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過去起きた絵画の盗作事件は、有名な画家の絵のタッチや構図を真似て、その画家のサインを入れ、その画家の未発表の絵として売ったといった行為だった。
今回の発生した事件は、日本ではさほど有名でない画家の作品のコピーを作り(模写)、自分のサインを入れ、あたかも自分の作品として発表した。
一般に模写とは、作者の許可を得たり、著作権切れの作品などに対して行うのが筋だ。さらに作品のタイトルも模写と判るようなタイトルにしなければならない。これは鉄則。
ゴッホも、浮世絵や、オランダの先輩画家ミレーの農民画を模写した。
http://www.momat.go.jp/Honkan/Gogh/#chapter2
『種まく人』ミレー
http://www.asahi-net.or.jp/~hw8m-mrkm/kate/gallery/05.sower.html
『種まく人』ゴッホ
http://art.pro.tok2.com/G/Gogh/goh17.jpg
見れば一目瞭然だが、模写といっても、そこにはゴッホの真髄とも言えるオリジナリティの溢れた芸術が吹き込まれていて、単独で成立する芸術作品だ。
一方、4月28日に放送されたNHKの幼児番組『おかあさんといっしょ』の中で、うたのおねえさんであるはいだしょうこさんが同番組の人気キャラクターのスプーを絵描き歌で描いた。
スプーの本当の姿
http://www.nhk.or.jp/event/okasan/contents/31-supu.html
一般に絵描き歌というのは、どんな絵心がない人間でも、上手にそっくりの絵が書ける。模写や複製が可能な絵描き方法であるはずだ。
しかし、うたのおねえさんの描いたスプーは似ても似つかぬオリジナリティの溢れた怪物であった。うたのおにいさんも番組中何度も笑い、「画伯!」とツッコミを入れるほど。(ぷっすま の草薙画伯も、真っ青)
http://www.youtube.com/watch?v=bPTgVw9bono
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