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No.54_Saison Dupont

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今宵はSaison Dupont(セゾン・デュポン;ベルギー/エノー州)を飲みました。容量330mL、アルコール度数6.5%、原材料:大麦、ホップ、糖類。セゾンビール(※)。

ヨーグルトのような香りとスパイシーな香りが際立っています。味わいは、確かな麦の美味しさと、口に含んだときから飲み込むまで一貫して舌の奥で感じる苦味とが心地よく、酸味も若干あります(しかし、他のセゾンビールに比べて明らかに弱い)。甘味は非常に抑えられています。大変うまい麦酒です。

セゾン・デュポンの泡はきめ細かく、発泡性が強いことで有名なのですが、デジカメの電池が切れてしまい、充電していたら素晴らしい泡立ちが無くなってしまいました。。。。。無念(T_T)。

セゾン・デュポンを醸造しているのは、デュポン醸造所。前身は1844年からセゾンビールを作っていたリモー農園醸造所(La Ferme-Brasserie Rimaux)。リモー農園醸造所では、蜂蜜の入りビールも造っていて、好評を博していたようです。その後、1920年に農業技術者ルイ・デュポン(Louis Dupont)が買収し、以後デュポン一族がデュポン醸造所として経営を行っています。

有名なエピソードですが、ルイ・デュポンがナダに農場を購入し、移住しようと考えていたところを、父のアルフレッド・デュポン(Alfred Dupont)が彼をベルギーに引き止めるためにリモー農園醸造所を買収したのだとか。以後、家族経営が行われ、現在のオリヴィエ(Olivier)で4代目です。

デュポン醸造所では、セゾン・デュポン以外にも、セゾン・デュポン・バイオロジーク、モアネット・ブロンド、モアネット・バイオロジーク、ボン・ヴー、モアネット・ブロンド、モアネット・ブラウン、ベルイユ、セルベシアなど、多数の名麦酒を輩出しています。

デュポン醸造所に関しては↓
http://www.belgianexperts.com/miel.php
http://www.belgianexperts.com/Dupont.php


※セゾンビール:
ベルギーのワロン地方で作られるボトルコンディション(瓶内発酵)ビール。「セゾン(Saison)」とは季節のこと。元来は、農家が夏の畑仕事で渇いた喉を潤すために冬から春先の農閑期に仕込んでおいた自家製ビール。歴史的には、季節労働者の雇用条件の1つとして、セゾン・ビールが取り扱われた経緯もあります。
水代わりに飲むためのビールなので、ややアルコール度数が抑えられている。一方、低アルコールだと保存性が悪くなるので、高温でマッシング(モルトの澱粉から発酵性の糖を抽出する糖化工程)して、発酵しない糖分の抽出量を多くし、乳酸菌(他の菌による腐敗防止に役立つ)で酸味をつけると共に、ボトル内で二次発酵をさせて保存性を高めた。元来は、若いビールと老いた樽発酵の酸味あるビールをブレンドしていたともされています。
また、保存性を高めるために大量にホップやスパイスを加えたという点でも特徴的(これは若いビールについていえる)。それも生姜とか、薬用植物とか、黒胡椒とか・・・風変わりなのも多いのです。
ビアスタイル・ガイドラインに「風味の特徴については、地方や醸造所ごとに昔から大きな違いが見られるため、一概に規定することはできない」とあります。
手元にある「Farmhouse Ales」という著作では、今日のセゾンとは一線を画すために、あえて“Classic”Saisonという、言い方をしており、それらはアルコール度数を4〜6度としています。ちなみにビアスタイル・ガイドラインでは、4.5〜9%とされています(9%は無理がある気もしますが)。

Markowski P. Farmhouse Ales, Brewing Publishers, 2004
F. エクハードほか. 『世界ビール大百科』田村功訳. 大修館書店、1997 参照

  • セゾンビールが衰退しなければ良いのですが。 地元での販売が思わしくないようなことを聞いてます。 素晴しさを多くの人に伝えて存続させなければいけないですね。

    [ ala**th20*0 ]

    2007/1/4(木) 午前 3:38

    返信する
  • なんと、「地元での販売が思わしくない」のですか。これは知りませんでした。。。。本当にこの素晴らしさを多くの人に伝えなくてはいけませんね

    [ brillat savarin ]

    2007/1/4(木) 午前 3:44

    返信する
  • 麦酒作りは家族経営でおこなわれているところが多いのですね。 なんか人情が麦酒に詰まっていそうな感じがしますね。

    [ bam*e6*0729 ]

    2007/1/4(木) 午後 4:48

    返信する
  • bamseさん そうなのです、良い麦酒を家族経営で小規模に作っているところが多いのです。特にベルギーはそうですね。でも、ベルギーでさえも、1900年には3,223も醸造所があったのに、1920年には2,013、第二次大戦後の1946年には755、1983年には134、2000年には113に減少しているのです。http://www.brewersofindianaguild.com/education-HISTORY.html やはり有名な麦酒を造っている著名な醸造所でも経営は厳しいのですね。。。。

    [ brillat savarin ]

    2007/1/4(木) 午後 7:32

    返信する
  • 旨そうなビールですね。乳酸菌の影響と言うことは自然酵母を使用しているってことでしょうか?

    ジン君

    2007/3/22(木) 午前 7:24

    返信する
  • ジンさん、狙って純粋培養したものを入れているわけではないと思いますが、そんな香りがしました。この麦酒は非常に美味いです。是非お試しさい!!

    [ brillat savarin ]

    2007/3/22(木) 午後 10:11

    返信する
  • Osakayaさんでリピートして買っております。お気に入りのビールです。

    imo

    2008/9/18(木) 午後 4:34

    返信する
  • imoさん、このビールは美味しいですね! 私もお気に入りで、よく飲みますよ。

    [ brillat savarin ]

    2008/9/18(木) 午後 10:12

    返信する
  • 内緒さん、そちらのゲスブにコメントいたしますね。

    [ brillat savarin ]

    2009/11/1(日) 午後 10:30

    返信する

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