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ご挨拶

皆様私のブログにお越しいただき誠にありがとうございます。

まだ日の浅いブログで、記事も少ないですがせっかくいらっしゃった方、コメントを残していただければ幸いです。

私のブログは単身赴任者のお父さんが考える日常のことをつづった平凡極まりないもので、別に取り立てて目新しいこととか書いてあるものではありません(多分)。
そんな私が普段思っていることをこのブログの冒頭の記事としてつづって皆様へのご挨拶とさせていただきます。
子供とその親を見るとほっとする。

私は、家庭をほとんど省みることなく生きているのだが、他の人であってもただ子供と親がそこにいるというだけで何か現世(うつつよ)から解放されるように思う。

親が子供を慈しみ、育てるのは損得抜きの行いだ。

日々仕事に追われていると、人間的な感情が摩滅する。
ところが、子供と親があるということを再確認した瞬間に、人間は人間を慈しむ生き物だったのだということを今更のように思い出すのだ。

そうして、そのとき視線をふと遠くにやる。

老いた者、若き者、幼き者、陽光を受けてきらきら光る若者、自転車のかごに幼子を乗せて走る母親、などさまざまな者が見える。

たくさんの人々がこの一瞬、この場にあり、あるものは成長を期待され、あるものは子供の成長を見届け人生の落日の時を迎えている。

過去と、未来と、そうして今の自分を思う。

永遠の中において、人間は短い生涯の時間を与えられ、次代に生命をつむいで跡形もなく消え去る。

自分はほぼ人生の折り返し地点までやってきた。思えば、非常に短い時であったようにも感じる。
きっと、この世から去る瞬間にも人生は一炊の夢であったかのように思うだろう。
人生という長くて短い時、そうして、世代でつむがれる生命の永遠という長い時を思うとき、都会の片隅の私という人生の時は、モノクロ写真に写し撮られたようにほんの一瞬とまるのであった。
タイトルは少々大げさである。
昨日の天気予報では朝まで大雨という話であったが、朝起きたら快晴だった。
年の暮れだというのに晴れ渡って風は暖かく、少しだけ気分はさわやかだった。

この日は、会社のトイレ掃除の当番の日だったので、少々早めに出社したのである。

そんな私に対して気持ちを暗転させる出来事が待ち受けていたのだ。

事務所のドアを開けるとなんと水溜りになっていた。
通路が水浸しである。
そして、あろうことか自分の机の上はバケツの水をひっくり返したようなとてつもない状況になっていた。
自分のデスクの脇の棚を見ると、天井から雨漏りがして滝のように水が滴り落ちたような痕跡がくっきりと残っている。

パソコンは大丈夫だろうか?

その不安がよぎる。最悪の予感が頭をかすめる。
パソコンも案の定水浸しである。いや水浸しというより、パソコンの上に大雨が降ったようになっている。冷却ファンが見えるがそれもずぶぬれである。
そしてもっと恐ろしい状況が・・・。

電源ランプのところは異常を示す赤ランプが点っている。

「ひょゑーーーー」

って感じである。
とりあえず電源を抜いて、パソコンを流し台に運ぶ。
傾けると水が出てくるっていう状況である。
流し台で水をこぼしてから、パソコンのふたをあけて雑巾で拭く。

パソコンは最悪壊れてしまってもかまわないので、とりあえず、ハードディスクという記憶装置が無事であることを祈る。
パソコンは別の機械に換えることはできるが、中のデータは取り返しがつかない。
新規事業の計画書とか、企画書とか、議事録とか、給与計算の基礎資料とか、営業数値とか、社内の人たちのパスワードの一覧とか、ネットワークの構成図とか、さまざまな超重要資料がこの中にてんこ盛。
これがなくなったら夜逃げするぞぐらいな勢いである。

私はまた会社のコンピュータシステムの管理者もかねていて、このパソコンは社内のシステムを維持管理する上で重要なソフトウェアとか設定がそれはそれはいっぱい入っている。これがなくなったら、大変なのである。最近は忙しさにかまけてバックアップをまるで取っていなかった。

こんな事務所の中にあってシステム管理者の私のパソコンだけが皮肉なことに水をかぶってしまったのである。

私は祈ったのである。どうかハードディクスが無事でありますように。

パソコンからハードディスクを取り出し、ティッシュで拭いて、2時間ほど干した。

その後、別の余っているパソコンのハードディスクを取り出し、替わりに私のパソコンに入っていたハードディスクを差し込んで電源を入れる。

おーーーっ!やったぁ!パソコン起動したぞ。ラッキーである。

ってなわけで、事なきをえたのであるが、そこらじゅう水浸しで、コピー用紙や書籍類はぶよぶよになるわでめちゃくちゃ大変だったのである。
皆様よく言われることですがバックアップはとりましょう。
以前の記事をごらんいただいた方はお分かりかもしれないが、故障したので我が家の車を結局廃車にすることにしたのである。


