追い波で、GO!

愛知県に住むシーカヤッカー・カミヤッカーが、勝手気ままに書き散らす日記です。

2008 尾鷲→美浜

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 前のページ | 次のページ ]

漕がずに死ねるか!

イメージ 1

 写真は、今回のツーリングでGPSが100Kmを示した瞬間です。

 なぜこんなことをしているのか?なぜ今回のようなロングツーリングをしているのか?理由はたくさんあります。その一つとして『こんな形のキャンプツーリングをしたくてシーカヤックを始めた。』というのが第一の理由として挙げられます。

 しかし、シーカヤックを始めたての1〜2年目の初心者の頃は、それがやりたくても到底スキル的に出来きっこないやと、自分自身では納得しており、しばらくはその気持ちを封印したままにしておりました。

 私がシーカヤックを買ったショップは、文字通りのショップで売るだけのショップでした。ですからシーカヤックの漕ぎ方などは全く教えてくれませんでした。言うならば全て我流で漕いでいました。またツーリングも、カヌークラブで知り合ったアマチュア仲間同志で、調査、企画、実行までを全てやっていました。当時はそれが普通と思っていました。今振り返ると、悪い面で見るならば我流、良い面でとらえるならばツーリングをプロの引率なしで初めから自分自身の力でやる自信というものが自然とはぐくまれてきたんだなあと逆にそんな環境に感謝しております。

 また私のシーカヤッキングに対する心がけの一つに、「現在の自分のやっているシーカヤックの活動が、これが本当に自分のやりたかったことなのか?」「今の自分がやるべきことなのか?」ってことをいつも考えるようにしています。そこで、「自分のやりたいことをやる。」という大前提に基づき出た結論に従ってシーカヤックの活動の方向性を少しづつですが路線変更していくことを心がけています。

 シーカヤックを始めて8〜9年経った頃、自分の子供達が大きくなりシーカヤックを自分の手で教えたいと強く思うようになりました。しかし、自分の我流の技術を教えるわけにはいかない。もっともっと世界で標準と言われるような技術を自分が身に付けて、それを子供達に教えたいと思うようになりました。また「シーカヤックを始めて、もうすぐ10年になりそうなのに、いまだに何もやっていない。」と焦る気持ちが心の中でもたげ初めていました。そこで私は「ジャスカのシーカヤック・インストラクターの資格を取る。」という目標を立て、来る日も来る日もシーカヤックの技術的な練習に取り組み始めました。初心者の頃、先生に教えてもらえなかったかわりにベテランになってから改めて学び直したって感じでしょうか。

 インストラクターの資格を取った翌年は、「次、何をやろう?」と、実はかなり燃え尽きていたのですが、シーカヤックでのサーフィンの練習に取り組むことにしました。このシーカヤックでのサーフィンが難しくてなかなか面白いのです。今回の遠征にも非常に役立ちました。ていうかこの技術は遠征には、必須です。

 またその年、Jogoさんの遠征のサポートをやりました。これは、書物では学び取れなかったシーカヤック遠征に関すること、海に関することなど、実践的で具体的な多くの事柄を学ぶことができました。

 しかし、それをやり終わった頃、シーカヤック歴11年の46歳となっていて、肉体的にもどんどん衰えをひしひしと感じ始め、自分のやりたかったことに対して肉体がついてこなくなり始めてきていることを感じ始めました。

 「これじゃあいかん!このままじゃ一生、自分がやりたかったことが出来ないまま、終わってしまうぞ!」と思い、シーカヤックを始めた時に本当にやりたかったロングツーリングの実行に移す決断をしました。日本中、津々浦々にある素晴らしく美しい海からの景色をもっともっと見たい。それを見ずして死んでも死に切れない。これが私の動機のほとんどの部分を占めています。

 要するに「漕がずに死ねるか!」ってことです。

 でも、漕いでいる最中にピンチになって「漕いでて死ねるか!」と叫ぶような事態に陥らないように気をつけたいと思いま〜〜〜す。

座佐浜 − 英虞湾

イメージ 1

イメージ 2


 昨日のお昼に食べたおにぎりが不味かったので、今日の行動食からマイナーモデルチェンジしました。クラッカー、リンゴ、魚肉ソーセージ、ナッツ・ドライフルーツ類。

 断崖と大きな湾の降り口の横断を交互に繰り返し、古和浦湾、神前湾、贄湾、五ヶ所湾と進んでいった。予想していたよりも意外に船舶の出入りが少なく、楽に横断出来た。また、座佐であれだけ強く吹いていた北風は、お昼頃にはほとんど無風になっていた。

