顔無暴君歴史通信

幕末にはまってきた今日この頃

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十話

 その頃、秀満は信長の逃亡を防ぐために抜け道になりそうな穴はすべて埋めさせ、さらには信長の長男である信忠の行動についての情報を収集し、信忠ら信長の一族を京都から逃がさぬように、徹底的な包囲網を築こうとしていた。
 
 「信忠の行動を徹底的に注視しろ!」と、斥候に命じたときであった。
 
 「秀満様!」例の足軽大将の声が本能寺の中から聞こえた。秀満には足軽大将と足軽らの姿がうっすら見えた。
 「何だ?」「信長のく・・・」
 
 ゴンッ
 
 その声は鈍い音と友にかき消された。
 
 「見に行くぞ!」秀満は言うなり駆けだした。
 
 するとそこには_____信長が愛したあの童顔の面影は既に無くなっていた___蘭丸がいた。
 
 蘭丸の手には血で赤く染まった刀と、白い布で包まれた首らしきものがあった。
 
 そして蘭丸は秀満軍の足軽がそれを取り返そうと掴みかかってきたのを一瞬にして骸とし、首を抱えたまま炎中に去っていった_____
 
 また、そのころ、光秀の方でも異変が起こった。
 
 「ノブナガ、サマ!」とひたすらに叫びながら黒人が光秀に向かってまっしぐらに駆けて来、親衛隊を持っていた木材でひたすら薙ぎ始めたのである。

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蘭丸が信長の首を取り返しに来たのでしょうか。一波乱あったようですね。ポチ☆

2012/3/28(水) 午後 4:01 権中納言・宇喜多


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