追い波で、GO!

愛知県に住むシーカヤッカー・カミヤッカーが、勝手気ままに書き散らす日記です。

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 笹沢左保の「木枯し紋次郎」シリーズは全部で100話書かれており、執筆された年代によって4期に分類されております。現在入手しやすい光文社、新潮社の文庫本のタイトルとそれらに収録されているエピソードを以下にまとめました。

注1.TVシリーズ「新木枯し紋次郎」と原作の「新・木枯し紋次郎シリーズ」は、ほぼ同じ名称ですが、前者は原作第二期にあたり、後者は原作第三期にあたります。

注2.各年代に様々な出版社から、収録内容の異なる様々なタイトルで木枯し紋次郎シリーズは出版されていますが、現在最も入手しやすい光文社、新潮社の文庫本を元に調査しました。


第一期(30話) 昭和46年3月〜昭和48年6月 赦免花〜鳴神峠 (主にTVシリーズ「市川崑劇場・木枯し紋次郎1部2部」の原作)

木枯し紋次郎(一) 赦免花は散った 初版本1971年講談社
 赦免花は散った 「小説現代」1971年3月号 (天保6年9月 渡世の道に入って十四年、紋次郎30才)
 流れ舟は帰らず 「小説現代」1971年4月号
 湯煙に月は砕けた 「小説現代」1971年5月号
 童唄を雨に流せ 「小説現代」1971年6月号
 水神祭に死を呼んだ 「小説現代」1971年7月号

木枯し紋次郎(二) 女人講の闇を裂く 初版本1971年講談社
 女人講の闇を裂く 「小説現代」1971年8月号
 一里塚に風を断つ 「小説現代」1971年9月号
 川留めの水は濁った 「小説現代」1971年10月号
 大江戸の夜を走れ 「小説現代」1971年11月号
 土煙に絵馬が舞う 「小説現代」1971年12月号

木枯し紋次郎(三) 六地蔵の影を斬る 初版本1972年講談社
 六地蔵の影を斬る
 噂の木枯し紋次郎
 木枯しの音に消えた
 雪燈籠に血が燃えた

木枯し紋次郎(四) 無縁仏に明日をみた
 無縁仏に明日をみた
 暁の追分に立つ
 女郎蜘蛛が泥に這う
 水車は夕映えに軋んだ
 獣道に涙を棄てた

木枯し紋次郎(五) 夜泣き石は霧に濡れた
 馬子唄に命を托した
 海鳴りに運命を聞いた
 夜泣き石は霧に濡れた
 駈入寺に道は果てた
 明鴉に死地を射た

木枯し紋次郎(六) 上州新田郡三日月村
 錦絵は十五夜に泣いた
 怨念坂を蛍が越えた
 上州新田郡三日月村
 冥土の花嫁を討て
 笛が流れた雁坂峠

木枯し紋次郎(七) 木枯しは三度吹く
 唄を数えた鳴神峠

第二期(25話) 昭和51年3月〜昭和53年3月  (主にTVシリーズ「新木枯し紋次郎」の原作)

 木枯しは三度吹く
 霧雨に二度哭いた
 四度渡った泪橋

木枯し紋次郎(八) 命は一度捨てるもの
 念仏は五度まで
 命は一度捨てるもの
 狐火を六つ数えた
 砕けた波に影一つ

木枯し紋次郎(九) 三途の川は独りで渡れ
 鴉が三羽の身代金
 四つの峠に日が沈む
 三途の川は独りで渡れ
 鬼が一匹関わった

木枯し紋次郎(十) 虚空に賭けた賽一つ
 虚空に賭けた賽一つ
 旅立ちは三日後に
 桜が隠す嘘二つ
 二度と拝めぬ三日月

木枯し紋次郎(十一) お百度に心で詫びた紋次郎
 白刃を縛る五日の掟
 雷神が二度吼えた
 賽を二度振る急ぎ旅
 年に一度の手向草
 お百度に心で詫びた紋次郎

木枯し紋次郎(十二) 奥州路・七日の疾走
 奥州路・七日の疾走

木枯し紋次郎(十三) 人斬りに紋日は暮れた
 人斬りに紋日は暮れた
 明日も無宿の次男坊
 女郎にはたった一言
 生国は地獄にござんす


第三期(11話) 昭和63年9月  新・木枯し紋次郎シリーズ (ライバル 峠花の小文太 登場)

木枯し紋次郎(十四) 女の向うは一本道 1988年9月講談社「新・木枯し紋次郎 舞って散った峠花」より
 孤影は峠を越えた
 黒髪が風に流れて
 女の向うは一本道
 黙して去った雪の中
 関所に散った梅の花

木枯し紋次郎(十五) さらば峠の紋次郎 1988年9月講談社
 恋の闇路を見送った
 白刃が消した涙文字
 夜桜に背を向けた
 遺恨の糸引く奴凧
 死神に勝つは女か雷か
 さらば峠の紋次郎


第四期(34話) 平成7年2月〜平成11年7月  帰って来た木枯し紋次郎シリーズ (38歳以降の紋次郎)

帰って来た木枯し紋次郎 平成8年3月新潮社
 生きている幽霊
 泣き笑い飯盛女
 諸行無常の響き
 舞い戻った疫病神
 新たなる旅立ち

帰って来た木枯し紋次郎 同じく人殺し 平成8年12月新潮社
 仏前の握り飯
 同じく人殺し
 割れた鬼の面
 反魂丹の受難
 何れが欺く者

帰って来た木枯し紋次郎 かどわかし 平成9年9月新潮社
 峠だけで見た男
 十五年の沈黙
 かどわかし
 三人と一匹の別れ
 観世音菩薩を射る
 折鶴に甘い露を

帰って来た木枯し紋次郎 さらば手鞠唄 平成10年4月新潮社
 まぼろしの慕情
 顔役の養女
 死出の山越え
 名月の別れ道
 さらば手鞠唄
 追われる七人

帰って来た木枯し紋次郎 悪女を斬るとき 平成11年2月新潮社
 やってくんねえ
 振られて帰る果報者
 望郷二十三年
 乱れ雪の宿
 悪女を斬るとき
 雪の中の大根

帰って来た木枯し紋次郎 最後の峠越え 平成11年7月新潮社
 最期の峠越え
 夕映えの嫁入り
 悪党のいない道
 死は遠い空の雲
 桜の花を好んだ男
 霧の中の白い顔

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