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▼本文引用1(鬼謀の人より) ただ、益次郎は歴史がかれを必要としたとき忽然としてあらわれ、その使命がおわると、大急ぎで去った。
司馬遼太郎氏の言葉の重みに圧巻。竜馬もそのように描かれていました。信長や竜馬などいわゆる「革命児」は歴史が意図をもってその人をコマとして登場させるの?と思わせるところはあるある。司馬遼太郎氏の小説は、歴史が行った事をわかりやすく(時代背景の解釈を付記してくれて)後世の人に教えてくれる。この人(村田蔵六=後の大村益次郎)は「花神」で長編として再度書かれるみたい。そちらは未読なのでチェック!「鬼謀」とは辞書を検索すると「人が思いも及ばないような、すぐれたはかりごと。」とでる。「鬼のはかりごと」とはまたすごい言葉。神秘的でさえある。 ▼本文引用2(人斬り以蔵より) (武市半平太との会話)
岡田以蔵の最後は無宿人(人別帳から名前をはずされること)で梟首。無学でいる事は罪なのか?人間として尊重される条件は何なのか?小説の書き出しは「不幸な男がうまれた」。まさに一言で彼の人生を語るとこれ以外はなし。が、以蔵にとっても殺人は神聖であった。かれ自身、自分の正義や論理を口で表現することはできない。殺人で論理を表現しているつもりであった。それをなじられては、志士としての以蔵は立つ瀬がないではないか。 「天誅です」 と、以蔵はすがりつくようにいった。が、飼いぬしの目は冷たかった。 「それはわれわれのいう言葉だ」 (勝海舟との会話) 「人を殺すことを嗜むようだが、やめたほうがいい」 以蔵は、これにはおどろいた。自分が仕えている飼いぬしたちは、なぜそろいもそろって意外なことばかりいうのか。以蔵は不満であった。 「勝先生、しかしあのとき拙者が敵を斬らねば先生はいまここで歩いてはいらっしゃいませぬ」 ▼本文引用3(言い触らし団右衛門より) (好きだった団右衛門が戦死の後のお妙の行動)
好きな人が目の前からいなくなっちゃった時にふっとよぎる「消極的な自殺」「未来に関してのあきらめ」。すごいわかる・・・気持ち。疲れていた。わらに顔をうずめがなら、いっそとがめられて、殺されたほうが、これから生きつづけてゆく面倒がなくてよい、とおもったりした。 ▼購入きっかけ PS2のゲームから、すっかり新撰組ファンになっちゃった。(大河ドラマは好みにあわなかったけど)新撰組ファン推薦の1冊「燃えよ剣」を読んで、これまたどっぷりと「司馬遼太郎」「幕末」にもはまっちゃって購入。 ▼雑記
この時代は男の人の活躍がとても面白い。現代の男のコは命をかけるものがなくて可愛そうって言ったら怒られました。(ごめんね)殺人鬼みたく言われていた岡田以蔵のイメージが変わった。日本史って大嫌いだったんだけど、この年になると変化するのね。 (歴史小説ファン以外でも楽しめる度:★★★★★) |
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はじめまして、コメントありがとうございました。 私も、燃えよ剣に始まり、「司馬遼太郎」を読みあさっています。 今年こそは、司馬遼太郎記念館へ行ってみたいと思っています。 (結構近くにあるんですが・・・) 壁に竜馬の写真が浮き出てきたそうです。「みたい!」
2005/8/1(月) 午後 7:52 [ set*ubi*ek*ei*a ]
こんにちは。司馬遼太郎は、もう27年ぐらい読んでいるのでしょうか。エッセイもお薦めです。
2005/8/1(月) 午後 8:53
はじめまして。「司馬遼太郎記念館」なんてあるんですね。知らなかったです。(うわ、うちからは遠い)もし行かれた際は、感想などをブログでお聞かせいただければ・・m(_ _)m
2005/8/2(火) 午後 1:58
>太郎さん、エッセイは読んだことがありません。今度お勧めなどを教えてください。
2005/8/2(火) 午後 2:05
本を読まない私が、苦無く読めたのが司馬遼太郎と星新一(一貫性はないのか)。 ここ数年、まったく本を読んでない・・・。
2005/8/2(火) 午後 3:37 [ kab*may* ]
こんばんわ。「花神」で書かれている大村益次郎(文中では、村田蔵六に統一)というのは、本当に仕事中心の面白みのない男なのですが唯一シーボルトの忘れ形見イネとのロマンスは、なんかくすぐったいようなじれるような関係がたまりません。 司馬さんはこの作品を大変気に入っていたようで、自分の書いた村田蔵六こそ正真正銘の村田だと豪語したくらいです。 司馬遼太郎記念館は去年の夏初めて行きましたが、庭から見える書斎が亡くなった当時のままだったのが印象的でした。
2005/8/3(水) 午後 11:07 [ 江戸厳愚(えどごんぐ) ]
kabamayu、すごい取り合わせだぁ(笑)両氏ともそれぞれのジャンルの大御所ですな。
2005/8/6(土) 午後 4:46
edothinさん、コメントありがとうございます。ますます「花神」読んでみたくなりました!(まず手元にある義経読まないと。。。)司馬遼さんの書斎見たいです。うらやましいぃ。
2005/8/6(土) 午後 4:48
コメントありがとうございました。俺も司馬遼太郎が書く幕末の作品は好きです。司馬さんが選ぶ主人公の芯の強さや武士道?とか。特に竜馬は好きです。
2005/8/6(土) 午後 6:52 [ yam*34*9 ]
こんばんは。今でも販売しているかはわかりませんが、朝日新聞社が出していた「司馬遼太郎が語る日本 −未公開講演録愛蔵版ー」なるものがシリーズとしてあります。 定価は各約820円。もしも本屋で見かけたら、手に取ってみてください。司馬さんの歴史に対する物の見方が、実にわかりやすく読むことができます。
2005/8/6(土) 午後 8:57 [ 江戸厳愚(えどごんぐ) ]
yama3489さん、私も「武士道?」に生きている男の人が好きです。現在小説だとないテーマですよねぇ。
2005/8/8(月) 午後 2:08
edothinさん、メモリました(笑)最近なんですよ、歴史小説が面白いなぁって感じたのは。(年のせい?)
2005/8/8(月) 午後 2:10
こんばんは。いや、そんなことはないですよw結構若い子でも、「竜馬がゆく」や「燃えよ剣」のファンだという人いますから。 司馬さん曰く、 「小説家は気楽です。思いが伝わらなければ、読者が悪いんだと思えばいい。そうでもないと、身が持ちません」 とか。Cat Tailさんはいい読者さんだと思いますよ^^
2005/8/10(水) 午後 10:33 [ 江戸厳愚(えどごんぐ) ]
おお、司馬遼さん、さすがなコメントです。ならでは・・・ですね。でも、氏の作品は登場人物にすごい力がありますよねぇ。
2005/8/11(木) 午後 4:36
おはようございます。日記のほうに、司馬さんの書斎をアップしましたのでよろしければ見に来てくださいね♪ ^^
2005/8/13(土) 午前 8:40 [ 江戸厳愚(えどごんぐ) ]
拝見しました〜。なんか...感動です。品のある部屋ですね(うーん、稚拙な表現しかできないのがくやしい)。機会があればぜひ自分の目でも見たくなりましたー。
2005/8/17(水) 午後 0:32
こんにちは。
ふじまると申します。
映画や文学のブログを書いています。
今回は司馬遼太郎原作の大河ドラマ「花神」の記事を書きました。
よかったら覗いてください。
2012/10/16(火) 午後 10:32 [ ふじまる ]