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浜岡原子力発電所の前の海水は驚くほど温かだった。
御前崎の前はブーマーだらけでメチャメチャ荒れていて、荒れていないギリギリを、約300mくらい沖合いを迂回してまわった。
御前崎港の前で、海上保安庁の巡視船おきつ から降ろされてきた小型ボートに呼び止められて、「どこへ行く?」「名前は?」「携帯の番号は?」などと聞かれ、「今日の相良到着、明日の出発時、明日の伊豆到着時に連絡をくれ。もし明日夜になったら我々は君の捜索を開始しなければならないから。」と告げられた。
海保の小型ボートと別れると急に向かい風が強くなり、残り3〜4Kmくらいなのだが強風の向かい風の中、非常に苦労して、1時間かけて相良に着いた。15時40分 約9時間。
テントを張り、あり合わせの夕食を食べた。
これでまずは、駿河湾横断の前提条件となる5月4日の前日までに相良に辿り着くことはできたわけだ。ここまで、自分がやれる限りのことは、やったわけだ。最悪の事態、自分との勝負に負けることはなかったわけだ。少しだけだが充実感を味わった。
あとは、明日の朝起きた時の自分自身の肉体のコンディションと、天気と海のコンディションに素直に従うだけ。そう覚悟、納得をして、そしてシーカヤックの神様に「明日、駿河湾を無事渡れますように!」とお願いをして、泥のように寝た。
静岡県磐田市中平松 6:40 〜 静岡県相良町須々木 15:40 50.23Km
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