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頑張ってるけど足りない


夢枕獏の山岳小説を映画化した「エヴェレスト 神々の山嶺」の感想。

山に取り憑かれ、社会との折り合いをつけることができない孤高の登山家、羽生丈二。
日本国内で伝説化した羽生丈二が、ネパールのカトマンズで生きていた。
彼は密かに目論んでいた。
エヴェレスト未踏ルート単独無酸素登頂を。



私は映画化される随分前に原作の方を読んでいました。

熱い物語を得意とする夢枕獏の作品の中でも屈指の熱さを持った名作でした。
男が男らしく不器用に人生を歩む姿には、今思い返しても胸に込み上げてくるものがあります。
何回も読み返し、その都度、変わらぬ熱さを感じさせる小説です。

そんな小説が映像化されるという聞いた時、少なからず不安がありました。
しかし、主人公の羽生丈二に阿部寛。羽生の人生を追うカメラマンに岡田准一を配し、標高5,000メートルでの過酷なロケ。
配役に関しては、原作のイメージ通りでした。

阿部寛をはじめとする俳優陣も力演し、高地ロケも迫力があり効果的でした。
原作の完成度からすれば、かなり頑張った内容だと思います。

しかし、ラストシーンが・・・
原作ファンからすれば、このラストはないだろうと酷く残念な演出でした。
なぜ、あんなシーンを付け加えたのでしょうか?
それまでの頑張りがぶち壊しになってしまう演出です。
阿部寛の羽生丈二が本当にイメージ通りだっただけに酷くがっかりしました。

この映画を観るのであれば、”絶対に” 原作の方を先に読んだ方がいいです。
心の震え方が違うはずです。

とっても勿体無いことをした映画だと思います。


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