東京・目黒区で親子2代リペイント専科〜『ツボイ塗工』

東京・目黒区でお客様との直接対話施工37年、父の遺志を継ぎ、お客様の笑顔の為に頑張るツボイ塗工の魂をお届します。

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当方でド定番となっているナノコンポジットW塗布工程をお伝えします。
上市10年を迎え、大規模改修物件を中心に広まっているシリカ内包アクリルシリコン樹脂塗料です。
乾燥材にも使われるシリカを大量に含んだ塗料の為、水系塗料としては異常なほど乾燥が早く、
塗布後もその効果が発揮されるため、塗膜表面はいつもクリーンな乾燥状態に。
その2次的効果で藻やカビの栄養分となる湿気供給を断つため、
添加剤で防藻仕様としている他社製品に比べ、格段に藻やカビに強い塗膜となっています。
更に、藻に強い防藻+と言う製品もあります。
そして、最大の売りはマットな艶消し質感。
近年増えているジョリパッド塗り替えに最適で優れた塗料となっています。

更に、経産省のナノ粒子安全性に関する研究対象にナノコンポジットWが選ばれ、
多岐にわたる検証の結果、シリコン樹脂にもかかわらず、

フッ素同等の耐候性を有する事が実証されています。

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詳細データはこちら。

この優れた仕上げ材を生かすも殺すも施工者次第。
製造者は私たち施工者に半製品と想いを投げかけています。
施工者として想いを受け取り完成形として施主様にお届けする作業を今回も行います。

今回はコンクリート押し出し成型サイディングパネルの塗り替え作業です。
現状確認できる塗膜は前々回がアクリル樹脂仕上げ、
前回が何とサイディングに塗ってはならない単層弾性樹脂仕上げ。

なぜ単層弾性を塗ってはいけないか。

サイディングパネルは太陽熱でモルタルに比べ蓄熱をします。
単層弾性は単層膜で厚く塗れる簡易防水塗料として昭和の時代一世を風靡しましたが、
逆に透湿しない塗膜の為、内部からの湿気などが塗膜内側に入り込み、それが蓄熱されたパネルの上で膨張、
その膨張圧力に耐え切れず塗膜が風船のように膨張、破断するという事故が近年起きているからです。

蓄熱膨れの実際の様子はこちらの当方管理ブログに譲ります。

サイディングパネルは継ぎ目に可動目地がありますので、劣化部はしっかり切除、打ち直しをします。
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足付けの為にサイディングパネルは写真でも分るように全面研磨を掛けています。

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打ち直しをしたサイディング面。
養生と蓄熱膨れ対策の高浸透透湿プライマーを塗ります。
単層弾性を塗られた過去は消えませんが、浸透密着させて単層弾性塗膜が動かないようにします。
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濡れ色面がプライマー塗布後になります。
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ツボイ塗工では基本4工程塗装を推奨しております。
JIS A 6909 可とう型改修塗材E準拠仕様による3種類の異なる機能塗料を用いた4回塗り塗装。
国土交通省公共建築物改修塗装工法に準じたものになります。
現在は下地調整塗装(微弾性フィラー)を下塗り&生地調整後、シリコン樹脂2度塗りの3回塗りが主流ですが、
ツボイ塗工はあえて逆行し、下塗り(接着塗装)・下地調整塗装(生地調整)・仕上げ2回と塗り進みます。
これは塗膜にはそれぞれ果たすべき機能が本来あり、安易な施工よりも、1膜1膜丹念に塗り重ねた方が、
機能を最大限に果たす事ができ、塗膜もより強靭になり、問題も起こり難くなり、更に耐久性も増し、
塗布前の荒れ肌もしっかりと調整でき、綿密で美しい塗膜ができる。
当方おおよそ20年前よりオヤジと共に積み重ねている方法です。

