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本能寺において、信長を討った。秀吉軍を我らと共に挟撃して欲しい____
秀吉の怒りはピークに達した。はずだった。のだが_______
秀吉は、半分しか怒りをあらわにすることができなかった。秀吉は、いつからか天下を欲するようになっていたらしい。
秀吉は泣いた。だが、そのうちの半分は偽りだった。
秀吉は信長を悼んだ。だが、そのうちの半分の感情は天下を狙うチャンスが来たことに対する戦慄だった。
「秀吉様、やっと機が巡ってきましたな_______」官兵衛が囁いた。
「うむ___」秀吉は官兵衛の言にそううなずいた。そして自らと同じ性質を持つこの腹心を、傷つけ合う前に次第に遠ざけようと思った。それが互いのためだとも思った。
そして秀吉は高松城の絶景を見、小便をして陣屋に帰ると、使者が一人いた。
「なにやら秀吉様に直接お見せしたいのだとか_____堺の津田様からです。」
「右府様が討たれ申した。大坂の神戸(織田信孝)様の軍は四散してしまい、丹羽様が警護するだけで精一杯です。」大方そう書いてあった。
やはりこれが知れるとそうなるか。
秀吉は泣いた。今度は全部嘘だった。
小六は書状に驚き、恵慶は知らん顔をしていた。
「光秀を__討つ!」誰がいうよりも重みがあるように聞こえるように秀吉は言った。
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こうして見ると、諸説にある「秀吉は悲しみに明け暮れ、狼狽した」という
のは嘘かもしれませんね・・・。こちらの方が自然なような気がします。ポチ☆
2012/8/27(月) 午後 6:19
ポチ感謝です。。。
そうですね、、、やはりこのときは本気で悲しんだとしてもやはり冷たい一面は持ち合わせていたように感じますね。。。
2012/8/27(月) 午後 6:40 [ 島津は鈍足 ]