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おバカだけど、楽しめた

3作全部観終えたので、最終作の感想を。
1969年7月20日、アポロ11号が月面着陸に成功したその陰で、米国政府は月の裏側に不時着した謎の物体の調査を開始する。それは惑星サイバトロンから脱出したアークと呼ばれる宇宙船で、中にはオートボットの偉大なる元司令官センチネルプライムが眠っていた……。 
時は流れ、現代。社会人となったサムに再び悪夢が襲いかかる。次々と宇宙からやってくる新たな侵略者の圧倒的な破壊力に、人類はなす術もなく追い詰められていく……。

シリーズを観始める前は、正直バカにしていたんですね。
アメリカのおバカ映画で内容も殆どないんだろうなぁと。

ところがこの映画、CG合成が異常なほど緻密で映像としての迫力が半端じゃない。
脚本自体は、やっぱりおバカ映画なんですけど(笑)

観終わった後でちょっと調べてみると、米軍全面協力で実際にああいった敵と
対峙したときの攻略法のアドバイスを求めたらしいです。
この辺りが邦画CGとの迫力の差なんだろうなと思いました。
裏付けのあるCG映像の迫力は侮れないものがありました。

繰り返しますが、脚本はおバカですが、映像の迫力は一見の価値ありです。



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ノスタルジーにひたる


門馬忠雄の『新日本プロレス 12人の怪人』。

元東スポ運動部長で、プロレス取材一筋50年の門馬忠雄氏が、その中でも傑出した12人にスポットを当てます。ただ技を語るのみならず、大男たちととことん酒を酌み交わし、深い交友関係を築いてきたのが門馬氏の真骨頂です。猪木をはじめ、山本小鉄、長州力、タイガーマスク、藤原喜明、前田日明、橋本真也、タイガー・ジェット・シン、アンドレ・ザ・ジャイアントといった看板レスラーたちの“強さ”はもちろん、リング外(酒場など)での“超人ぶり”も存分に描かれています。

スポーツ雑誌「Number」でもコラムを連載している門馬忠雄の著書。

プロレス本にありがちな「暴露」は全くなく、昔のプロレス本にあったような
各レスラーのエピソードを綴った内容になっています。
そこにはレスラーたちともにプロレスの夢の部分を守ってきた明確な立場を
感じました。

暴露本も面白いときはありますが、いわゆる昭和プロレスの懐かしさを感じる
内容に古き良き時代を著者とともに振り返るいい機会になりました。
業界擁護とかそんなんじゃなくて、取材したレスラーたちへの愛が伝わってくる
本だと思います。

刺激的な内容を期待すると肩透かしかもしれませんが、ノスタルジーに浸るには
最適な内容です。

あと「怪人」とありますが、個人的には「変人」の列伝と捉えています。
それだけ癖の強いレスラー10人が選ばれています。
個人的には「ハンセンがいないじゃないか!」と思わずにはいられないのですが、
彼は変人じゃないから除外されたのかな。



Spotted Flower 第1巻

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おのれ、斑目(仮)っ!!


「げんしけん」の作者による甘くて苦いオタクな旦那と非オタクな奥様(妊婦)のセキララな新婚日記。コスプレ好きな大学時代の友人も加わって大騒ぎな毎日です。

大好きな「げんしけん」のスピンオフといってもいい作品。
どうみても「げんしけん」の斑目&春日部さん夫婦なのですが、作中では
登場人物の名前など語られていないので、非公認のスピンオフ?パラレルワールド?

とはいえ、作中で語られるちょっとしたセリフなどで、やはり斑目と春日部さんと
思わずにはいられないのです。
もう私の中では「げんしけん」の未来を語る物語として脳内補完されてしまって
います。

作中のエピソードは妊娠中夫婦の物語でかなり生々しい話になっています。
つか、全編赤裸々に妊婦の性生活に纏わる話なのです。
どうにか旦那にかまってもらいたい春日部さん(仮)の涙ぐましい努力(笑)。
「つか、春日部さん(仮)にあそこまでさせて相手しない斑目(仮)って何よ!」
仮にも私の理想の女性の一人である春日部さんにあそこまで努力させてしまって
いる斑目(仮)に激しく嫉妬です、嫉妬!

