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キース・ジャレットの1978年にリリースされた「My Song」というアルバムの中に「Contry」という非常に美しい曲があります。
http://www.youtube.com/watch?v=o8FNeG6lmvE&feature=related
学生時代に楽器屋でアルバイトしていた友人から、吹奏楽部で使われていて払い下げになったテナーサックスを譲り受けました。その時は曲など吹けずただブーブーならしているだけでした。
5〜6年後、幼なじみと遊びでやっていたバンドに、招かれ
「お前、楽器は何を持っているんだ?」と友人に聞かれ、思わず「テナーサックス」と答えた私は、この曲を練習することになりました。
急遽、テナーサックスの教則本を買ってきて、独学で練習しました。一音一音音を探していき、非常に複雑な運指だったのでしたが、苦労の果てに、どうにかこうにか通して吹けるようにはなりました。
さらにその2〜3年後、バブル絶頂の頃、東京に数カ月間出張していた私は、出張手当など様々な手当が付き、財布の中にはいっぱいのお金が詰まっていました。(今では想像も出来ませんw)
私は、そのお金で、神田の楽器屋へ行き、ヤマハの新品のテナーサックスを購入しました。グレードはたしか一番安物の一つ上のやつだった記憶があります。
家に持ち帰り、「さあ新品のサックスで練習するぞ!」と意気込んでキース・ジャレットの「Country」を吹いたのですが、おかしい?今まで通りの運指で吹いても全く曲にならないのです。
どうやら、以前吹いていた中古のテナーサックスは、落としたか何かで壊れていたようで、音が通常のサックスと異なり狂っていたのでした。その狂った音のせいで運指も非常に複雑になったのでした。
バンドもしばらくしたらやがて活動休止になり、仕事も忙しくなり、せっかく高額のお金を出して買ったサックスも全く吹かなくなってしまい、押入れに入れたままになってしまいました。
ところが最近、20数年ぶりに、そのテナーサックスをケースから出し吹く機会がありました。
やはりどうしてもキース・ジャレットの「Country」を吹きたい!そんな感情がふつふつと湧いてくるのを感じるのでした。
John Burgess Quartet というジャズバンドのカバー。味わいがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=YHy4J2vEIw0
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