医療ジャーナリストの視点: アスペルガー症候群とネットのうわさNikkeibp ヘルスケア 2008年7月3日 東京・秋葉原の無差別殺傷事件、さらには3月に茨城県土浦市で起きた無差別殺傷事件やJR岡山駅での突き落とし事件など、若い人による予測のつかない事件が続いている。JR岡山駅の突き落とし事件ではその後、殺人などの非行事実で送致された少年は、「簡易精神鑑定で、広汎性発達障害の一つ『アスペルガー症候群』と診断された」と報道されていた。私自身は直接見たわけではないが、知り合いの精神科医の話によれば、ネット上では、「アキバの通り魔はアスペルガーではないか」といううわさもあるのだそうだが、この点に関して、彼の意見は否定的だ。 そもそもアスペルガー症候群とは、どのような障害なのだろうか。新聞記事の説明には、「広汎性発達障害の一つで、先天的な脳機能障害とされる」とある。さらに、「犯罪傾向とは無関係とされる」とも書かれている。専門書でも、「過去の事件報道などをもとに、アスペルガー症候群を非行や犯罪に結び付けて考える人がいるが、これは大きな間違い」と書かれていた。むしろ、発達障害児への無理解や非難が、彼らの居場所を奪い、非行を招く原因になる場合もあるのだという。 先の精神科医によれば、アスペルガー症候群とは、一言でいえば「言葉や知的発達に遅れがない自閉症」なのだそうだ。アスペルガー症候群の人は、言葉は使えて知的能力も高いが、自閉症と同じ特性として、想像力や社会性、コミュニケーション能力などに問題を持っている。 例えば、(1)話し相手に合わせることが苦手で、自分が話したいことを一方的に話してしまう、 (2)口調や表情、しぐさなどで表現される人の気持ちをうまく読み取れない、 (3)言葉の裏を想像することが苦手なので、ほとんど意味のない挨拶、 たわいのない冗談、慣用句を大まじめに受け取り誤解することがある、 (4)さわられることを極端に嫌がるなど感覚の偏りがある、 (5)同じ道順や同じ手順にこだわりがあるため、「普段と違う状況」になると混乱する ――などの特徴があるとされる。 ただ、言葉を流ちょうに使うため、小さい頃は発達の問題が疑われにくかったりする。それが対応の遅れにつながったり、「自分勝手」「無神経」などと周囲に誤解されて、不適応を繰り返したりする。周囲との不調和に悩んだり、苦しんだりした結果、うつなどの2次的な情緒障害におちいってしまうこともあるそうだ。なお、アスペルガー症候群は発達障害であって病気ではない。想像力や社会性に乏しい一方で、記憶力や正確性などは優れているため、障害と向き合い、長所を伸ばすような生活が送れるように対応や支援をしてあげることが必要だ。 秋葉原の無差別殺傷事件の容疑者については、「報道された内容からみる限り、アスペルガー症候群の特徴には当てはまらないと思う」と先の精神科医は話す。「大体、アスペルガー症候群の人は対人的な執着がないので、他人と自分を比べること自体がアスペルガーらしくない。人にうらみを持つという感じではない」のだという。 「人はそれぞれみな違うが、アスペルガー症候群も、そうした個性の極端な形の一つと思えばいい。また、同じアスペルガー症候群の人でも、さまざまな特性がある。持って生まれた特性は変えられないので、反社会的なものでなければ尊重してあげてほしい」とその医師は付け加えている。 この“個性”についてもっと理解したければ、自身もアスペルガー症候群である著者による『俺ルール! 自閉は急に止まれない』(ニキ・リンコ著、花風社)が勧められる。自閉の人の情報処理の特性などについて、理解の助けになるだろう。 瀬川 博子(せがわ ひろこ) 1982年国際基督教大学教養学部理学科卒。日本ロシュ研究所(現・中外製薬鎌倉研究所)勤務を経て、88年日経BP社に入社。雑誌「日経メディカル」編集部で長年にわたり、医学・医療分野、特に臨床記事の取材・執筆や編集を手がける。現在は日経メディカル開発編集長として、製薬企業の広報誌など医師向けの各種媒体の企画・編集を担当。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)技術委員。 Nikkeibp ヘルスケア 2008年7月3日
医療ジャーナリストの視点: アスペルガー症候群とネットのうわさ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080626/309569 |
メンタルヘルス・脳の生理病理
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ストレスから逃げるには「考え方」を変える
何かの原因でストレスがたまったとしても、そのストレスを解消してやれば、気持ちは元に戻ります。
いつまでも引きずるのが、いちばんよくありません。
常にストレスが一杯の状態だと、ちょっとした新たなストレスが加わるだけで、食欲がなくなったり胃腸の具合が悪くなったり、眠れなかったりします。
ストレスがかかり続けている状態だと、抵抗力、免疫力も落ちます。
しかし、簡単にストレス解消と言っても、それが普通にできていればうつにもなりません。
そこで、ストレス(正確には「ストレッサー」)を深刻に感じないようにするには、考え方を変えてやる必要があります。
「何が何でもストレスに強くなろう」と考えるのではなく、「自分はストレスを感じやすいから、リラックスする方法を考えよう」というふうに、心を持っていくのです。
ストレスを感じやすい人は、まず、「自分はストレスを感じやすい性格である」と自覚するところから始めてみましょう。
あまり真剣になると、ますますストレスを感じやすくなるかもしれませんが、この自覚がないと先に進みません。
その上で、「ストレスを感じにくくするにはどうするか」を考えましょう。
ここで大切なのは、「ストレスは誰でも感じるものであり、病気ではない」と、しっかり考えることです。
「自分はストレスを感じやすいからダメだ」ではなく、「感じやすくてもいいじゃないか」と考える。
開き直りのようですが、要は考え方を変えるということです。
「「うつ」にならない習慣抜け出す習慣 より」
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。 私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。
ビタミンB12の働き
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!
