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▼本文引用1 第1章タイトル
毎回、森氏の章立てのタイトルとその脇に添えられている引用文を読むだけで結構時間がかかってしまう。文字を読んだ後に咀嚼して消化、吸収するまでに時間がかかる。私が鈍いせい?共通する項目に関する予測的展開について 第2章タイトル 残留を許す信号ならびにその示唆について ・・・ 森氏がこのタイトルを使うと理系っぽいなぁって思うけど、全く同じ文章で村上春樹氏が作品に使ったら(使いそうじゃない?)文系・・・って思うんだろうなぁ。不思議。 ▼本文引用2 「あのね、変なことをきくけど、彼と二人で、こんな場所で、今から一緒に飛び降りて死のうって言われたら、ラブちゃんどうする?」
こんな心境の変化(成長?)ってあるある!中略 「そんなことを言われるだけで嬉しくて涙が出たかも。はい、死にますって、絶対に頷いただろうなあ。でも今は、どうかしら。愛情の問題だと思っていたけれど、違うのね。どうして、こんなにクールになっちゃったのかしら」 「歳をとったからに決まってるじゃん」 「そう?そうかな」西之園は小首を傾げた。「だとしたら歳をとることって、まんざら悪くもないわね」 私は昔の感情を持つ自分より今の感情を持つ自分の方が好き。昔だったらこういう現実的な考えってできなかったから。今は両方わかるよ。歳をとるのはマイナスばかりではないのねー。肉体的には昔にもどりたいけど!!(←切なる願い) ▼本文引用3 「神様が必要となる理由は、基本的には責任転嫁のメカニズムなんだ。誰か他の者のせいにする。そうすることで、自分の立ち位置を保持する、というだけのこと」
でた。犀川節っ!神様も人の知性が高まって作り出したもの(と、信仰する神がない私は思う)ですしね「自殺したりするのは、どうなのです?」 「神様がいてもいなくても自殺はある。人間として、本質的に選択可能な行為だからね。ただ、神様という記号によって、解釈をしようと試みる、あるいは逆に、その解釈と言い訳によって、自殺を思いとどまらせる、という使用方法もある。それだけ」 「本質的に選択可能なのは、どうしてですか?」 「人の知性が高まったことで、生命維持活動から自身を切り離すことができた結果によるものだろうね」 。でもね、弱いから、困った時は神様頼っちゃたりうれしい時に神様に感謝したりしちゃうの。神様は記号ってわかっているんですけどね。 ▼雑記
今回は犀川節(=森ワールド?)が少なくて残念。まぁ、シリーズが変ったから仕方ないけど。新キャラはこれから味を出していくのかなぁ?今回よくわからなかったので、その分マイナス2。Gシリーズは、ギリシャの意味なのね。トラバ先の「だまさん」のコメントで知りました。 犀川節(が楽しみでS&Mシリーズを読んでいたんだけど、どうも、女のヒガミで、萌絵(若くて、美人で、天才で、金持ちってどういうこと?)に感情移入できないで、S&Mシリーズは数作品しか読めてない。四季は好きなのに、どうしてだろう。 「Φ(ファイ)は壊れたね」は未読だけどこちらの方がレビューが上だったので先に読んじゃった。海月君の今後の活躍に期待。あと声しか登場しないあの人の絡み具合も期待。 (森ワールド度:★★★☆☆) |
読書感想文(というよりメモ?)
