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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/319783?rct=c_season
ピースサインをして、にっこり笑う女児。優しくほほえむ母親―。4月、東京・池袋で乗用車が暴走した事故で犠牲になった母娘の写真だ。本紙にも掲載されたので覚えている人もいよう▼運転していたのは87歳の男性。運転操作のミスで、猛スピードで横断歩道に突っ込んだとみられる。こうした高齢運転者の大事故が後を絶たない。先日発表された交通安全白書によると、昨年、75歳以上の人が起こした交通事故は免許保有者10万人当たり8・2件と、74歳以下の2・4倍だった▼2017年から、免許更新時に75歳以上の認知機能検査が強化されたが、この男性は問題なしとされていた。高齢になれば反射神経や動体視力も衰える。認知機能検査だけでは対応しきれないということか▼国は急加速防止機能や自動ブレーキなどを持つ安全運転サポート車だけに運転を制限する、高齢者向け限定免許の創設を検討するという。公共交通機関が十分でない地方では、マイカーなしでは生活できない人も少なくない。限定免許で高齢者が安心して運転を続けられるなら、生活の質の向上にもつながる▼ただ、運転に危険を感じた時は、やはり免許返納を検討してほしい。そして、国や自治体はマイカーを手放した高齢者が外出の機会を奪われぬよう、移動手段の確保について早急に考える必要がある▼痛ましい事故を一件でも減らすことができるよう。
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