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産経新聞 2017.4.13
大人のADHD支援アプリ
薬の服用や通院スケジュールの管理を
定期的な薬の服用や通院などのスケジュールの管理が苦手で、予定を忘れがちな大人の注意欠陥・多動性障害(ADHD)の当事者を支援するため、
製薬会社ヤンセンファーマと健康関連アプリ開発のウェルビーが、
スマートフォン用のアプリを開発し無料で提供している。
「AOZORA」と名付けられたアプリは
(1)通院のほか仕事や家事のスケジュール管理
(2)服薬の予定と飲んだことの記録
(3)日常や仕事で目標を設定し、できたことのチェック
−などの機能が利用できる。
こうした管理により、日々の目標を明確にし、
それらがどれだけ達成できたかを定期的に振り返るのに役立つという。
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ダイアナ元妃の死で「錯乱」 ヘンリー王子、
カウンセリング告白
AFPBB News
【AFP=時事】英国のヘンリー王子(Prince Harry、32)は
17日付の英紙テレグラフ(Telegraph)のインタビューで、
母親のダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)の死という
現実から長い間目を背けていたが、20代後半になって
「完全な錯乱」に陥ったため、カウンセリングを受けていたと明らかにした。
ヘンリー王子は12歳だった1997年にダイアナ元妃を亡くした。
インタビューでは「自分の対処法は、現実を直視せずに、
母さんのことを全く考えないようにすることだった。
考えてもどうにもならないから。
そんなことをしたところで悲しくなるだけだし、
彼女は戻ってこない」と語っている。
しかし、28歳になって初めて精神医療の専門家らに支援を求めた。
兄のウィリアム王子(Prince William)の「大きな支え」も含め、
周囲の人たちの勧めがあったからだという。
ずっと母親の死のことを考えないようにしていたものの
「2年間、完全な錯乱状態が続いた。
自分でも何が問題なのか分からなかった」と振り返っている。
ヘンリー王子は過去に自身の苦悩について言及し、
心の健康に関する慈善活動も支援してきた。
しかしメディアから注目を受けることに非常に敏感で、
私生活について公に話すのは珍しい。
ヘンリー王子は、最近になって母親を失った悲しみに立ち向かい、
「戦うか逃げるか」という感情の克服など、
王室メンバーとしての生活に対するプレッシャーにも立ち向かっているという。
「どうやったら私たち(王室メンバー)が正気を保てるかなんて分からない。私に秘密はない。完全に参ってしまいそうになるときが何度もあったと思う」と語っている。
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「大人の発達障害」女性が見過ごされてしまう3つの理由文春オンライン 4/17(月) 11:00配信
発達障害は、全般的に女性よりも男性のほうが多いと言われています。男性は女性の4倍いるという説もあります。 しかし、実際は女性にも発達障害は少なくないとどんぐり発達クリニックの宮尾益知先生は言います。女性の発達障害がなぜ見過ごされてしまうのか、話を伺いました。 「特徴」があらわれにくい
「発達障害は男性に多いということは以前から言われてきたのですが、長年診察を行っていると、女性の発達障害も決して少なくありません。 女性の発達障害が見過ごされてしまう理由として、一番大きいのは、その特徴が男性ほど明らかにはあらわれないということがあります。 アスペルガーは、こだわりの強さやコミュニケーション面の困難さを特徴とする発達障害ですが、男性の場合は幼少期からその傾向が目立つ一方で、女性の場合は特徴が目立たず「人間関係の悩み」として、その特徴が現れてきます。 例えば、女性同士のグループでうまくいかず孤立してしまったり、ガールズトークについていけないなどです。 アスペルガーの女性は、本人に悪気がなくても失言や暴言などが出てしまったり、また女性特有の非言語的なコミュニケーションが苦手なために、人の表情や仕草から暗黙の了解を知ることができないからです」 特徴は「おしゃべり」「予定がいっぱい」
「ADHDの場合は、男性だと幼少期からそわそわと落ち着かない『多動性』と、手が出やすいといった『衝動性』がよく現れますが、女性の場合はこれらが見られず『おしゃべり』『いつも予定がいっぱい』といった特徴が現れます。 またミスも多いのですが、幼少期にはおっちょこちょいで済んでいるものの、大人になって『失礼だ』と言われることが増えて、ADHDの可能性に気づく場合があります。 これには、男女の脳の働きが関係しているとも言われています。発達心理学者のサイモン・バロン=コーエンは、女性の脳は共感を、男性の脳はシステム化を求める傾向があることを仮説として唱えています。 これはあくまでも統計による仮説ではありますが、生活上でも男性は分析を求めがちな理系傾向、女性は共感を求める文系傾向が高いのではないでしょうか」
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