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(5)「移動野営4」 9/7-11

9/7(木) 
◆天気:晴れ 
◆行程:Independence(インディペンデンス)⇒Lower Vidette Meadow(ロゥワー・ビデット・メドウ)
0430起床。0615クロードと別れる。0645出発。

0705 写真中央の宿の主人の車でOnion Valley(オニオン・ヴァレー)登山口着。
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装備、食糧共にこれまでの経験を活かして限りなく無駄がなく、必要なものをそろえた状態となった。
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数日を共にしたクロードとはすっかり仲間だったので、強い喪失感にさいなまれながらも気持ちを強く持って移動野営を再開。
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行動食には、クッキーの他にエナジーバーを2本食べるようにした。日本の山と違い、こちらでは一日10時間近く歩くのでこれぐらいカロリーがないと歩けない。
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前日に下っていた時に「ここを登るのはしんどいな」と憂鬱(ゆううつ)だったが、少し前に見えるものを目標にして少しづつ登るやり方を身につけていたので、そのやり方でがむしゃらに無心で登ったらあっという間にJMTに登ることが出来た。人生も同じようなものなのかも知れないと思った。
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9年かけてJMTを登っているというグループに出会った。今回でフィナーレを迎えるとのこと。何かいい仲間だなと思った。イメージ 8

この谷の下が本日の野営地。目の前に見えるEast Vidette(イースト・ビデット)の鋭い峰がカッコいい。イメージ 9

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1500 この日の野営地・Lower Vidette Meadow(ロゥワー・ビデット・メドウ)着。最近クマが非常に活発に活動しているエリアとしてレンジャーが盛んに警告していたところなので、ついにクマに遭遇するかと少し期待をしてしまう。確かにクマが出そうな雰囲気があった。
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Pack train(パック・トレイン)の馬たちも近くで休憩していた。
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クマがよく出没するエリアにはこのようなベアボックスが設置してあった。この日は私もベアキャニスターと食器をボックスの中に入れて寝た。
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9/8(金) 
◆天気:晴れ 
◆行程:Lower Vidette Meadow(ロゥワー・ビデット・メドウ)⇒Tyndal Frog Ponds(ティンダル・フロッグ・ポンド)
0600起床。0840出発。

バックパックに釣り竿をさしていたので話しかけたバリー。ロングトレイルを歩きながら、釣りもするらしい。日本のテンカラ竿も持っていて驚いた。コロラド出身なこともあり、弟はラフティングガイドをやっているとはさすが。
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これまであまりこのブログで触れてこなかったが、トレイル上にはこのように馬などの糞がたくさんころがっているので、踏まないように注意しなければいけない。たまにクマの糞があるとも言われているが、、、
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Forester Pass(フォレスター・パス)4,023m
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今年の4月末からPCT挑戦を続けているアメリカ人のポールとドイツ人のナターシャ。偶然同じ日にスタートしたということでとても仲良しの二人だった。ポールは日本のお遍路さんもやったと誇らしげに語ってくれた。
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フォレスター・パスを下ったあと、振り返る。中央のくぼみがパス。
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小動物マーモットを発見。のそのそとぬいぐるみのように動く可愛い生き物だった。
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フォレスター・パスを下ったあとは、強い強風だった。雨雲らしい雲が近づいてきていたので、野営地へ急いだ。
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これから北に向かうハイカーに対しクマの活発な動きを警告するパークレンジャーからの呼びかけを発見。残念ながら私がすでに通り過ぎてしまったエリアが対象、、、
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1900 この日の野営地・Tyndal Frog Ponds(ティンダル・フロッグ・ポンド)着。
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炊事しようという時に、すごい強風が吹き荒れたため、三本の大木の木陰に絶妙なシェルターを作ってここで炊事をした。
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9/9(土) 
◆天気:晴れ ときどき くもり 
◆行程:Tyndal Frog Ponds(ティンダル・フロッグ・ポンド)⇒Guitar Lake(ギター湖)
0605起床。室内気温5℃。0825出発。

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途中で出会ったハイカーから、重いので貰って欲しいとチーズをいただいた。
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日本からアルパインツアーで来ている方々にお会いした。雪のためにホイットニー山を断念されたとのことで気の毒だった。私は三週間ぶりに日本語が話せてとてもうれしかった。
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韓国の青年二人。南からJMTを歩き始めたばかりゆえ、装備や服がまだピカピカ。かつての自分を思い出した。
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1530 この日の野営地・Guitar Lake(ギター湖)着。
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写真中央あたりにテント(グリーン)を設営した。
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設営後は、水を汲み、浄水器でろ過し、スポーツドリンクを作った。設営後の楽しみだった。
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いやな雲が近づいていたため、炊事を急いでいたが、、、
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突然、雹が降り、やがてそれは雨に変わった。
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貴重な防寒具でもあるレインウェアがびしょ濡れだったため、テント内にロープを張り、暖かくして乾燥させた。

