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愛知県に住むシーカヤッカー・カミヤッカーが、勝手気ままに書き散らす日記です。

木枯し紋次郎

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  本来、「#2地蔵峠の雨に消える」の感想文が先にくるのですが、大好きすぎて書きたいことが多すぎて、文章がちっともまとまりませんので、こちらはすんなり書けたので先に上げておきます。

       −−−−−−−−−

 峠の向こう側の世界を知らない片足の不憫な娘(黒沢のり子)。そして、村人からリンチにあって、片腕になった復讐に燃える男(原田芳雄)。排他的な村人を演じる加藤嘉の演技も最高!その渦の中に放り込まれる紋次郎。

 わずか45分という限られた時間の中で、小気味良く物語が展開していき、それぞれの稀有な人生は複雑に絡み合い、破滅へとどんどん突き進む。まるで90分くらいの映画を見ているような充実感である。最後まで破綻なくストレス無しにドラマの世界に入り込め、ラストでは、誰もが予想しなかった意外な真相が解明されるというどんでん返しも用意されている。

 紋次郎は、どんなに事件に深く関わっても、どんなに強くても、結局、誰一人として救ってやることは出来ない。ラスト間際、瀕死の重傷のお妙をおんぶして、峠の向こうを見せようとする紋次郎の思いやりに、せつなさと涙と感動を覚え、結果として死者の願望を叶えてやるしかできなかった紋次郎のやるせなさと無念さと無力さと喪失感と孤独に、観る者は、絶望の心境に浸ってしまうほど感情移入を起こす。これぞ「木枯し紋次郎」の醍醐味!

 多くの紋次郎ファンからシリーズ中屈指の傑作と圧倒的な賞賛をされ続ける時を経ても決して色褪せることのない名作中の名作。

 昨夜、「川留めの水は濁った」のDVD-BOX版と今回放送されたHDリマスター版を何度も見比べて、新たに分かったことがありました。

・マスター・フィルムからビデオテープに転写する作業(テレシネ)で、フィルムに写っている映像の上下左右の部分がDVD版では、かなり切られていてる。一方HDリマスター版では、フィルムの上下左右ギリギリまでビデオテープに転写されている。
よって、手動で画面サイズを”シネマ”に設定すれば、そのことによってたとえ上下左右の映像が切られても4:3のスタンダードサイズのDVD版の情報量とほぼ変わらない映像が、アスペクト比16:9のハイビジョン(ビスタサイズ)での鑑賞が可能となる。(なるほど、そういったカラクリでございやしたか)

 しかし、スカパー!HDやスカチャンHD800の視聴者は、HD環境での視聴が前提なのだから、左右の黒帯と上下の映像を削除して拡大してアスペクト比16:9のサイズで放送するのが順当。映像的にはスタンダードサイズだから何も考えずそのままスタンダードサイズで放送してしまっていると思われる。今回のリマスターの意味がない。


・粒子の粗さは、HDリマスター版の方が、遥かにキメ細かい。

・DVD版の明るい場面では白っぽいベールに覆われているような感じで、暗い場面では黒いベールに覆われているような感じのが、HDリマスター版は、一枚剥がされたって感じで、明るい場面では発色がクッキリとよくなり、暗い場面では明るくなってハッキリ見えるようになった。

冒頭のシーンは、ストップモーションの連続の賭場荒らしのシーン
「旅人さん、同業のよしみだ。助っ人を頼みます」と紋次郎に頼み込む渡世人。
「あっしは、面倒なことには関わりを持ちたくねぇんで」そそくさと逃げ出し一階へ降りる紋次郎。
「あいつが木枯し紋次郎」2階から階段の下を見下ろしている代貸し風の男が、下手なセリフ回しで大声で独り言を言う。
と、いきなり従来の人情味溢れる主人公と対極の性格全開の主人公の登場で物語は始まる

 視聴者にとって説明不足なところが2箇所くらい、見受けられる。

 1箇所目は、いかさま博打で逃げるサイコロ振りの姉とその弟。冒頭のシーンで、あれほど「面倒なことには関わりを持ちたくない」と言っていた紋次郎が、なぜかその姉弟に自分から深く関わろうとする。
それは、辻堂で昼寝をしていたのを邪魔されたため腹が立っているのか、それとも昨夜のいかさま博打で勝てなかったためイライラしていたのか。
その行動理由の理解に苦しむ。視聴者は、のちに姉の顔立ちが紋次郎の死んだ姉にそっくりなためと分かるが、それでもどう考えても理由として成立しないようなささいな理由に感じられる。