イメージ 3


 今日も天気はいいのだが黄砂がひどくて見通しが悪い。五ヶ所湾あたりから行方の遥か彼方に陸地が黄砂にかすんで見えた。おぉ!あれが渥美半島か!どんどん近づくにつれ私が思っていた渥美半島はどんどんスケールダウンしていって、やたらこじんまりとしぼんで小さくなっていった。おかしいなぁ?と思い地図で確認したみたところ、英虞湾を取り囲んでいる半島であることがわかった。黄砂は人の距離感覚を惑わす。田曽岬から御座岬へと斜めに英虞湾の入り口を時間をかけて横断した。

イメージ 4


 英虞湾にを半島の岸づたいに入っていって、今夜キャンプ出来そうなビーチを探した。湾内はうねりが入ってこず風波もさざ波程度で、パドリングが非常に楽になった。大海原を砂漠に例えるなら、英虞湾はまさにオアシスであろう。しかし、牡蠣の養殖いかだや、釣りいかだ、定置網などシーカヤックで航行する場合、疲れきった体でわざわざ大回りしたコース取りをしなくてはならないので、非常に神経を使い苦労する。まだ大小様々な漁船や遊覧船、渡船なども非常に多かった。

 適当にビーチを探して、上陸した。座佐浜 − 英虞湾 40Km。

 昨日のキャンプ地は携帯電話が圏外だったのだが、今日は大丈夫だった。昨夜掲示板に報告していなかったので、心配して捜索を始めるといけないので、報告の書き込みを遅ればせながらしておいた。

イメージ 5


 携帯にまっちゃん(同じ期間、古和浦−愛知を遠征中の人)から着信が入っていたのでかけてみた。朝6時に出て、10時頃大王崎を越えたところで強い北風のため遠征を中止したとのこと。現在迎えに来た奥さんの自動車で帰宅の途中とのこと。残念。非常に残念。同じコースで、同じことをしている人がもう一人いるんだ。ということが心の支えだったのに・・・。何故か急に心細くなってきた。

強い北風

イメージ 1

 5月28日 月曜日 3日目

 5時30分頃、目覚めた。朝食を食べ終わった7時頃から微風だった北風が次第に強くなり、テントを強く揺らし始めた。海面には波が立ち、山の木々も大きく揺れていた。これはかなりの強風だ。

 座佐浜は、私の携帯電話は圏外だったため、ラジオで天気をチェックする。今日一日晴れなのだが、北の風が吹くとのこと。今日を含めあと4日間は晴れ続けるとも言っていた。全体で約180Kmを漕ぐ予定なのだが、昨日のように1日当り46Kmも漕いだから、4日間でこのままだったら高浜に着いてしまう。停滞なしの超短い遠征になってしまうな。8〜9日を想定して持ってきた食料が大量に余ってしまうな。と心配したが、全ては自然、ようするに天気が決めること、たとえどの様な結果になろうとも状況に応じて進めていくしかあるまいと、自分の心に固く再確認をした。

 強い北風がおさまるのを期待しながらのんびりと片付け、着替え、パッキングを開始した。8時前には、準備万端いつでも漕ぎ出せる体勢に整っていたのが、北風は一向におさまる気配はなく、逆に強さを増しているかのようであった。

 今日漕ぐ予定のコースは、古和浦湾、神前湾、贄湾、五ヶ所湾、英虞湾と南が外海の湾の入り口を何箇所も横断しなければならない。仮に横断時に強い北風が吹き続けたらさぞやツラいであろうなぁ。とか嫌な連想がとめどなく沸きあがってきて、気が付かないうちにそのネガティブなイメージが私の心全体を覆い尽くしてしまいそうになってしまう。悪い結論しか導き出さない思考へ移行しよう移行しようとしている。慌てて自分自身で心を奮い立たせ、もっと心を強く持とう!もっと強い精神力を持とう!と自分自身を心の中で励ます。そんな葛藤を繰り返した。

 風が止むのをひたすら待つこと1時間、心なしか風が強く吹く時と、ほんの短い時間だが微風になる時間帯があることを発見した。風が強い時間は最低でも後ろへ流されない程度にひたすらこらえて漕ぎ、風が弱くなったら一気に距離を進めるという方法をとれば、とりあえず1Kmくらいなら進められるであろう。古和浦湾を横断して、ここから見えている向こう岸にあるビーチまででもいいから、漕いでみるとするか!行けるところまで行こう!という判断に至り、9時からついに漕ぎ始めた。