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読んだ本で印象に残った部分を引用。最近物忘れが激しいので、めもめも。
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▼本文引用1(鬼謀の人より) ただ、益次郎は歴史がかれを必要としたとき忽然としてあらわれ、その使命がおわると、大急ぎで去った。
司馬遼太郎氏の言葉の重みに圧巻。竜馬もそのように描かれていました。信長や竜馬などいわゆる「革命児」は歴史が意図をもってその人をコマとして登場させるの?と思わせるところはあるある。司馬遼太郎氏の小説は、歴史が行った事をわかりやすく(時代背景の解釈を付記してくれて)後世の人に教えてくれる。この人(村田蔵六=後の大村益次郎)は「花神」で長編として再度書かれるみたい。そちらは未読なのでチェック!「鬼謀」とは辞書を検索すると「人が思いも及ばないような、すぐれたはかりごと。」とでる。「鬼のはかりごと」とはまたすごい言葉。神秘的でさえある。 ▼本文引用2(人斬り以蔵より) (武市半平太との会話)
岡田以蔵の最後は無宿人(人別帳から名前をはずされること)で梟首。無学でいる事は罪なのか?人間として尊重される条件は何なのか?小説の書き出しは「不幸な男がうまれた」。まさに一言で彼の人生を語るとこれ以外はなし。が、以蔵にとっても殺人は神聖であった。かれ自身、自分の正義や論理を口で表現することはできない。殺人で論理を表現しているつもりであった。それをなじられては、志士としての以蔵は立つ瀬がないではないか。 「天誅です」 と、以蔵はすがりつくようにいった。が、飼いぬしの目は冷たかった。 「それはわれわれのいう言葉だ」 (勝海舟との会話) 「人を殺すことを嗜むようだが、やめたほうがいい」 以蔵は、これにはおどろいた。自分が仕えている飼いぬしたちは、なぜそろいもそろって意外なことばかりいうのか。以蔵は不満であった。 「勝先生、しかしあのとき拙者が敵を斬らねば先生はいまここで歩いてはいらっしゃいませぬ」 ▼本文引用3(言い触らし団右衛門より) (好きだった団右衛門が戦死の後のお妙の行動)
好きな人が目の前からいなくなっちゃった時にふっとよぎる「消極的な自殺」「未来に関してのあきらめ」。すごいわかる・・・気持ち。疲れていた。わらに顔をうずめがなら、いっそとがめられて、殺されたほうが、これから生きつづけてゆく面倒がなくてよい、とおもったりした。 ▼購入きっかけ PS2のゲームから、すっかり新撰組ファンになっちゃった。(大河ドラマは好みにあわなかったけど)新撰組ファン推薦の1冊「燃えよ剣」を読んで、これまたどっぷりと「司馬遼太郎」「幕末」にもはまっちゃって購入。 ▼雑記
この時代は男の人の活躍がとても面白い。現代の男のコは命をかけるものがなくて可愛そうって言ったら怒られました。(ごめんね)殺人鬼みたく言われていた岡田以蔵のイメージが変わった。日本史って大嫌いだったんだけど、この年になると変化するのね。 (歴史小説ファン以外でも楽しめる度:★★★★★) |
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▼本文引用1 孤立。
孤独。 孤高。 いまの自分はどれだろう、と思う。友達は何人もいるから、孤立はしていない。それはだいじょうぶ。 ただ−孤独では、あるのかもしれない。 感受性が高い時期にこういうようなこと考えたなぁ。今思うと本書とは違い、言葉のレトリックを楽しんでいただけだけど。「お前は正直だけど、素直じゃない」とか言われた事を一日考えたりして。思春期?(笑) ▼本文引用2 (運命と宿命の違いについてエリが神父に聞く)
