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ひたすらスピードが求められる時代になった。
20年ぐらい前に比べると世の中は数倍の速度で動くようになってきた感じがする。

何か送り届けたいと思ったときに、即時に送りたければ昔は電話かFAXしかなかった。
現物そのものは送れない。

あの人に連絡を取りたいって思っても、その人が出張だったりしたらもう連絡は取れない。
夜や祝祭日も連絡は無理。
正月は店も開いていなくて、閉塞感たっぷり。
日本列島そのものの活動が止まっているかのようだった。

ところが今はどうだろうか。

情報や物の動くスピード

いつでも電子データの原本を送れる。
夜でも休みでも関係なしに送れる。
どうしても書類などの原本が必要だったら宅急便がある。翌日に届くしかも、昔の速達小包に比べて非常に安価だ。会社が宅急便業者と契約していれば500円前後、つまり硬貨一枚でほぼ全国に届けることができる。

活動時間

今は夜でも仕事が普通にできる。
知りたいことがあればもう夜であっても携帯で呼び出せばいつでもつながる。
それなりの緊急性であれば、携帯電話でなくてもメールという便利な手段がある。

仕事で会社に遅くまで残っていると、メールがじゃんじゃん来たりする。

それに対応してまたまた遅くなったりする。
他の会社の人々も働いていたりして、そのリズムに合わせざるを得なくなっている。
夜の11時とかに平気で相手の会社の担当者に電話をするような時代になった。
普通だったらとっくに寝ている時間である。

昔だったらもしそんな時間に電話をしてつながったとしても、どうにも対応できないので、翌日対応せざるを得なかった。だから、最初から夜遅くに電話しようなんて考えもしなかった。
しかし、現在はコンピューターシステムがさまざまな会社に導入されて、24時間フル稼働している。

それであれば、夜であっても普通に対応できたりする。

であればということで、明日で済むようなことであっても今日終わらせたりするようなことになる。
相手がクライアントだったりなんかすると、相手の意向に最大限沿わないといけない。
また、手作業と違ってコンピューターシステムを使用すれば、端末をたたけば次の瞬間に手配が終わる。その手配ができたことによって人間のアクションができるようになるのであれば、また次の仕事に夜中であってもかからなくてはならなくなったりする。
そんなわけで、夜も昼も休日もなく刻一刻と業務全体の状況は変わっていく。

そんなリズムにだんだん慣れてくると、余暇もそのようになってくる。
昔は映画を見たければ映画館に行かなければ見られなかったが、今は深夜まであいているレンタルビデオショップがある。
借りておけばいつでも見られる。

夜や日曜日の活動を支えるインフラも充実している。

またインターネットは24時間年中無休である。

コンビニエンスストア、深夜営業の食品スーパー。

24時間活動しろ。どんどん活動するのだ。早く動け。早く働け。さっさとやれ。死ぬまでやるのだ。
というような無言の圧力に我々はせきたてられていないだろうか。

閉じる コメント(17)

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言えてる。ITの世界なんかも進歩が早すぎ。そうまでして、なぜ、と思う一方、取り残されて今でも飢えて苦しむ人びとが世界にいる。進歩とは何だ?

2006/12/17(日) 午前 10:41 [ BORA ]

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まことに、実感ですね。 すでに トックに やり過ぎですね。 こんなブラックホールに嵌まり込んでいる我々だということに我慢できなくなって、早晩 大きな揺りもどしがくるでしょうね。今日のこうしたことを先頭切って推進しているお調子者の麻薬患者の連中には、サボタージュするのが一番でしょうね。そのためには 相当こちらもダメージを受けますが仕方ありません。合掌

2006/12/17(日) 午後 8:45 [ kyomutekisonzairon ]

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こんなにスピードアップして従来の仕事をこなしているんだから、する仕事がなくなってしまいますよ。失業問題の大きな原因にもなっているのではないでしょうか?一人が二人分仕事すれば、失業率も二倍になっても不思議ではないですからね。

2006/12/17(日) 午後 11:48 ORIGINAL_ZX

同感です。時間を構わずできる事が多くなった事で、ゆったり過ごす事が貴重になってしまったような気がします。かえってそれが、もったいない時間の使い方に思えてなりません。一見して便利にはなったけれど、本当に豊かな生活とは、どんどんかけ離れて行くように思えます。

2006/12/20(水) 午後 11:14 [ - ]

ブログ版ボラログ様>やっぱりあるものをうまく活用して人に先んじたものが競争で勝ちますので、ITを活用した会社が競争に勝つのです。でも会社が競争で勝つことイコール個人の幸せとならないところが難しいところです。飢えて苦しむ人の存在は心の中の澱のような存在ですね。私にとってはなるべく想起したくないのですが、どうしてもいつも思い出してしまいます。

2006/12/20(水) 午後 11:56 [ bud*nt*m* ]

虚無様>やりすぎです。そう思いますけど、世の中がそうなってしまっている以上、それをサボタージュするわけにもいかなくて。例えてみれば坂道を走って下るようなもんです。一瞬たりとも気持ちを抜けなくて、転んだらおしまい。敗者復活戦はないみたいな。どうしてこんな世の中になってしまったのやら。