モルタル壁面の様子ですが塗布断面です。
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今回も4工程塗装を掛けてゆきますが、塗膜が薄くなり易い出隅部分に更にもう一手を加えます。
ドイツ製止水材を2層塗り、出隅部分は6層塗り。
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本物件出隅部分はジョイント部分として目地シールが多く、目地劣化による側面劣化、湿気流入、
塗膜破断が起きています。これをしっかり止めるための処置と、塗膜が薄くなる角面の保護が目的です。
風を切る場所であるし・・・と本物件の劣化具合を眺めながら、浮かんだアイデアを即実行。
ドイツ製止水材は常に持ち歩き、防水性の弱い箇所、膜を厚くしたい箇所に塗り込みます。
単体でも止水できてしまうスーパー塗料ですが、下塗りに贅沢に使っています。
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角面に先行してドイツ製止水材2回塗り・全体に高浸透・透湿密着プライマー塗布、
真っ白な面がシリコン樹脂フィラー塗布面になります。
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ナノコンポジットW塗布面とシリコンエポキシフィラー塗布面。白飛びしてちょっと見にくいですが・・・

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下面・生地、中間濡れ色面が下塗り後、白塗装がシリコン樹脂フィラーになります。

そして塗りあがり、乾燥後ナノコンポジットW塗布です。
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今回は分り易いように段で塗膜を分けました。
下部から下塗り・下地調整塗装・ナノコンポジットWと塗り進みました。

本塗料はJIS難燃1級を取得していますので、燃えにくさも兼ね備えています。
某予備校において煙草の火を壁面で消すケースが後を絶たず、ナノコンポジットWが採用された例もあります。


昔は艶ありが耐久性が良い・艶消しが悪いと言われておりました。

それも今は昔。

市場の艶消しに対する要求に対する答えを水谷ペイントが出し、
競合メーカーもこの艶消しシリコンに力を入れ始めております。
当方ではナノコンポジットWの好敵手であるシルクウォールと言う
関西ペイントの艶消しシリコン樹脂仕上げ材も同時の扱っております。

材料の特性が異なる為、施主様のご要望に併せてお選び頂ける体制を整えております。


あとがき

最近は外壁塗装において下地調整塗装(微弾性フィラー)+シリコン樹脂仕上げが主流です。
が、施主様より価格が違うのはなぜかと良くお話を頂きます。
それはまず下地調整塗装のグレードが多岐にわたり、普及版から高耐久高性能版まで存在するのが一点。
もう一点はシリコン樹脂も基本ベースとなるアクリル樹脂にどれだけ高級樹脂であるシリコンが配合されいるかで価格が全く違うという点が挙げられます。

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当方が常に扱う下地調整塗材は全て関西ペイント製です。
特に現在主流の微弾性フィラー(薄鉄板に塗布し90度折り曲げても破断しない弾力性)は、
関西ペイントが初めて開発に成功し、世に送り出したもの。餅は餅屋で買えです。
当方では下地の動きが大きい場合には高弾性の弾性ホルダー防水型を、
比較的下地の動きが小さく、仕上げ材にナノコンポジットWのような硬質塗料を塗る場合にはシリコンクラフトを用います。
仕上げ材の特性によって下地調整塗装の特性も変えなければなりませんから。
因みに最も普及している他社様採用下地調整塗料と当方の下地調整塗料とでは一缶あたりの値段が倍以上。
高ければ良いという訳ではありませんが、本材料に関して言うと価格以上の価値があります。
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また水谷ペイントの資料を拝借してシリコン樹脂内のグレード差を見ます。
同じメーカーであっても樹脂設計によって耐久性が異なる事が分ります。
勿論価格も異なります。
これが見積もり額に反映されてくるという訳です。
下地調整塗装を汎用グレードで、仕上げ材も下級樹脂のウレタン樹脂耐久レベルのシリコン樹脂で仕上げれば
それはそれば価格的に攻めた見積もりも可能になります。
ただし、シリコン樹脂らしい高耐久は望むべくもありません。
他方、当方のように下塗りからしっかりしたものを選定し、仕上げ材もフッ素同等性能のシリコン樹脂を使えば、
施主様の期待を上回る性能を発揮させる事は容易に可能ですが、価格としては高騰します。
どちらが良いかは施主様のご判断ですが、
シリコン樹脂仕上げ=耐久性が良く長持ち
全てのシリコン樹脂工法には当てはまらず、場合によっては損をしてしまう非常に厄介な塗料である事。
正しい情報の下、しっかりとした工法設計をする事が本来のシリコン樹脂仕上げを実現する近道である事を
是非知っておいて下さい。



 
  





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