 幸い座佐浜であんなに強かった北風は、時間が経つにつれ次第に弱くなり始め、順調にパドリングは進んでいった。


 写真は、パッキング後の一枚。注目点は、昨日よりスターンデッキに取り付けた荷物の入った防水バックがL(青)からS(赤)に変更された点です!パンパカパ〜〜ン!めでたしめでたし。食料をかなり食べたのと、パッキングのスキルが向上したのの両方だと思います。これで昨日より風見鶏現象は少なくなるかと思います。理想はスターンデッキの防水バッグ無しですが、バウデッキにもデッキバッグを取り付けているので、これで前後バランスはとれているかも??って感じかな。しかし、今日の強い北風にはデッキ上の荷物はゼロで行くのが理想ですね。

天満洞、そして座佐浜

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 九木崎から針路をさきほどやってきた北に戻し尾鷲湾横断をした。島勝浦半島?(須賀利半島っていうのかな?)の太平洋側で3人のツーリング中のシーカヤッカーにすれ違った。名古屋から来たとのこと。

 さらに漕ぎ続け、岬を越えると紀伊長島の島々が浮かんでいた。かつて日本一周中の三浦さんは、この一帯を通りかかった時、雨が降っていて雨越しの島々を「まるで水墨画のような」と日記に表現していた美しい島々である。

 波の比較的穏やかな小さな入り江で、昼ご飯を摂った。シーカヤックに乗ったままおにぎりを食べる。昨日ご飯を炊いて作っておいたのだが、そのおにぎりが不味いこと、不味いこと。全部で4個あったのだが、一個しか食べられなかった。

 ご飯を炊くという技術が、まだまだ未熟なところが一番の問題なのだ。問題点はハッキリしている。明日からは、おにぎりは諦め、クラッカーを持ってきていたからクラッカーを昼食にしようと思った。

 天満洞をくぐり、紀伊長島の島々はすっ飛ばし、錦を過ぎたあたりから、何度も訪れたことのある座佐浜の対岸にある見覚えのある岬が、遥か彼方に見えてきた。

 昔、原子力発電所の建設計画の持ち上がった芦浜を左に眺めつつ、古和浦湾に差し掛かったところで左に針路を変え、湾に入り込み座佐浜に上陸した。

 8時間座り続けたシーカヤックから降り、荷物満載の重いシーカヤックを波打ち際からとりあえず曳きづり上げると、あまりの疲労困憊によってその場にへたり込み20分くらい立ち上がる気力すら沸かなかった。ナッツ類とドライフルーツ類を混ぜた行動食をボリボリと、ただひたすらむさぼり食べ続けた。それほど体力が残っていなかった。

 GPSでは、全移動距離を46Kmと示していた。初日としてはなかなかの距離、満足。ただこの距離にしては、この尋常ならざる疲れ具合、たぶんトレーニング不足、漕ぎ込み不足、毎日40Km漕ぎ続けるモードに体がまだ順応していないのであろうか。いや、もしかしてハンガーノック?まあ、いろいろ食べたらすぐに直りました。

 座佐浜は、かつて何度も友人達とキャンプして宴会をした場所だ。今夜は一人でキャンプしなくてはならない。ここで一人でキャンプするのは始めてのことなので、なんだか少し寂しい気持ちになった。

 7時には、深い眠りについてしまった。

イメージ 1

 出発地点の小山ハウスのある小山浦は、三重県紀北町(紀北町は、2005年に旧紀伊長島町と旧海山町が合併して誕生した町)にあり、そこは尾鷲市の東隣で、尾鷲湾の中にある。本来ならば尾鷲湾を出て、いよいよ我が町愛知県高浜市へ向かってひたすら漕ぎ始めたかったのだが、北へは行かずに、最終目的地とは正反対の南へと向かった。

 なぜかというと、尾鷲湾の出口の南端の九木崎あたりに柱状節理があるという情報を得ていて、私はまだそこを見ていないからなのだ。そもそも私は、約30年くらい以前に宮崎県の高千穂峡で柱状節理を目撃して以来、柱状節理の大ファンなのであったのだ。

 柱状節理マニアを自称する私が、地元近くの三重県尾鷲の柱状節理をまだ見ていないとは、非常に遺憾な状況なのである。

 せっかく尾鷲の隣町まで来ているのだから、10km以上ロスにはなるが、目的地からどんどん離れていくことは本来なら避けたいのであるのだが、「ここは見るしかないでしょう。」ってことで、見てきました。


 柱状節理の先には定置網が仕掛けてあってそれを大きく迂回した海域で、私のシーカヤックの15mくらい前方で、突然黒いタイヤチューブのような物が海中から現れた。イルカの息継ぎであった。イルカはそれっきりで、もう現れなかった。

 九木崎を回って次の岬・ナラ崎へ向かって少し漕いだ。柱状節理はどうやらもう無さそうだったので、そこでUターンすることにした。

 いよいよ、愛知県へ向けて漕ぎ始めた。

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
カミヤッカー
カミヤッカー
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログバナー

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事