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カツオ島に向かう間、カヤックの船底がブルブルと振動をした。やがてそれは収まり、しばらくして再びブルブルと振動を始めた。3回くらい繰り返した。
私のクロシオ、中古で去年の2月に買ったのだが、既にその頃からオンボロだったが、遂にガタが来たのか?それとも黒潮分流の海を遡上するとハルが振動するものなのか?
この後、同じくクロシオ乗りの塩島に会うから、聞いてみよう。もし壊れていたなら、かなりショックだな・・・。
わずか3Kmを1時間もかけて黒潮分流を遡上してカツオ島に着いた。カツオ島周辺は遠目からもわかるくらい波が立っていた。特にカツオ島と伊豆半島との間が浅いのが荒れ狂っている。
近くにくるとただ波が立っているだけでなく、西から東へ向かって滔々と膨大な量の海水が川の様に流れていたり、ボイルしていたり、うねりと合成されて三角波になっていたり、非常に複雑な海の状況となっていた。最も流れの激しい箇所を上流に遡るには、時速8Km以上のしっかりした漕ぎでようやくジリッジリッっと遡れるといった具合だ。
波の高さは通常はスネ、時々大きいのがヒザくらい、小さい。さらに具合が悪いことに、波は立ってはすぐにおさまってしまって、ロングサーフィンがなかなか出来ない。せいぜい3〜5mのサーフィンを数本やれた程度だった。
サーフィンには適さないが、なかなか興味深い海の在りようなので、カツオ島周辺の荒れた海でしばらく遊んだ。腕時計を見たら11時を回っていた。一時間という時間があっという間に経っていたことになる。
波の穏やかな場所へ移動して、塩島さんに連絡を入れようとコックピット内の防水バッグの中にに入れておいた携帯を取り出した。塩島さんからの着信が3本あった。その瞬間、カツオ島へ向かう途中に発生したカヤックのハルの振動という不具合が解決した。
私の携帯は、着信時に着信音とバイブレーターをONに設定していた。塩島さんからの着信の時、携帯が振動して、それがカヤックを振動させたのだ。たまたまカヤック固有の振動の周波数と携帯のバイブレーターの振動が同期してしまったのだ。
とりあえずカヤックの故障ではなく一安心。
つづく(かも?)
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