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エリザベートコン、決まりました!

1位はロシアのデニス君。(Denis Kozhukhin)

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 (お隣の女性は先王のお妃のファビオラさん。白のお花のコサージュとレースが可憐でお似合いの本物の姫♪)

いやー。
すごかったです。
文句なしの1位でした。
彼のハイドンのソナタ、会場の空気が変わりましたもん。
K1君いわく「1音めから違いました」。
表情が豊かというか、多彩というか・・・音に色があるの。しかも、テクニックも抜群。

「私たちが待っていたのは、この人だ!」

と思いましたよー。
さらにコンテンポラリーの協奏曲(新曲)もお見事。
隣にいたピアニストの卵のAちゃんも

「(1位は)彼よ!彼だわ!間違いない!」。

私たちの後ろの席はオランダ語圏の音楽関係者数人だったんだけど、彼らも大興奮。
さらにプロコフィエフのピアノ協奏曲の2番。
もう、

愛とロマンの海原〜

・・・かといって、過剰すぎず。理性的でもあり。

あへー。もう幸せ〜〜〜

Aちゃんによるとロシアの演奏家ってドイツやオーストリアにいっぱい留学に来てるのだそうです(もっと多いのが韓国人らしいけど)。

「ロシア人の演奏は何かが違うわ。どうしてかしら? 教育? 文化? 風土?」

そうなんですよね。五輪のフィギュアスケートでも、シンクロナイズドスイミングでも思うんですが、他の国にはないロシア風の表現ってあるような気がします。
確かにあれ、どっから来るのかしら。理由は1つじゃないんだろうけど・・・不思議。

ちなみに1位のデニス君はお母さんがピアニスト、お父さんが作曲家。
家に山ほどの音源があり、プロコフィエフの2番は10歳のときに寝る間も惜しんで練習しちゃうほど気に入った曲だそうです。

10歳でプロコフィエフ2番・・・。ふはー。なんか土壌が違うわぁ・・・。

実は彼の演奏まで「今年は、1位なしかもしれないなー」と心配していました。
2位のブルガリアの彼はとっても素敵だしアーティストだと思うけれど、目立つミスがありました。
格式あるエリザベトコン。1位には出来ないだろうなぁ・・・と。

結果、ブルガリアの彼は2位。
3位はオランダのハンス君。

ここまでは、たぶん多くの人の意見が一致する結果だったと思います。
私たちも「この3人だよね」と話していました。

ただ、残念ながら、日本の佐藤さん、入賞できませんでした(入賞は6位まで)。
うーん。彼のシューベルト、素敵だったのに。
Aちゃんと私の予想では彼が4位か5位だと思ってました。
観客もそう思う人が多かったようで、受賞式のとき、佐藤さんへの拍手、多かったです。
翌日の新聞でも

ムッシューSatoのシューベルトは素晴らしかった。受賞できなかったけれど、観客は彼を支持した

というようなことが書いてありました。
そう、私もそう感じました。
耳のこえたヨーロッパの観客に佐藤さんのピアノ、愛されたのよー。
今回は残念だったけれど、これからも頑張って欲しいです。彼は日本のエトワール(星)よ

さて、ぶっつづけでエリザベトコンに通い続けた結果、今回は他の観客の方とお話できました。

ドイツ人のハプシコード奏者というマダム。
かなりのお年で脚と腰がお悪く、長く座っていることが出来ないのだけれど、どうしても聴きにきたかった・・・ということで毎回、腰が限界になるまえの前半だけ、聴いてお帰りになっていました。

ベルギー人のピアノを弾くというマダムは、私の母の年齢ぐらいなんだけれど、やっぱり音楽好きのお母さま(80歳以上?)と。

こういう熱心な聴衆がヨーロッパの音楽を支えてるんだなぁ。

そのほか、近くには「あ、きっと今の演奏者の師匠だ!」と思う人たちも。
聴き方が違うの。緊張してるというか、細かいところをチェックしているというか。最後以外は拍手もあまりしないし。
地元のコンセルバトワール(音楽院)のピアノ科の友人も来ていたし、全体的に音楽関係の聴衆が多かったと思います。

そして・・・超面白かったのが、オーストリアに音楽留学中の台湾娘Aちゃん
中学卒業と同時に単身オーストリアに渡り(お母さんは2週間で泣いて帰ってくると思っていたそう)、音楽一筋。
でもフルートも吹けば、パーカッションもやり、作曲して自分で歌うこともあるそうで。
「火山が爆発して飛行機が飛ばないと困るから」と16時間もかけて電車でオーストリアから1人でベルギー入り。
昼間はベルギー観光したのかと思いきや

「観光はまたの機会よ。今回はコンクールを聞きにきたんだもの。昼間は宿で勉強(譜読みとか)してたわ」

コンクールで他の人の熱い演奏を聞いて、自分も燃えてきた様子。
しかも来年、某国際ピアノコンクールにエントリーする予定だそう。

「それじゃ、すっごく大変じゃない!」

といったら

「だいじょぶー 自分を追い込んでやっていくのが好きなの♪ 観客も多ければ多いほうが燃えるわ

彼女、童顔で、自然体でかわいいーって感じ。小柄なので高校生ぐらいにしか見えないんですよ。
でも、ブレがないというか、本当にしっかりしている・・・。
何かを成していく人って若いときからこんな感じなのかなぁ〜。

彼女とは別れ際、ハグして、連絡先を交換しあいました。
次に会うときは、どんな演奏者になってるかな。

それにしても・・・あー、3年に1度のお楽しみが終わっちゃった。(ピアノ部門は3年に1度)
今日から何を楽しみに生きていこう〜(←研究しろよ)。




【演奏を聴くには】こちらのサイトの右上のWatch & Listen Liveの黒いところをクリック。
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↑(爆)
ほんと、わたしも仕事しろよ〜って感じですが
こういう楽しみがないと
がんばれないですよね^^