もう既に13年で、車検も近づいているし、10万は少なくともかかるし(30万ぐらいかかるかも)、それでいてすぐ車検っていうのではもう修理しても仕方がないという結論になった。

そんな状況であるのだが、やっぱり車のような大きな物を捨てるのは罪悪感がする。

修理をして乗れば、車というこの物体はまだ機能を全うするのである。

ラジエターに穴が開いたのと、エンジンが少々いかれただけである。
それ以外の機能はほぼ問題ない。
巨大な車体も穴も開いていないし、ブレーキも、ミッションも、サスペンションも、タイヤも、ガラスにひびが入っているわけでもない、たった一部が壊れただけで全てそれらが廃棄物になってしまうのだ。

自動車は確かに再生利用の優等生ではあるが、廃車にしてそれを別の物品に作り変えるためには多大なエネルギーが必要であるし、今あるものよりも価値の低いものになる。

たとえば窓ガラス。

細かく砕いてコンクリートに混ぜて建築材料の一部になったりするが、これは砂でもいいわけである。

そんなわけでガラスは窓として使われるほうが価値としてはるかに高い。それをまた作ろうとすると多大な資源が必要だからである。
車は部品の製造過程から考えるとものすごい人手がかかっている。再生するとはいってもものすごくもったいないことである。

「作り方を教えてあげるから、作ってみろっ」
って言われてみても一生かかっても作れないはずだ。

そのような貴重なものを安易に捨てていいのだろうか?とくよくよと思うわけである。

昨日であるが、息子が小学校に出る前に妻が、

「今日、学校から帰ってきたらリベロはなくなっているからね」(我が家は三菱のリベロにずっと乗っていたのだ)

と言ったところ、息子は、

「今まで、僕たちを乗せてくれてありがとう」

って言って車に向かってお辞儀をしたそうだ。
びっくりである。妻はこの言葉を聞いて仰天したらしい。

そんな教育を取り立ててしたわけではないのだが、このような感謝の気持ちを逆に息子に教わったという次第である。
私の育った家の家業は飲食店だった。
とにかく飲食店は多忙である。

まず閉店後である。

一番困るのがいつまでたっても帰らないアンポンタンなお客がいることである。
お酒を飲んでいると時間の感覚がなくなるらしい。

「閉店ですよ」
「そんな堅いこと言うなよ。まあ、いいからさおやっさんさ俺の話を聞いておくれよ・・・」

ってエンドレスなのだ。

客が全て帰ったら掃除。
掃除そのものもかなり大変。
食べ物だからこぼれたままにしておいたら不潔だし、とにかく汚れる。
器も洗わないといけない。
一日使っていたラーメンスープの巨大な鍋や、ボール類、お玉なども洗う。
だしにしていたガラを捨てたり、生ごみの処理をしたりする。

それらが終わってようやく夕食である。大体両親が夕食を食べるのは24時過ぎだった。
ご飯を食べ終わって、それから風呂に入ると、寝るのは25時過ぎである。

それでいて朝は早い。

まず、市場に仕入れに行かなくてはならない。
6時に家を出る。

それと朝は仕込がある。
餃子を巻いたり、ラーメンのたれを作ったり、チャーシューを作ったり、ねぎを刻んだり、しょうがをおろしたり、にんにくの皮をむいたり、キャベツを刻んだり、刺身のつまを作ったり、ハンバーグをこねたり、サラダのドレッシングを作ったり、ご飯を炊いたり、魚をおろしたり、とにかくあげればきりがないほど仕事がある。
これらの合間に朝食。

昼はてんてこ舞い(ってどんな舞だろう?)の忙しさ。

昼過ぎから、夕方まではちょっと楽であるが、そのときは餃子を巻いたり、鯵の骨をピンセットでむしったり、やっぱりキャベツを切ったり、餃子のタネを作ったりしている。

なんといっても飲食店が大変なのは休日がまるまる休めないことである。

普段できない時間のかかる仕込をする必要がある。
たとえば焼肉のたれを作るとか、牛スジを煮るとか、モツの煮込みを作るとか、そんな1日がかりになるような仕事がある。そのような作業はお客さんがいるときにはなかなかガス台がふさがってしまうのでできない。
いきおい休みの日ということになる。

