配当再投資で資産形成

買ったら売るな、売るなら買うな。長期保有による配当再投資でのトータルリターンで株式を評価していきます。

投資戦略・戦術

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2018年の投資戦略

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

2018年の投資戦略です。

昨年はタイミング投資を試みましたが、暴落がなく、試みは失敗しました。本年は原理原則に則った投資戦略でいこうと思います。すなわちそれは、

「株式を永久保有し配当を再投資する」

ことです。

戦術的にどのような銘柄を買うかについては、

1.PERが15倍以下
2.配当利回り3%以上
3.減配可能性が低い
4.財務基盤が堅牢

あたりに留意していきたいと思います。

PERについては過去5年間の平均の一株利益(EPS)に対してPERが何倍なのかという視点も取り入れて総合的に判断していきたいと思います。

具体的な投資先としては、永久保有銘柄でもある5銘柄、
1.JT
2.花王
3.三菱商事
4.東京海上ホールディングス
5.日本電信電話
は常に意識していきます。

現在のバリュエーションは以下のような感じです。
イメージ 1

株価は高値圏で推移していますが、配当利回りに注視し、JT、三菱商事、東京海上ホールディングスについては利回りが4%程度となれば、また、日本電信電話は3%、花王は2.5%程度の利回りであれば、まぁまぁ買える水準と言えるのではないでしょうか。上記銘柄に加えて、株主優待銘柄も少なくとも1銘柄は増やしたいと考えています。

また、毎年同じで恐縮ですが、その他の留意点についても付記しておきます。

1.株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる。(ジェレミー・シーゲル)
    これは、どれだけ収益率が高くても、投資家の期待が高いために買われてPERが高くなって割高であれば、将来のリターンは低くなるということです(「成長の罠」と言われています)。逆に投資家の期待リターンが低くPERが低い銘柄は株価が割安で放置され、投資家のリターンが高くなる傾向にあります。

2.投資家のリターンは基本的には株式が配当を生むとき、効果が増幅する。(ジェレミー・シーゲル)
    配当は再投資して複利のリターンを享受した方がよい、という至極当然の話です。また、株価が暴落した時には、配当は株価の下落率程には減配されないという傾向があり、しっかりと配当再投資をおこなえば、株数を増やすチャンスであるとしています。そういった意味では、安定配当の会社、できれば連続増配の会社を狙っていくのがよいと思われます。

3.買い時、売り時は誰にも分からない。もし分かれば誰でも大金持ち。
    これは私のモットーです。したがって、配当の再投資を利用しながら定期的に株式は購入し続けたいと考えています。自分で勝手なストーリーを考えて都合の良いように解釈して株価を購入するのは危険極まりなく、これまで散々な目にあってきました。株式の潜在的なリターン、おおよそ7%程度、を享受できればよしとする、くらいの気持ちが結果を生みだしてくれると思います。

4.長期投資は銘柄選択とコストがすべて。売買を繰り返せば長期的なリターンは目減りする。
    今まで、売却したら株価が上がってしまったということは誰もが経験していると思います。そのまま保有していれば、配当を受け取れたにも関わらず、売却してしまうことで、配当の権利を失うだけでなく、証券会社への手数料と譲渡益に対しての税金を支払い、運用金額が減少するという結果になることが多いと考えます。一部の才能のある投資家は売買を繰り返すことで資産を増やしていくことができると思いますが、私を含めて長期的にそのようなことを実現するのは凡人には不可能です。したがって、愚直に永久保有し配当を再投資し続けることが多くの人にとってはよい戦術であると考えます。

短期投資はたしかに、1929年から1949年にかけて、大恐慌の余波で散々な目に遭った。20年間といえば、あっという間とはいいがたい。だが、粘り強い投資家は、相場が下落しつづける間、保有株を着々と積み増していった。いったん株価が回復すればリターンは一気に加速する。

大恐慌時代、長期投資家が資産を増やしたのは、保有株を売った投資家がそれだけ資産を減らしたからにほかならない。信用買いの生産を迫られた場合もあるが、たいていは、狼狽して投げ売りした結果だ。多少でも取り返せれば、丸損するよりはましだと考えた。こうした売り手が、結果的にだれよりも損をした

