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冒頭のシーンは、ストップモーションの連続の賭場荒らしのシーン
「旅人さん、同業のよしみだ。助っ人を頼みます」と紋次郎に頼み込む渡世人。
「あっしは、面倒なことには関わりを持ちたくねぇんで」そそくさと逃げ出し一階へ降りる紋次郎。
「あいつが木枯し紋次郎」2階から階段の下を見下ろしている代貸し風の男が、下手なセリフ回しで大声で独り言を言う。
と、いきなり従来の人情味溢れる主人公と対極の性格全開の主人公の登場で物語は始まる
視聴者にとって説明不足なところが2箇所くらい、見受けられる。
1箇所目は、いかさま博打で逃げるサイコロ振りの姉とその弟。冒頭のシーンで、あれほど「面倒なことには関わりを持ちたくない」と言っていた紋次郎が、なぜかその姉弟に自分から深く関わろうとする。
それは、辻堂で昼寝をしていたのを邪魔されたため腹が立っているのか、それとも昨夜のいかさま博打で勝てなかったためイライラしていたのか。
その行動理由の理解に苦しむ。視聴者は、のちに姉の顔立ちが紋次郎の死んだ姉にそっくりなためと分かるが、それでもどう考えても理由として成立しないようなささいな理由に感じられる。
2箇所目は、旅籠で3人のチンピラにボコボコにされるが、紋次郎はなぜか反撃しない。
その理由は、今夜が姉の命日だから喧嘩をしない。といった自分の決めた行動原理を頑なに守っているからなのだが、後で説明されるがそのシーンでは視聴者にはそのような説明はない。
実はこの「自分の決めた行動原理を頑なに守る」という紋次郎の行動原理は、シリーズ通して決してブレることのないテーマである。
あと、川留めのふれを伝える人物が馬に乗ったヒゲを生やした代官風の武士なのは、違和感を感じる。年に何度も起こる川留めの度に代官本人が、いちいちふれに走っていてるのは全く持っておかしい。飛脚に書状を持たせ、ふれを出すくらいがちょうどいいのでは?
見所としては、
旅籠で身の上話を自分から始めたり、やたら喋ったり、おせっかいを焼いたり、紋次郎のキャラクターがブレまくっていて、シリーズ初期の模索っぷりが伝わって微笑ましい。
敦夫兄ぃのセリフ回しが、そのセリフなら、確かにその言い回しで正解だが、会話相手のセリフのやり取りの中では、そのセリフ回しのままじゃダメだろ!って感じな箇所があって、初々しい。
市川崑監督作品の「犬神家の一族」や「どら平太」など多くの作品で見られる着物を着た女が襖や障子を思いっきり閉め、着物の端が襖に挟まり、思いっきり引くという巨匠の遊び心いっぱいの定番の有名なシーンが、ここでも見られる。
若き日の火野正平が別の芸名(本名?)で出演している。
物語の最後であの人が意外なあの人だったというドンデン返しも用意されている。それで、サイコロ振りの姉と紋次郎の姉が似ているのも、なにもかも合点がいってスッキリする見事な決着っぷり。
木枯し紋次郎の前番組の「女ねずみ小僧」の主演女優である小川真由美の魅力が見事に炸裂していて、(着物を肩から脱いださらし姿といったサービスショットもあり)「女ねずみ小僧」のファンを新番組「木枯し紋次郎」に継承させる役割も果たしたある意味小川真由美の魅力全開の非常に華のあるチャーミングな記念すべき映像化第一作作品である。
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おみつさま。辿り着きました!
いいブログですね🌸
2014/4/5(土) 午後 11:08 [ なららん ]
今日のBS-TBSの6時から再放送ですね。
2014/4/30(水) 午後 7:24 [ spider speed ]