でも本音は「げんしけん」でも斑目&春日部カップルが実現しないかなぁと
淡い期待を抱いています。ホントに。





ステキな金縛り

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三谷監督作品としては一番好き

日曜の午後を利用して『素敵な金縛り』を観ました。
失敗続きで後がない三流弁護士のエミは、資産家の妻殺しの容疑で捕まった男の弁護を担当することになり…。
エミが見つけた決定的な証人。それは落ち武者の幽霊、更科六兵衛!

冒頭から竹内結子さんが登場したかと思いきや、アッという間に殺されます。
(姉妹役ということで一人二役)
ここで登場する竹内さんの衣装といいメイクといい、怪しさ爆発。
でも殺されてしまうのは、この怪しい雰囲気の姉の方なんです。

この事件を解決することになるのが深津絵里なのですが、映画が面白くなるのは
西田敏行演じる落ち武者の幽霊が現れてからなんです。
この幽霊、落ち武者のくせに妙にフランクで世慣れているのです。
テレビ観てたり、ファミレス知っていたりと(笑)
西田敏行の演技がいちいち笑えます。可愛んです、落ち武者のくせに。

幽霊をどうやって裁判の証人として認めさせることから始まり、証人としての
信憑性を問うたり、果てはあの世まで絡めた裁判劇が繰り広げられます。
この辺りの物語の進め方が実にテンポよく笑わせてくれます。
過去の三谷作品と比べると、クドさが薄まっていて個人的には最も好みです。

とにかく脚本の出来もさることながら、この映画は西田敏行をキャスティング
したことが一番の成功の要因です。
西田敏行を見せるための映画と言っても過言ではないでしょう。


で、肝心の竹内さんですが、物語のクライマックスでも活躍します。
あの辺り、コメディエンヌとして十分楽しみながら演じているのが伝わってきます。
「アフター・ザ・インビジブルレイン」でも演じた怪しい大阪弁のバイヤー役も
ノリノリだったようですし、いつか怪演と呼ばれる役を十分に堪能できることを
期待します。

日曜の午後にDVDで観たんですが、夜にBSの日本映画専門チャンネルで放送
していたので、また観ちゃいました(笑)





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辿り着くのは謙虚

ビートたけしの『間抜けの構造』の紹介。

見渡せば世の中、間抜けな奴ばかり。どいつもこいつも、間が悪いったらありゃしない。“間”というものは厄介で、その正体は見えにくいし、コントロールするのも難しい。けれど、それを制した奴だけが、それぞれの世界で成功することができるんだよ――。芸人、映画監督として、これまでずっと“間”について考え格闘してきたビートたけしが、貴重な芸談に破天荒な人生論を交えて語る、この世で一番大事な“間”の話。

タイトルからして世の中の矛盾を毒舌で切るといった内容か思い、暇潰しに
買いました。
ところが読み進めるうちに大きな勘違いをしていることに気付きました。


テーマは「間」。
笑いにおける間。議論における間。スポーツにおける間。演技や映画における間。
間を埋める、間を置くなどといったタイミングの大切さを切々と語る北野武の
人生観を垣間見た気がします。

若い頃は無茶苦茶やりながら、人がやったことのないことに拘り続けた結果、
行き着いた先で謙虚さの大切さを知ったように感じました。
間を読むということは直接的にも間接的にも相手の想いを汲み取らないことには
始まらない。
そんな謙虚な姿勢が現在のビートたけしの持つ人生観の一端であるような気が
します。


かなり読み応えのある内容でした。
本のタイトルからは、そんな著者の照れと謙虚さが伺えます。
「間抜けの構造」=「北野武の構造」。そんな気がします。






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