以上の分析から、次の大切な教訓を読み取ることができる。相場の変動は、投資家心理にはこたえるが、長期投資家には、利益をもたらす。タイミングを見計らう必要はなく、ただ配当を再投資することで実現できる利益だ

下落相場というば、投資家が耐えた痛みの逸話ばかり語られるが、それだけではない。この局面を通過してはじめて、配当を再投資する投資家はリターン急上昇の醍醐味を味わえる。
(ジェレミーシーゲル著 「株式投資の未来」より)


また、保有銘柄が値上がりして売却の欲求にかられた時には次の文章を思い出すといいかもしれません。
投資家が得られたはずの利益を逃してしまうことはほかにもある。なかでも最もばからしいのが、保有している株が大きく上昇したから売る、というものである。すでに大きく上がり潜在力が尽きたはずだから、それを売って、まだ上がっていない株を買うべきだという議論である。しかし、私が考える優れた会社、つまり投資家が買うべき唯一のタイプの会社の成長力はそのようなものではない。これらの会社の成長力については、次の少し空想的な例えが分かりやすいと思う。

今日はあなたの大学の卒業式だとしよう。大学に行かなかった人は、高校の卒業式でもかまわない。仮にこの日、クラスメートの男子全員がそれぞれ緊急に現金を必要としているとする。そこで、みんながあなたに同じ取引をもちかけてきた。もち彼らの卒業後1年目の年収の10倍に当たる金額を貸してくれたら、彼らは毎年、その年の年収の四分の一を生涯にわたってあなたに払い続けるというのである。あなたはすばらしい提案だと思ったが、今出せる現金は三人分しかない。

この時点で、あなたが考えることは、投資家が堅実な投資原則を使って株を選ぶときと非常に近いものがある。あなたはすぐにクラスメートの分析を始める。これは、彼らがどれほど感じが良いかでもなければ、才能があるかですらなく、彼らがいくら稼ぎそうかという一点で考える。もし大きなクラスならば、よく知らないクラスメートがどれくらい稼ぐかを適切には判断できないため、かなりのの人数が対象から外れる。ここも株の知的な買い方に似ている。

そうこうして、あなたはしょうらい最も稼ぐ力がありそうなクラスメートを三人選び、契約を結ぶ。そして、10年がたった。三人の内の一人は大成功を収めた。大会社に入り、昇進を重ねたのである。社内では社長に目をかけられている彼が10年後にはその地位に就くだろううわさされている。彼にはその地位に伴う高給と、ストックオプションと、年金が約束されている。

この状況では、「マーケットよりも大きく上げた」優れた株は利食うべきだと主張する株の専門家でも、成功したラスメートは貸した金額の600%を支払ったから、もうこの契約は解消した(売った)ほうがよい、とは考えないだろう。もしこの契約をやめて、卒業時からあまり収入が増えていない別のクラスメートの契約に乗り換えたほうがよいと助言されれば、正気を疑いたくなるはずだ。成功したクラスメートはもうこれ以上は出世しないはすで、経済的に成功していないクラスメートはこれから出世するはずだという議論はバカげている。もし保有する株についてきちんと理解していれば、良い株の売りを勧める議論の多くも、同じくらいバカげていることが分かるかと思う。

それはそうでも、クラスメートは株とは違うとい思った人もいるだろう。確かに大きな違いがひとつある。しかし、この違いは、優れた株が大きく値上がりして一時的に割高になっていても決して売るべきではない理由に反するどころか、むしろさらに後押しするものだ。株と人の違いは、クラスメートの支払いがいつか終わるということにある。クラスメートは急死してしまうかもしれないし、いずれ必ず死ぬ。しかし、株の寿命は人とは違う。その株を発行している会社は、才能ある経営陣を厳選し、彼らに会社の方針や手法や技術を教え込むことで会社の成長力を維持し、受け継いでいくことができるのである。
〜 中略 〜 
本章で述べた考えを一文にまとめれば、こうなる。正しい魅力的な株を買っておけば、その株を売るときは・・・来ないかもしれない。
(フィリップ・フィッシャー著 「株式投資で普通ではない利益を得る」より)

You don't need to have extraordinary effort to achieve extraordinary results.You just need to do the ordinary,everyday things exceptionally well. 
- Warren Buffett
(並外れたことをしなくても、並外れた業績を達成することはできる。)

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