修理もせずに、相変わらず自分勝手な自己中満載で走っておりまして。わははは。 ※夏の日の軽いランチ。ネイちゃんとふたりで。 |
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昨日からお腹の調子が悪い。 胃腸はけっこう丈夫なので、めったにこんなことはないのだけれど。 原因はわかっている。 ある所の接待を受けて、フレンチ(たぶん)のフルコースをご馳走になったからだ。 食べすぎたのだ。 残してはマズイと思って。 いや、食はそんなに細い方じゃないから食べられる気でいた。 しかし、若くないんだよねやっぱり。 もう、無理。肉も魚もあるフルコースなんて、無理。 さらに。 そこからの仕事の依頼は、かなりハードルが高く。 受けるかどうか迷っているうちに話が進んだ。 帰り際、「代表がレストランで待っているからぜひ、お食事をご一緒に」と、 担当の方に言われたときに、断ればよかったんだけれど。 なんとなく、できなかった。 だって、いいものを作りたいという熱意に満ちた方々で。 おざなりが「これ食べてしまったら、もう断れませんね」と、そっと私に耳打ちした。 その代表の「ぜひ、あなたがたにと私が頼んだ」というひとことはダメ押しとなって、 赤いレアのステーキが喉もとにつかえた。 若い時なら、この「ぜひ、あなたがたに」発言は「よっしゃー!」と喜んだだろう。 しかし。 今の私には、これが何ともうっとおしい←こらこら いやいや、凡人であるからして(謙遜ではなく)どんなにのたうちまわって企画を考えていることか。 かるーく禿げるよ。 この苦しい作業をするモチベーションをどこから持ってこようか。 この歳になると、熱くなるのもなかなか難しいのだ。 (だからゲージュツカは凄いと思える) さらに。 納品まで時間が、ない。 さらにさらに。 制作費の話までできなかった。 素人にこの制作費の話をするのは、難儀だ。 クライアント直接の仕事は、大方みんな素人だから、 業界の当たり前の制作費に驚かれること、しばしば。 (ここらへんで、大嫌いな広告代理店とやらの存在理由を再認識するんだけれど) さらにさらにさらに。 熱心な相手というのは、時に困難を上乗せする。 相手の勝手に作った脳内イメージを再現するのは、ほとんど無理だからだ。 素人は、だいたい欲張りだ。 持ち得るすべてのアクセサリーを付けたがる。(ことが多い) デザートで食べたシフォンケーキもアイスクリームの味も、まったく憶えておらず。 ただ、煮詰まったような苦味の強いコーヒーはまずくて、全部飲めなかった。 どんな会話をしたかもうろ覚え。 頭の中はグルグルと「どうしよう」という言葉だけが渦巻いていて。 でも、でも、いい人たちだ。 どうしよう・・・ 私に魔法が使えると思っている。 どうしよう・・・ きっとすごいものを期待している。 どうしよう・・・ なんか、もうハードな仕事をやりたがらない自分がいる。 でもねー、家賃払わないといけないし、お米買わないといけないし、 何よりアリヤをつくらないといけないし・・・ お腹が・・・イタイよ・・・ ああ、切ないよ・・・ |
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引きこもり中。 理由は寒いから。 いや、あったかくても暑くても、緑の風がさわさわ吹いても、 家の中がいちばん好きでありますゆえ。 引きこもり組のひとり、ヒロさんが家に遊びに来た。 ヒロさんのことはずいぶん前に書いたけれど、以前の仕事仲間だ。 彼女は優秀な編集者であり、記者である。 「ライター」ではなく「記者」である。(私の気分として) 彼女の父上が新聞記者だったこともあるからだろうか、 彼女の書く記事は“裏”の取り方が非常に的確だ。 ここには能力と実力が出る。 まず“裏”に気づく必要があるからだ。 検証せずとも、テクニックに頼ってそれなりに書けるライターはたくさんいるけれど、 それはどうしても薄っぺらいし、説得力に欠ける。(ことが多い) 実は書くことが苦手で文章が下手くそだから、事実関係をしっかり調べないと書けない。 と、以前、彼女が言っていたことを覚えている。 それだけで彼女はすでに、この仕事のなんたるかを手に入れているようなものだ。 事実と検証は、オリジナルへの入り口だ。 ヒロさんは両親の介護のため、長いあいだ第一線から遠ざかっていた。 母親が先に逝き、3年前に父親を看とり。 自由になるまでに十年以上の歳月を費やした。 ここ3年すごーくぼんやり暮らしていた。 毎日、家のことして、はな(彼女が飼っている柴犬)の面倒見て、 こういう日々がすごく楽しい。 でもね、このままいくと気が付いたら80になっていた、となるのもヤバイかなと。 だから、某新聞社に企画を持って営業に行ったと、それが採用されそうだと、 嬉しそうに話しているヒロさんを見て、心から「よかった」と思った。 私もおざなりもヒロさんが書く文章がとっても好きだ。 仕事がらみじゃなくてさ、いち読者として、ファンだからね。 と言うと、びっくりしたような顔をした。 そうよね、知らなかっただろう。私たちがそう思っていたことなんて。 一緒に仕事していて、こんなクサイ台詞は言えんだろーが。 これが復帰のお祝いの言葉だよ。 と、胸の中でつぶやく。 帰り際、「うちの周辺でいちばんおいしいパン屋さんのパンよ」と、お土産をくれた。 うわわっどこの? って聞くと、ニンマリ笑ってヒロさん。 「ふふふ、ワタシが、焼いたの」 うそやろー!!! って言葉が、口をついて出たのには理由がある。 一緒に仕事をしていたころのヒロさんはといえば、料理はおろか家事などやらない人で、 女性が好みそうなものにはまったく興味を示さず、 コンビニに行けばスポーツ新聞を買ってくるような人だった。 服装もヒラヒラしたものを着たのを見たことがない。 黒やベージュのセーターにパンツ、というのがお決まり。 それはスリムなカラダによく似合っていた。 学生時代に熱心に聴いた曲は、クールファイブや八代亜紀などバリバリの演歌。 ヒロさんはとってもユニークで面白い。 ヒロさんは渋くて知的でカッコイイです。 と、よくおざなりが言っていた。(私も同感。) ある意味、ヒロさんは浮世離れしている。 そんな彼女が十年以上も家事いっさい引き受け、親の介護をしていたなんて。 これもにわかに信じがたい話ではあった。 不器用ながらも精一杯やっていたヒロさんは、とうとうこんなパンまで焼けるようになったんだ。 ヒトは本気になれば、何だってできるのかもしれない。 本気は、自分が何を大事に思っているか、を同時に認識させてくれるものなのだ。 ヒロさんが焼いた心づくしのパンは、長い長い発酵の時間を経て、芳しい風味を漂わせていた。 ※ヒロさんのパン。フォカッチャとレーズン入りハード系のパン。柚子のマーマレードもお手製。
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あー、いやだいやだ。 |