「『にんげん』は、必ず死にます。(略)これが、『にんげん』の宿命。」 (略) 「ですが、『にんげん』の死ぬときは、ひとそれぞれです。生まれてすぐに亡くなってしまう赤ん坊もいれば、百歳になっても元気なおばあちゃんもいます。死んでしまう理由だって、病気もあれば事故もある。もちろん死ぬまでの生き方も、ひとそれぞれです。自分がどんな生き方をして、いつどんな風に死んでいくのか、それが運命です」 やがて、主人公はいじめで「ひとり」になるんだけど、それをやり過ごすコツをつかむ。すべてを運命として受け入れること。そういう運命だから仕方ないんだって。机に落書されたらひとつひとつ消して、イタ電も地道に消去したりして。15歳の少年なのに、すごいなぁ。確か昔の映画「愛と青春の旅立ち」で、リチャードギアが「人はみんなひとりなんだ。それに気づけば寂しいことは何もない」っていう風に(たぶん)言っていたことを思い出す。「コツ」=「発想転換」なのかな。ちょっと泣ける。 ▼本文引用3 みんな「ひとり」になったんだ、とおまえは思う。
「ひとり」と「ひとり」と「ひとり」と「ひとり」で、四人家族。 それでいいじゃないか、と笑う。 「ひとり」と「ひとり」は「ふたり」だった。 強くなれる−と思った。強い「ひとり」になれる。 「シュウジってさ‥」声が震える。「誰かとつながりたいひとなんだ」 「‥ああ」 (略) 「‥くっつかないで、わたしに、絶対」 (略) 「‥でも‥そばにいて‥お願い‥」 (略) 強い「ひとり」と、弱い「ふたり」が、寝返りひとつでつながりそうな距離を隔てて、それぞれの涙を流しつづける。 「ひとり」と「ふたり」の定義がわかった「気」がする。 ▼購入きっかけ 「ビタミンF」「エイジ」などを読み氏のファンに♪新幹線に乗る前になんか本ないかなぁって思って、書店でみかけて購入。スピード感あふれる展開に、一気読み。新幹線降りたくない〜状態に。 ▼雑記
上巻は一気、下巻はゆっくり読んだ。何で自分は後半ペースダウンしたんだろう?強いて言えばエンディングはこうするしかないでしょうっていうのが、途中でわかっちゃたからかなぁ。その分マイナス1。「人間」でなく「にんげん」。「一人」でなく「ひとり」言葉のやわらかさ、音の響きならぬ文字の響きが素敵。二人称で書かれているのは「神様」設定なのかなぁ。聖書引用もたくさん。(そのうち聖書部分も、理解して読むように! (一気読み度:★★★★☆) |
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▼本文引用1 「ランプアイって可愛そう」
「どうして?」 「だって光の中にいつときは目の縁が光ってあんなにきれいなのに、電灯を消したらただの痩せこけたメダカじゃない」 ・・・何かの比喩につかえそう。切ないなぁ。ランプアイはきれいな魚なんだけど。「観賞魚」っていう観点でいうと電気をつけてないと意味がない魚かも。私は「熱帯魚」っていう言葉でとおすぞ。 ▼本文引用2 (飼い犬のモモちゃんが、来客の七海のひざの上でおしっこをもらして、主人公にしかられている時)
「犬は人間の十分の一しか生きられないんです。だから、きっと歓びも悲しみも人間の十倍なんです。お願いだからモモちゃんを怒らないで、彼女は今私たちの十倍悲しいのよ」 じーん。じゃーびぃ(うちの猫)もそうかな。人に甘えたい時は人間の十倍甘えたいのかも。思い切りやさしくしてあげて、十倍喜んでもらおう。「ゾウの時間 ネズミの時間」を思い出す。 ▼購入きっかけ 水槽の初期セッティングに必要な事をググってみると、この小説ばかりヒットして知る。パイロットフィッシュとは、亜硝酸だらけの水槽で次に住む魚によい環境を与えるのが役目。パイロットは、水先案内人の意味なのね。この悲しい役割のお魚と同じタイトルの本ということで、恋愛小説を読まないけど珍しく購入しました。吉川英治文学新人賞受賞作というのもきっかけの1つかな。 ▼雑記
冒頭の「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない。なぜなら・・・」が有名なのかな。主人公が熱帯魚を飼っているというのも、小説に入りこめた要素のひとつ。優しい文体と優しい主人公。表紙はネオンテトラかな?なんで、設定をアダルト雑誌の編集長にしたんだろうか?主人公の仕事上のエロ描写分だけ癒し度からマイナス1。 (癒し度:★★★★☆) |
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