 2箇所目は、旅籠で3人のチンピラにボコボコにされるが、紋次郎はなぜか反撃しない。
その理由は、今夜が姉の命日だから喧嘩をしない。といった自分の決めた行動原理を頑なに守っているからなのだが、後で説明されるがそのシーンでは視聴者にはそのような説明はない。

 実はこの「自分の決めた行動原理を頑なに守る」という紋次郎の行動原理は、シリーズ通して決してブレることのないテーマである。

 あと、川留めのふれを伝える人物が馬に乗ったヒゲを生やした代官風の武士なのは、違和感を感じる。年に何度も起こる川留めの度に代官本人が、いちいちふれに走っていてるのは全く持っておかしい。飛脚に書状を持たせ、ふれを出すくらいがちょうどいいのでは?


 見所としては、

 旅籠で身の上話を自分から始めたり、やたら喋ったり、おせっかいを焼いたり、紋次郎のキャラクターがブレまくっていて、シリーズ初期の模索っぷりが伝わって微笑ましい。

 敦夫兄ぃのセリフ回しが、そのセリフなら、確かにその言い回しで正解だが、会話相手のセリフのやり取りの中では、そのセリフ回しのままじゃダメだろ!って感じな箇所があって、初々しい。

 市川崑監督作品の「犬神家の一族」や「どら平太」など多くの作品で見られる着物を着た女が襖や障子を思いっきり閉め、着物の端が襖に挟まり、思いっきり引くという巨匠の遊び心いっぱいの定番の有名なシーンが、ここでも見られる。

 若き日の火野正平が別の芸名(本名?)で出演している。

 物語の最後であの人が意外なあの人だったというドンデン返しも用意されている。それで、サイコロ振りの姉と紋次郎の姉が似ているのも、なにもかも合点がいってスッキリする見事な決着っぷり。

 木枯し紋次郎の前番組の「女ねずみ小僧」の主演女優である小川真由美の魅力が見事に炸裂していて、(着物を肩から脱いださらし姿といったサービスショットもあり)「女ねずみ小僧」のファンを新番組「木枯し紋次郎」に継承させる役割も果たしたある意味小川真由美の魅力全開の非常に華のあるチャーミングな記念すべき映像化第一作作品である。

さきほどHDリマスター版・木枯し紋次郎 #1「川留めの水は濁った」を、スカパー!e2にて視聴しました。取り急ぎその感想をば、

1.噂で流れていたビスタサイズではなく、オリジナル同様のスタンダードサイズのままだった。ガックリ・・・。本当にガックリ。

2.今年の初夏にテレビ愛知の地上デジタル波で放送されていた1080iのマスターと比べてさほど、キメ細かくなったという印象はなかった。(あのキメが、16mmフィルムの限界なのかもしれない?)

3.フィルム劣化に伴う赤みかもしれないが、特に肌色の赤さがカラー補正されて強調されたような印象で、不自然な肌色だった。テレビ愛知が放送したマスターでは、赤みは全く気にならない、いい塩梅だったのに、ど〜〜して?

4.オープニングの「市川崑劇場」「笹沢左保原作 木枯し紋次郎」の青い字の色が少し薄めで、しかも緑ががかった青になっていた。

5.ラスト近くの葦原での決闘シーン、以前は暗くてドスのきらめきしか判別出来なかったが(今まで、それが市川崑監督の意図を持った演出だと思っていたが)、明るくなってハッキリくっきりと戦いがよく見えるようになった。(芸術性は下がった(笑)が、ストレスなく鑑賞できるようにはなった)

6.音は改善された印象はなかった。

7.コピーワンス

  てことで、期待していたより少し微妙。でも「新」も「帰って来た」もやるようなので、続けて視聴します。

 約1ヶ月前スカパー!e2に電話して問い合わせてみたところ、電話に出た担当の人は「木枯し紋次郎をハイビジョンでは見れない。ハイビジョンは、スカパー!HDでなければ見れない。」との回答でした。

 スカパー!HDを調べてみると録画することが出来そうじゃなさそうだったので、視聴を諦めていましたが、おみつさんのアドバイスでやっぱり「e2では時代劇専門chを契約していれば、スカチャンHD800で午前9時の分をHDで見れる。」とのことで、すぐに大慌てでB-CASカードとクレジットカードを準備して、WEBから申し込みをしました。そして、先日よりスカチャンHD800の視聴がようやく可能とあいなりました。

 昨日は留守録のテストもうまく出来ましたので、ギリギリですが我が家もようやくHD版紋次郎の視聴の環境の整備が完了無事完了いたしました。

 さて、どんな紋次郎に出会えるのか?  あ〜〜、今から12日が待ち遠しい〜〜〜!  そわそわ


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