わたしの今の楽しみは来週の土曜日です。。。

2010/5/30(日) 午後 9:19 nya=^--^=geo 返信する

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にゃーごさん;ラップトップのPCなおりましたか? PCって便利だけど手がかかりますよね。
来週の土曜日。5日ですか、何だろうー。楽しみがあるっていいですよね。
次は私はW杯で燃えます!(←研究しろってば)

2010/5/31(月) 午前 0:13 めぐみぃ 返信する

めぐみぃさん 今日は

デニス君 文句なしの一位ですね。
音が全然違うわ。
フォルテでもピアノが煩くない
そしてテンポも音楽性も凄い。
其処にドーンと響く音
鍵盤を走る軽快なニュアンス
音楽の表情が物凄く豊か。
素晴らしかったですよ。
音楽の内容を把握している知的な
解釈とロマンティックな心。
音楽環境で育った子供時代
そして何よりもピアノを愛した
デニス君の感受性の豊かさが溢れ出ていましたね。

素晴らしかったです。
エリザベートコンクールの質の高さ
そしてクラッシック音楽の愛好者
に音楽の喜びを与えてくれました。

ポチ

2010/5/31(月) 午前 0:21 Kako 返信する

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ロシア人は表現力が豊かなんですねえ。私も聞いてみたかった!

2010/5/31(月) 午前 0:38 [ manaminpp ] 返信する

これだけ権威あるコンクールでは、審査員も観客も納得してこそ一位が出るのでしょうね。それだけここでの一位は価値がありますね!
最初の一音で魅了してしまうような音ってどうやって出せるのでしょう。
同じピアノを使っても人それぞれの音色があって、人間の可能性もすごいですね。
ピアノや若い力を満喫されたこの1週間、めぐみぃさんもまたさらにエネルギーがチャージされたのでしょうねー。

2010/5/31(月) 午前 2:20 mmt0731 返信する

ロシアならではの表現って確かにありますよね。少し前に話題になったロシアに帰化してロシア代表としてフィギュア世界選手権に出場した日本人女性も外観から演技までどことなく日本風のフィギュアとは違いましたし。
そして何より1音目から「ふぉぉぉぉぉ〜」(勿論のだめ風で)な音に出会えてヨカッタですね♪

2010/5/31(月) 午後 3:15 swaochan 返信する

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Kakoさん;Kakoさんのコメントの1つ1つに「そう!そうなんです!」ってうなづきました。
彼が最後の1人だったので、聴衆はみんな「待った甲斐があった〜!」という感じで、とても喜んでいました。
魂が震え、鳥肌がたつような演奏に出会えるとは何と幸せなことか、
音楽の喜びを感じました。

2010/5/31(月) 午後 9:09 めぐみぃ 返信する

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MANAMIちゃん;あの表現力はちょっと私たちが真似してもなかなか出来ないかも。
鳥肌、立ちました。

2010/5/31(月) 午後 9:11 めぐみぃ 返信する

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MMTさん;バレエで言えばローザンヌのような権威ある大会ですから、どのファイナリストも素晴らしかったのですが、彼は何か飛びぬけていました。
同じピアノ、同じ曲、同じような年齢の青年たち。なのに全然、それぞれが違うのですよね。ほんと仰るとおり、人間の可能性、芸術の無限性を感じました。

2010/5/31(月) 午後 9:14 めぐみぃ 返信する

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swaochanさん;ロシアって何か不思議な国です。ヨーロッパのようでヨーロッパとは何か違うし、アジア的要素もあり、でもアジアとはまるで違い・・・。興味があるんですが、テロが怖いし治安が悪そうだし夏は旅行価格が高いから(冬は寒くて死にそう)なかなか行けません。
1音から違うって・・・すごいですよね。その前の人の演奏がいまひとつで、ふにゃーっとなっていた観客がいっせいに舞台に引き込まれたのが分かりました。空気かわりましたもん。圧巻です。

2010/5/31(月) 午後 9:17 めぐみぃ 返信する

一音目から違うってどんなピアノなんでしょう。
音楽わからないにあでもわかるくらいなんでしょうか?
会場の雰囲気が変わるくらいはわかるかも。
ロシアってなんでも表現力が豊かって言うか繊細な気がしますね。
一度行ってみたい気持ち、同じですー。
ブルガリアの彼のピアノも聞いてみたいし、モネのコンツェルティニでも行ってみようかな♪

2010/5/31(月) 午後 11:36 [ にあ ] 返信する

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文句なしの1位なんですね
そういう演奏 その場で聴いてみたいですね
音楽に詳しい訳ではないけれど 良い曲を聴くと感動しますね
まだまだ若いのに人の心を動かす程の演奏が出来るなんて
素敵ですね

2010/6/1(火) 午前 1:02 HABATAN 返信する

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にあさん;きっと皆さん、分かると思います。なんというか、素敵なんですよー。
ゆっくりした曲だとすぐ寝ちゃうK1君でさえ、「いいですね〜」って聴き入ってましたもん。
ブルガリアの彼はなかなか意見が分かれると思います。私も好きかといわれたら、好きじゃないんです。でも人をひきつける魅力がありました。こういうのって技術だけの話じゃないから練習じゃ身につかないのかもしれないですねぇ。

2010/6/1(火) 午前 3:13 めぐみぃ 返信する

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Habatanさん;はい、感動しました。もう曲が終わるのが残念だったぐらい。
彼はよく勉強しているし、努力もして、その結果なんだと思います。
素敵ですよね。

2010/6/1(火) 午前 3:15 めぐみぃ 返信する

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