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光の時代、影の時代


宮戸優光の『U.W.F. 最強の真実』を読みました。

あらゆる格闘技のスタイルが乱立し、多くの団体が設立されては解散していた激動の1990年代初頭。U.W.F.は、プロレスの「ショー的要素」を廃し、真剣勝負を追求することで、熱狂的なファンを獲得した。順風満帆に見えたU.W.F.だったが、度重なるルール変更や、資金繰りの悪化から崩壊がはじまる…。高田延彦、桜庭和志など多くのスターを輩出し、さまざまな仕掛けでファンを魅了した最強団体の誕生から崩壊までの舞台裏に迫る。

宮戸優光といえば、高田延彦率いるUWFインターナショナルでレスラー兼
フロントとして活躍した選手。
その宮戸がUWFを語るというので興味を持って読みました。

まず、UWF系のノンフィクションを読むと必ず「新日本プロレス時代」を眩しい
青春の日々として振り返っています。
前田や高田、船木などの本を読んでも、共通して新日本プロレス時代をもう戻っては来ない青春の日々として描かれています。

皮肉にも彼らをスターダムにのし上げたUWF時代以降、そのエピソードは苦労や
確執といったゴタゴタが大半を占めるのです。
時代を彩ったスターたちが口を揃えて語る「親日時代の光」と「UWF時代の影」、
光を飛び出した結果が影だったという結果にはいろいろ考えさせられます。


本著ですが、各時代においての苦労話や確執、マッチメイクのエピソードが
散りばめた飽きない内容になっていると思います。

ただ、UWFインターにおいて高田vsマイク・タイソン戦を画策し、その実現に向かって考えだした手段として、
収監中のタイソンに高田と二人で面会に行き、ケンカを吹っかけてしまうという
計画があったというエピソード。
看守に止めらてしまっても世界的ニュースになることは間違いなく、そこから因縁の
対決に繋げようというもの

真っ当な人間の考えることではないし、底が知れるとはこのようなことだと思います。
UWFインターは潰れるべくして潰れたんだと感じたエピソードです。


全体的に主観的になりすぎて公平性には欠けるものの、ひとつひとつのエピソードに
ついては読み応えはあったと思います。

アマゾンでもKindle版以外は取り扱いを終了しており、入手しにくい本ですが、
興味を持たれた方はKindle版でどうぞ。
私もKindle版で読みました。

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