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愛知県に住むシーカヤッカー・カミヤッカーが、勝手気ままに書き散らす日記です。

木枯し紋次郎

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 紋次郎が廃屋で休んでいると、そこに上州藤岡の鬼の勘蔵親分の子分・卯之吉と勘蔵親分の妻・お筆が逢引を始めた。そして勘蔵親分毒殺計画を聞いてしまう。卯之吉は、白い達磨の根付を落としていってしまう。

 上州藤岡は、鬼の勘蔵親分一家と仏の武兵衛親分一家が激しく抗争を繰り広げていたのだが、つい最近手打ちになったばかりの土地であった。紋次郎がそもそも藤岡へやって来たのは、一ヶ月前、旅の途中熱を出して困っていたところ、白い達磨の根付をもった親分に薬を分けて貰って、その御礼を言うためだった。

 一方、勘蔵親分の三下・伝八は恋人のお鶴の説得にも応じず渡世人になることを夢見る。もし有名な木枯し紋次郎を倒したならば、勘蔵親分から杯が貰えると聞いて、紋次郎の命を付け狙う。実は、巨大な陰謀が動き出しているとも知らずに・・・。

   ――― 注意! 以降にネタばれ内容を含みます。 ―――

・見所

 「仏が鬼の命を狙う。世の中さかさまじゃあねぇですかい?」のセリフが、なんともかっこいい。

 和泉の仙右衛門親分に雇われている日下又兵衛(菅貫太郎)という浪人、千鶴(日色ともゑ)という妹がいつも伴っている。既に敵対する新木戸の宗吉親分の子分を6人も殺している。

 紋次郎、又兵衛と遭遇して抜き差しならない状況に陥るも、お熊(三戸部スエ)婆さんの頼みで、その場は辛抱して長脇差を納める。

 しかし、紋次郎、又兵衛、千鶴、お熊達の運命の糸は、さらに縺れ絡まり合っていくのであった・・・。

   ――― 注意! 以降にネタばれ内容を含みます。 ―――

・見所

 見事な構図、光と影、色彩とドンよりと暗く重い雲・・・、黒澤明、溝口健二、市川崑らと組んだ世界的な撮影監督・宮川一夫の圧倒的映像美を、存分にご堪能あれ!

 お婆さんの頼み事を律儀に実行するところなど紋次郎らしい作品。

 菅貫太郎さん、「大江戸」以来、二度目の出演です。前回と全く異なった演技で、同一人物であるとは感じられない素晴らしい演技です。

イメージ 1


 デッドヒートを繰り広げてきた必殺仕掛け人との視聴率競争、誠に残念ながらの回において、視聴率が必殺に追い抜かれます。脚本・佐々木守、監督・森一生、撮影・宮川一夫と超一流のスタッフと、出演陣も日色ともゑ、菅貫太郎、三戸部スエといった演技派をズラリと並べた磐石の布陣でも、時代の流れに抗うことはできよう筈もございませんでした。

・突っ込み所

 対・又兵衛戦で、又兵衛の周りをグルグルと回って目を回らせる戦法をとる紋次郎。逆に紋次郎の方が目を回らせてしまいそう。

 兄・又兵衛はアルコール中毒でさほど強くなく、実際は妹・千鶴が、人を切っていたのでしょう。それにしては、返り血を浴びていないし、着物も乱れていないし、ラストで紋次郎と対決するシーンで、あっけなく紋次郎に切られてしまう。今一つ腑に落ちません。

 ただ飯・ただ酒で、あばれ放題で村人から嫌われている渡世人・蛍の源吉(高橋長英)。そんな源吉に、酔っ払いで千三つの酌女・お六(太地喜和子)が、酒をめぐんでやっている。そこに紋次郎は通りかかる。

 お六は、怨念坂に化け物が出ると吹聴して回っているが、大総代名主木村家の御新造さん・お冬は、木村家の家名に傷が入ることを恐れ、その噂を打ち消すのにやっきになっている。

 源吉にその噂を確かめてくるように依頼し、紋次郎の行き先も同じだったので、源吉に同行することになる。

 怨念坂の化け物の正体とは?謎を暴け!紋次郎!