そんなわけで、うちの親はいつでも多忙で、子供にかまっている余裕がなかった。

友達は両親からよくどこかに連れて行ってもらったりして、そんな友人たちをうらやましく思ったものだ。
たまに疲労を押して連れて行ってくれることもあったのだが、基本的には遠出はしなかった。大体が近隣の飲食店にご飯を食べに行くというのが親の休みの日である。今思えばそれでも親は大変だったのだろうが、当時はそんなことを思いはしない。
もっと遊びにつれてって欲しいなあ・・・。

ところが、小学校4年生ぐらいの頃突如として気がついたのである。

「どうせ連れてってくれないんだ」

って思って、親にどこかに連れて行ってもらうことをあてにしなくなったのだ。

あんな親みたいに仕事ばっかりやっている生活は嫌だと思って家業を継がなかったのだが、同じことになっている。
単身赴任なので、休みの日しか家に帰れないが、結局週に1日も休みが取れないことが多く、休みがあっても土日祭日は休みが取れない。
基本的には会社が非稼働日の月曜日しか休めないのである。

休みの前日は夜の25時に帰ってきて、休み明けの日には朝の5時に起きないと会社に間に合わない。
家でのんびりくつろいで子供と遊んだりとかすることができない。たまに子供が月曜日休みだったりするときに限って、遠隔地で会議だったりとかして休めないのである。子供が夏休みの間はなんと2日しか休みが取れなかった。運命に意地悪されているような気さえする。
まったくそんなわけで子供をどこにも連れて行ってないわけである。

「パパがおうちにいて欲しいな」

と子供が泣いていたという話を妻から聞くと、切ない気分で一杯になってしまうのであるのであるが、失業するわけにもいかない。
まったくもって自分が味わった不幸を子供にも味わせていることが自分でも本当に耐えがたく、平凡な一サラリーマンにはままならない状況なのである。
ひたすらスピードが求められる時代になった。
20年ぐらい前に比べると世の中は数倍の速度で動くようになってきた感じがする。

何か送り届けたいと思ったときに、即時に送りたければ昔は電話かFAXしかなかった。
現物そのものは送れない。

あの人に連絡を取りたいって思っても、その人が出張だったりしたらもう連絡は取れない。
夜や祝祭日も連絡は無理。
正月は店も開いていなくて、閉塞感たっぷり。
日本列島そのものの活動が止まっているかのようだった。

ところが今はどうだろうか。

情報や物の動くスピード

いつでも電子データの原本を送れる。
夜でも休みでも関係なしに送れる。
どうしても書類などの原本が必要だったら宅急便がある。翌日に届くしかも、昔の速達小包に比べて非常に安価だ。会社が宅急便業者と契約していれば500円前後、つまり硬貨一枚でほぼ全国に届けることができる。

活動時間

今は夜でも仕事が普通にできる。
知りたいことがあればもう夜であっても携帯で呼び出せばいつでもつながる。
それなりの緊急性であれば、携帯電話でなくてもメールという便利な手段がある。

仕事で会社に遅くまで残っていると、メールがじゃんじゃん来たりする。

それに対応してまたまた遅くなったりする。
他の会社の人々も働いていたりして、そのリズムに合わせざるを得なくなっている。
夜の11時とかに平気で相手の会社の担当者に電話をするような時代になった。
普通だったらとっくに寝ている時間である。

昔だったらもしそんな時間に電話をしてつながったとしても、どうにも対応できないので、翌日対応せざるを得なかった。だから、最初から夜遅くに電話しようなんて考えもしなかった。
しかし、現在はコンピューターシステムがさまざまな会社に導入されて、24時間フル稼働している。

それであれば、夜であっても普通に対応できたりする。

であればということで、明日で済むようなことであっても今日終わらせたりするようなことになる。
相手がクライアントだったりなんかすると、相手の意向に最大限沿わないといけない。
また、手作業と違ってコンピューターシステムを使用すれば、端末をたたけば次の瞬間に手配が終わる。その手配ができたことによって人間のアクションができるようになるのであれば、また次の仕事に夜中であってもかからなくてはならなくなったりする。
そんなわけで、夜も昼も休日もなく刻一刻と業務全体の状況は変わっていく。

そんなリズムにだんだん慣れてくると、余暇もそのようになってくる。
昔は映画を見たければ映画館に行かなければ見られなかったが、今は深夜まであいているレンタルビデオショップがある。
借りておけばいつでも見られる。

夜や日曜日の活動を支えるインフラも充実している。

またインターネットは24時間年中無休である。

コンビニエンスストア、深夜営業の食品スーパー。

24時間活動しろ。どんどん活動するのだ。早く動け。早く働け。さっさとやれ。死ぬまでやるのだ。
というような無言の圧力に我々はせきたてられていないだろうか。

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