2006/12/20(水) 午後 11:58 [ bud*nt*m* ]

笹川先生>仕事がなくなればいいんですけどね。っていうか、仕事のある人とない人が2極分化しているのかもしれません。仕事がいくらあふれかえっていてもユーティリティー性の皆無な人のところには仕事は降ってきませんし・・・。確かに失業問題はそういう側面があるかもしれませんね。考えたこともなかったなあ。

2006/12/21(木) 午前 0:03 [ bud*nt*m* ]

エリノア様>コメントありがとうございます。ゆったりすごす時間ってめちゃくちゃ貴重です。ここ10年そんな時間過ごしたことないです。なにもしないをしにくっていうJRのコピーがありましたが、そんな言葉にむちゃくちゃ惹かれますね。豊かな生活っていうのとはまったく現在の生活はかけ離れているのだなあって実感します。ゆったりとっていう言葉、それがないといけないのではないか?っておもいます。

2006/12/21(木) 午前 0:07 [ bud*nt*m* ]

ほとけさまの勉強をしていると、『そんな回りくどい事を言って、そんな悠長な事を言っていたらイマドキ時間がいくらあっても足りないよ〜』、とよく悪態をついてしまいます。田村さんの記事を読んでそれを反省することができました。ありがとうございます。

2006/12/23(土) 午後 4:42 [ - ]

お正月そうそうにスーパーやデパートが開いているなんて、ちょっと前なら考えられない状況でしたが、今ではあたりまえ!なのかな・・・。効率や利便性を追求するあまり、季節感が薄れてしまうのは、ちょっと残念です。

2006/12/27(水) 午前 0:40 [ yumiko ]

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インフラが揃っちゃったせいもありますが「忙しくしてないと不安」って気質もあると思います。米国人も同じみたいですよ。結局一日中メールを見て睡眠中もがばっと起きたりするそう。で、給料が増えるわけじゃなく「そうして無いと不安」って奴だそうで。

2006/12/27(水) 午後 4:27 おまつ

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連投失礼します。で、スピードアップしたワリに、社会全体がボトムアップや生産性向上があったようには見えず。一方通行でお金が流れる仕組みだけ向上しただけかと。

2006/12/27(水) 午後 4:30 おまつ

ユキ様>いえいえ、時間が足りないって嘆くのは別にかまわないと思いますですよ。っていうか自分はいつも嘆きっぱなしで、もう職場で「時間がないーーーーー」ってくるくる回ってしまいそうな勢いです。でもまあ、時間は永遠に不滅です。

2006/12/27(水) 午後 10:52 [ bud*nt*m* ]

珈琲時間様>何でも人々が便利さを求めすぎるのがいけないのではないかと思うのです。やっぱり正月も買い物をしたいとか、荷物は明日、できれば今日届いて欲しいとか。それを無理して実現してしまう会社があるので他の会社もそれに追従しないといけないんですね。季節感とか、人間性とかそのようなことは置いてきぼりにされるのです。

2006/12/27(水) 午後 10:55 [ bud*nt*m* ]

おまつ様>コメントありがとうございます。忙しくしないと不安ってあるんですか!信じられんって感じです。米国人は働く人と働かない人が二極分化していて働く層はそれこそおっしゃるように睡眠もとらずに働いているとのこと。これをグローバルスタンダードというならば、グローバルスタンダードなんかならなくてもいい。って思います。お金が流れる仕組みは確かに整備されましたね。金融工学の進歩の進歩はますますこれを助長しているなあって考えてます。

2006/12/27(水) 午後 11:13 [ bud*nt*m* ]

子供の頃は年末にダンボールいっぱいの食材やらみかんやらお菓子やら、家族総出で買いだめしておかないと本当に食べるもんがなくなる時代でしたが、今は下手に買いだめしない方がいいようになりましたよね。銀行もいつでも開いてるし、年末年始だから何?っていう感じでハレとケの区別も薄れた感があります。あの、↑のコメントに便乗してなんですが、私はある程度忙しくないとすぐ不安になって、子供の頃は長期の休みになると体調崩してました・・・今でも休みが長く続くと意図的にスケジュールを入れるようにしてるけど、きっとbudentamuさんほど忙しくないので甘いのかな。休みベタだと自分で思います。

2006/12/28(木) 午前 1:52 人魚

Yahoo!アバター 人魚様>本当にそんな時代でした。それはそれで、結構楽しかったって記憶があります。メリハリってやつですよね。今思えば、何もすることができないっていうのはそれはそれで強制的な休息を与えていたということでいいことだったのではあるまいかと思う次第です。私は、いくら休みでもいいなあって思います。ブログがあれば絶対退屈はしませんね(笑 そうそう、人魚様はなにもしないということをするっていうことを楽しむっていうことを覚えるといいかもしれませんね。って思いますが、私も正直そのような状況におかれたことがないのでなんともいえないかも。働かなくても収入があれば全然不安がないかもしれませんが。

2006/12/31(日) 午後 11:17 [ bud*nt*m* ]


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