先日 『 本当のエコを考える 地球紀行 〜 明日へのチカラ 』という特番を見ました。
≪オーストリアで一番美しい’といわれる村≫ や
≪日本最後の楽園・小笠原諸島の危機≫ など、4つの地球旅行で構成されていました。
今の時期、とても訴求力のあった番組だったと思います。
ゼウスの杖が放ったイカヅチのような、未曾有の震災がおきたことをキッカケに、
‘経済の発展のためなら何をしても良かった、という拝金・物質主義からの脱却へと
日本人の意識も少しづつ変化してきているのかもしれません。
そんな風潮を押し付けがましくなく後押しするような番組でした。
‘嵐の相葉くん’が取材したブータンも良かったですが、
私は 多部(未華子)ちゃんの行った知られざる国・キューバ が一番印象に残りました。
(昨年末、玉ちゃんが行った国でもありますが、だから、というわけではありませんよ・笑)
= 番組を見ていない方のために、内容を大まかに書きますね。 =
20年前まで、それなりに豊かさを享受していたキューバが、1991年に国家的危機を向かえる。
同じ社会主義国として支援してくれていたソ連が崩壊し、突然物資の輸入がストップしたため。
石油・食料品・日用品・・8割近くのものを輸入に頼っていたため、
国内は一日にして大混乱、街からありとあらゆるものが消えた。
当時の最高権力者であったフィデル・カストロ(前議長)が
ピンチをチャンスに変えるべく一大決心。
国のあり方そのものを見直す政策を打ち出した。
それが『スペシャル・ピリオド』
≪ 贅沢な浪費をもっと少なくすることが何よりも大切なこと。≫
≪ 環境を壊すライフスタイルや消費習慣は、これ以上続けてはいけない。≫
物が入ってこないのだから、今あるものを大切に使おうと、リサイクルを根付かせる。
使い捨てライターの修理屋さんは街のいたるところに。もちろんそれ以外の修理のプロもたくさん。
花屋のポットもジョーロも、ペットボトル。食品の陳列容器も洗って使いまわし。
乗車人数が揃うまで出発しないタクシーや、ヒッチハイクをも国家がシステム化。
そのタクシーのほとんどが60年以上も前のクラシックカー。
一日中流される節電CM。 国から各家庭に支給される省エネ電球。
昼間、光を取り込むために壊され、ポリカーボネートの板が張られたレストランの屋根。
自国でのエネルギー開発。 自然界の太陽光や風力を最大限に利用。
石油などの資源に頼ることなく持続可能なエネルギーを作り出すための国家をめざし、
自然エネルギーを活用する2万7千もの施設を運営。
立ち行かなくなった農業は、輸入に頼らない有機農業への大転換。
自然のトラクター(←牛)に、堆肥を早く作り出す大量のミミズ(と多部ちゃんの悲鳴・笑)。
農薬や化学肥料が無いので、有機栽培で。
この方法がまたすばらしく今や世界トップレベルの技術。
こうしてキューバは 見事に大量消費国家から一大エコ国家への大転換を遂げたという。
これほどの節約でも、街の雰囲気は暗くなるどころか、
街の人々の表情もこれぞラテン。底抜けに明るく陽気(^^)
今年2月に放送された ≪地球大紀行 玉木宏・情熱カリブ躍動紀行≫ を見直してみました。
玉ちゃんもこの地、キューバのハバナで 2010年大晦日〜2011年元旦 と年越しをしたんです。
あの番組の時間ないでは、到底語り切れるはずもなかった、この国の背景が少し見えてきたような。。
あの、かなり地味に思えた‘年越しカウントダウン’も何故そうだったのか。。。
玉ちゃんも、現地でコーディネーターさんから
きっとこの国のたくさんのことを教えてもらったのだと思う。
玉ちゃんのナレーションのこの言葉。(玉友Hさんも以前ブログで取り上げておられましたが)
≪ いつか手に入れたいものを欲しがるのではなく、今あるものを大事に大切に使い続ける。
充分ではないけれど笑顔で暮らす人達。僕はあらためて大切なことに気が付いた ≫
あらためてこの言葉の重みを感じます。
日本も今、国家的危機に直面している といっても過言ではないと思います。
キューバまでの究極の状況ではないにしても、
キューバみたいに極端なことまでしなくていいにしても、
(社会主義国と資本主義国・・もともとの土台も全く違いますしね)
このたびの震災をきっかけに、日本国民も腹を据えて、
わが国なりの『未来の見据え方』を模索したり、
日頃の生活の見直しにも取り組まなければいけない時期が来ているのかもしれません。
『先を見据えて、今を生きる』 旅を終えた多部ちゃんの感想。
この『先を見据えて・・・』という言葉は、他の国のコーナーでも何度も出てきました。
≪GNH=Gross National Happiness (国民総幸福量) ≫
経済的な豊かなだけではなく、精神的な満足度を優先させる、というブータンの政策。
便利な文明をしっていても、あえてそれを求めない国民。
それは幸せがどこにあるのか知っているからだと思います。
そして、この政策を始めたブータン首相の言葉。
『私たちの体は自然の要素で構成されている。
もし自然が破壊されたら、私たちの身体も持ちこたえることが出来ない』
ひな壇の船越英一郎さんも言ってたけど、本当に心ににすんなりと入ってくる言葉ですよね。
キューバの指導者、ブータンの首相・・・・
国民をちゃんと引っ張ってゆくTOPがいてこそ、今の国の姿がある。
それに引き換え日本はどうなんでしょう・・・(−−;)
こういう時にこそ、ぶれない指導者があらわれて欲しいと切望してなりません・・・・!
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