   ――― 注意! 以降にネタばれ内容を含みます。 ―――

・見所

 紋次郎の名探偵っぷりが冴え渡ります。

 厄介事を二つまとめて片付けたい大総代名主の御新造さんの憎憎しい演技が光ります。

 故・太地喜和子さんが、色っぽい女郎役で出演しております。

 高橋長英さん、「地蔵峠」以来、二度目の出演です。

 廃屋の前で回想する紋次郎。数年前この分限者の家の前を通りかかった時、盗賊が押し入っている最中で、助けてくれと懇願しても「先を急ぎやすので」と言って無視した記憶が蘇る。

 その廃屋の中に入ってみると、喜助という男が寝込んでいた。その男は数年前助けを求めてきた男でもあった。喜助は、死に際に30両で越前三国の遊女屋のお春という女郎を身請けしてきてくれと、紋次郎に頼み込む。

 三国へ向かう紋次郎だったが、隠れ銀山の山賊に捕まり、監禁される。紋次郎の運命やいかに!

   ――― 注意! 以降にネタばれ内容を含みます。 ―――

・見所

 紋次郎シリーズ、初のオリジナル脚本!

 物凄く荒れた海が美しい。

 「流れ舟」以来2回目の紋次郎の激流下りの操船!でも今回は清吉が前で竹竿を操り、紋次郎は後ろで舵取り。紋次郎、なんでも出来るんだねぇ。カッコイイ。

 「見返り峠」と同様、紋次郎が過去何も関わらずに通り過ごしたことによって引き起こされた悲劇を、さらなる不幸な形で決着をつける話。

・突っ込み所

 協力 芦原温泉 のクレジットがあるが、葦原シーンは琵琶湖で行ったっぽいので、芦原温泉で忘年会でもやったんでしょう。タイトルも含めて、そのタイアップかな?おそらく。

 お春なのか、小春なのか、よくわからん。

 山賊が鉄砲を数丁も持っていて、やたらぶっ放す。

 隠れ銀山の女親分として盗賊の頭に寵愛を受けた女と、遊女として売り飛ばされたお春、同じ日に誘拐されたのに、別々に育ち、誘拐されて以来面識もないなんて、女親分が遊女屋へやってくればすぐ分かるはずだから、話が納得できない。

 夜道を中小阪の源兵衛親分(浜田寅彦)の賭場へ行く紋次郎、住吉屋の主人・紋次郎(!)に出会う。「誰かにつけられているので安中宿まで一緒に引き返して欲しい」と頼まれるも、「他人様のことには、関わりを持ちたくない性分なんで、ごめんなすって」と断る。

 やがて、先ほど出くわした住吉屋の主人が何者かに殺されこと、源兵衛の妻・お染とお松が逃げ出したこと、住吉屋の主人と源兵衛の妻・お染は昔、恋仲だったことなどがわかる。

 果たしてお染は、無事駆け込み寺に逃げ込むことができるであろうか? 紋次郎よ!がんばれ!本当にがんばれ!!

   ――― 注意! 以降にネタばれ内容を含みます。 ―――

・見所

 つい最近(2009年10月15日)亡くなられた浜田寅彦さん、最高の悪役がやれる俳優でした。ご冥福をお祈りいたします。

 織本順吉さん、気弱な大店の主人を演じたら最高ですな。

・突っ込み所

 紋次郎は、源兵衛一家を全滅させるほど強いのに、なぜか女一人が救えない。ハッピーエンドとは程遠い救いようのない物語。誰一人として幸せを得られない結末。観る者はモヤモヤ感の残る作品です。
 逆に言えば、まさにこれぞ紋次郎!なんですが・・・
 しかし、それにしても紋次郎以外の登場人物全員死亡というのは、あまりにも陰鬱過ぎます。(T_T)
 とにかく、次こそ、がんばれ!紋次郎!!


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