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船を編む

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幸せな男の物語


松田龍平、宮崎あおい主演の『船を編む』を観ました。

松田龍平、宮崎あおいの共演で、三浦しをんの同名小説を映画化した感動ドラマ。出版社勤務の馬締光也は言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。個性派揃いの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂の世界に没頭していく。

この映画を観て思ったことは、適材適所にいる人間は幸せだということです。

松田龍平演じる男は元々営業部に所属しているんですが、内気な性格が災いして
思うように成績を上げることが出来ない。
そこに降って湧いたような異動で辞書編集部へ転属され、辞書編纂という適職を
得ることなります。

辞書編纂という仕事は地味で恐ろしく時間のかかる作業です。
内気だった松田龍平は、地味は地味なりに仕事に目覚め、人生の伴侶を得て、
ついには辞書編纂の中心へと変わってきます。
恐ろしく時間のかかる作業に没頭できるのは、元々向いていたということも
あるでしょうが、適材適所にいるという幸せを知っているからこそだと感じました。
(ついでに宮崎あおいを妻にするという幸せも得ています)

あと、主人公の役って凡庸な配役だと、吉岡秀隆あたりをキャスティングしたと
思います。
それを全くイメージの異なる俳優である松田龍平をキャスティングしたこと、
そしてその期待に見事に松田龍平は応えている名演でした。

オススメです。


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分かったつもりになることが大事


村山斉の『宇宙は何でできているのか』を紹介。

物質を作る最小単位の粒子である素粒子。誕生直後の宇宙は、素粒子が原子にならない状態でバラバラに飛び交う、高温高圧の火の玉だった。だから、素粒子の種類や素粒子に働く力の法則が分かれば宇宙の成り立ちが分かるし、逆に、宇宙の現象を観測することで素粒子の謎も明らかになる。本書は、素粒子物理学の基本中の基本をやさしくかみくだきながら、「宇宙はどう始まったのか」「私たちはなぜ存在するのか」「宇宙はこれからどうなるのか」という人類永遠の疑問に挑む、限りなく小さくて大きな物語。

宇宙論の本は定期的に読んでいるのですが、この本はその中でも抜群に分り易く
書かれていると思います。

元来が文系の人間である私なので、内容の半分も理解しているのか怪しいもの
ですが、それでも一気読みしてしまう面白さがあります。
入門書として書かれいているにも関わらず、最新宇宙論までを網羅した内容は
単純に「好奇心を刺激してくる」のです。
語り口が優しいのも取っ付き易い原因かもしれません。

私はこの本を3回ほど読んでいるのですが、そのたびに「うーん、なるほど」と
唸ってしまいます。その割に本当のところでの理解度は低いと思います。

でも、この「分かったつもりになる」ってことが、割りと大切なんじゃないかと
思いますし、この本はその点については大成功しているのではないでしょうか?

ちょっとオススメの一冊です。




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