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今年の正月休みは、山積み状態であった未だ見ていないDVDの映画を片っ端から見まくっていました。既に見た作品やビデオも合わせて、確実に20本以上にはなると思います。
最近見るのが無くなってきたので、ヤフオクで中国製(リージョン6)の黒澤明DVD BOXを購入しました。(注意! マルチリージョンのDVDプレーヤーでのみ再生可能です。)
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h43793598
セットの中身は、1943年の監督デビュー作である「姿三四郎」から1965年の「赤ひげ」までの黄金の東宝時代の17作品が20枚のDVDになって収まっています。
羅生門(1950)
七人の侍(1954)
赤ひげ(1965)
蜘蛛巣城(1957)
悪い奴ほどよく眠る(1960)
生きる(1952)
野良犬(1949)
醉いどれ天使(1948)
醜聞(1950)
白痴(1951)
姿三四郎(1943)
續姿三四郎(1945)
虎の尾を踏む男達(1945)
隠し砦の三悪人(1958)
わが青春に悔なし(1946)
素晴らしき日曜日(1948)
静かなる決闘(1949)
ただし、「一番美しく」、「明日を作る人々」、「生きものの記録」、「どん底」、「用心棒」、「椿三十郎」、「天国と地獄」の7作品は含まれていませんので、これまたご注意を。
ひさびさに見たいと思っていた「用心棒」、「椿三十郎」、「天国と地獄」の傑作中の傑作である3作品が揃って入っていないのは誠に残念です!!!
「七人の侍」を見たのは、おそらく20年ぶり。ほんとにひさびさです。しかし、「七人の侍」はいい!七人の侍のキャラクターが丹念に描き込まれていて戦闘シーンも圧倒的な迫力で迫ってきます。他の映画の描写レベルを圧倒的に引き離しております。
10代後半の学生の頃、生まれて初めて「七人の侍」を見ました。その時は、七人の侍の中で三船敏郎演じる菊千代の強さ、ダイナミックさ、豪快さ、意気消沈した仲間を鼓舞する明るさ、などに感情移入しました。
20代半ばの社会人に成り立ての頃は、宮口精二演じる久蔵にすごく惹かれました。剣の腕は抜群で、物静かで、冷静に現状を分析し、今何が必要か、次に自分は何をすればいいのか、を考え行動する。手柄を立てても決して奢るどころか、他人からの評価自体、一切無頓着。
40代になった現在、改めて見て、志村喬演じる勘兵衛の人間性、リーダーシップ、作戦立案能力、組織運営能力、優れているのに未だ仕官叶わず浪々の身のゆえの挫折感などに深い共感を覚えました。
また、迫り来る騎馬に備え日本刀を構え、一刀両断野武士を打ち落とすシーンや、弓で狙いを定めるシーンでの背筋がピーンとした姿勢が、本物の侍を彷彿させ、なんともりりしい。
ひさびさに見て、それぞれの年齢に応じて感情移入してしまう侍が変わってくるんだなあと改めて新鮮な発見をしました。
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