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時代劇専門チャンネルにおいて、ハイビジョンにリマスタリングした「木枯し紋次郎」が、10月からいよいよ放送されるそうです。
http://www.jidaigeki.com/special/0910_1/
1話あたり50〜60時間の手間隙をかけて熟練の職人が、髪の毛一本一本まで鮮明に、肌の質感まで美しく蘇えらせているそうです。私も視聴を申し込もうと考えております。今から楽しみです。
しかし、上記ホームページの下にある <11月放送予定>「続・木枯し紋次郎」 なる文言、なんとかなりませんか?!
そもそも「続・木枯し紋次郎」という珍妙なる呼称は、初オンエアーから数年後、NHKがBSで再放送する時に第1シーズンと区別するために、あくまでも便宜上名付けた呼称です。歴史上「続・木枯し紋次郎」というテレビ番組名で制作・放送された映像作品は、この世の中には一切存在した事実はありません。
制作のCAL自身のHPにも、「続・木枯し紋次郎」なる呼称を、いまだに用いています。水戸黄門は、第XX部と表記しているにもかかわらず。
http://www.cal-net.co.jp/monjiro/index.html
これは「市川崑劇場・木枯し紋次郎」という空前の大ヒットをした傑作・時代劇のタイトルを、捻じ曲げて後世に伝えかねない愚行です。番組名を正しく呼称しないのは、当時必死で制作して傑作を生み出したスタッフや出演者の人々に対する大いなる冒涜です。そうは思いませんか?なぜ存在しない番組名で、傑作・時代劇を呼称するのですか?傑作・時代劇の事実を、正しく後世に伝えましょうよ!
どうしても区別したければ、1972年1月1日〜2月26日、4月1日〜5月27日に放送された「川留め」から「流れ舟」までの全18話を、水戸黄門などの時代劇の一般的な呼称にならって第1部、もしくは最近はやりの海外ドラマ風に第1シーズンと呼び、1972年11月18日〜1973年3月31日に放送された「馬子唄」から「三日月村」全20話を、第2部もしくは第2シーズンと呼称するのが、一般的には一番妥当と思われます。
ちなみに第1部と第2部の微妙な差異は、
・芥川隆行のエンディングでのナレーションが、「なぜ→どういう経路で」「くに→こきょう」に変更されている。
・市川崑の関わりが、第1部では4作品で監督、他の作品では脚本のチェックなどの監修をしていたが、第2部では最終回「三日月村」の演出監修のみにとどまり、基本ノータッチ。
・第2部では女優陣が豪華になった。
・第1部の特に前半では、紋次郎が自分から喋ったり、やたらおせっかいだったりとキャラが固まっていなかった部分も見受けられるが、第2部では紋次郎のキャラクター設定がしっかりと定まっている。
・第2部の中盤から後半にかけて、「必殺」との視聴率のデッドヒートの影響で、レイプシーンやお色気シーンが増えたり路線が若干ブレています。「必殺」が、紋次郎の放送開始時間に合わせてエロいシーンをぶつけたことの対抗策として、特に「錦絵」では、番組開始からいきなりお色気シーンになってます。
などが挙げられます。
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