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9/10(日) 
◆天気:晴れ ときどき くもり 
◆行程:Guitar Lake(ギター湖)⇒Mt. Whitney(ホイットニー山)⇒Outpost camp(アウトポスト・キャンプ)
0530起床。とても寒い。室内温度5℃。0615朝食を済ませた後、寝袋にくるまり温かくなるのを待つ。
0815出発。

雪が凍っている状態を避けるため、あえて少し遅めの出発とした。
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JMT最高の峠・Trail Qrest(トレイル・クレスト)4,145m
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この先、雷は極めて危険なため、発生した場合には速やかにそのエリアから脱出することと書いてある。
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JMTの南の端であるMt. Whitney(ホイットニー山)4,418m。アラスカ州を除く全米最高峰。
移動野営を開始してから25日目。自分はここまで来れないのではないかと何度も思った。
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一緒に山を下ったロシア人のバシリー。とても足が速い青年だった。
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1755 この日の野営地・Outpost camp(アウトポスト・キャンプ)着。
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9/11(月) 
◆天気:晴れ ときどき 雨 
◆行程:Outpost camp(アウトポスト・キャンプ)⇒Lower Boy Scout Lake(ロゥワー・ボーイスカウト・レイク)⇒Whitney Portal(ホイットニー・ポータル)⇒Lone Pine(ローン・パイン)
0610起床。0740出発。

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ホイットニー山エリア周辺では、挨拶をしないハイカーがたまにいたり、ゴミが目立つようになってきた。スカウトとして無視してはいかんなと、ゴミ拾いを始めた。
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JMT達成をすごく祝ってくれたハイカー夫婦。イメージ 64

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標識も何もないが、この沢の脇から延びる道こそ、Lower Boyscout Lake(ロゥワー・ボーイスカウト・レイク)に繋がる道のはずだった。意を決してトレイルから外れるこの道を上がった。


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どうやら、この谷を上り詰めた先が目的地のようだった。
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クライマー二人と出会った。ホイットニー山東壁を登ってきたと誇らしげに写真を見せてくれた。この谷からホイットニー山が見えることも教えてくれた。
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谷の向こう、奥に見えるのがホイットニー山。こちら側から見た方が鋭くてカッコいいことが分かる。
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Lower Boy Scout Lake(ロゥワー・ボーイスカウト・レイク)。なかなか苦戦した割には小さい湖で拍子抜けした。上流に行くと”Upper〜”というもう一つのボーイスカウト・レイクがあるようだ。
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下りはどしゃぶりの雨となった。沢を渡る道がいくつもあり、元来たトレイルがわからなくなった。雨ですべり、沢の中へ両足の靴ともに落ちてびしょびしょになってしまった。とりあえず、雨をしのげる木陰を見つけて落ち着いて雨具を着、水と行動食を取り、気を取り直して行動したら無事にトレイルを発見することが出来た。
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1443 また元の分岐路へ。
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1540 私の移動野営の目的地・Whitney Portal(ホイットニー・ポータル)着。
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売店でお土産を買った後、私はふもとの街のLone Pine(ローンパイン)までヒッチハイクする必要があった。最初全然止まってくれなかったので、行き先を書いた紙をかかげたら、一発で止まってくれた。
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私を乗せてくれた国立公園職員のハンナとエリック。とても優しくて話好きないい人たちだった。
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予約していた宿にチェックインすると、まずシャワーを浴びてサッパリした。そのあとは、コインランドリーに行って洗濯、そのあとはスーパーに行って買い物をした。。。
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つづく
(記:ボーイ隊副長 K)

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アルパインツアーで参加していました。JMTスルーハイクおめでとうございます。
お会いした後、帰国するまでみんなで「川口さん(お名前伺ってなかったので、川口さんと呼んでいました!)、ちゃんと登頂できたかな」と心配していました。
あそこでお会いするまで、大変な道のりだったんですね。すごい達成感でしょうね。
改めてお疲れ様でした!

2017/9/21(木) 午後 8:12 [ さなぴょん ]

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> さなぴょんさん
ブログ本当に見てくださったんですね!有り難うございます!!ホイットニー登頂を断念されたのは本当にお気の毒でしたが、皆さんとても良い雰囲気で楽しそうでした。アメリカのウィルダネスを体感されたのも、得難い大変貴重な経験をされましたよね。またシエラに戻ることも出来ますね!私はベテランハイカーたちから教わった軽量化というものを、今後ボーイスカウトで追求して行きたいです。Have a good hike !! 加藤

2017/9/23(土) 午前 11:48 川口第19団


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