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「はやぶさ2」あと9カ月 小惑星の形状はまだ不明も安定飛行中

クローズアップ科学
2017.9.17 10:00

 小惑星探査機「はやぶさ2」が目的の小惑星に到着するまであと9カ月に迫った。地球から約2億4千万キロ離れた宇宙空間を順調に航行中だが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「これからの順調を約束するものではない」と気を引き締めている。

 はやぶさ2は、人類史上初めて小惑星の物質を地球に持ち帰った初代はやぶさの後継機。初代が探査した「イトカワ」よりも原始的とされる「リュウグウ」に向かう。この小惑星は有機物や水を含んでいると考えられ、探査は地球の生命や海の起源の理解につながると期待されている。

 平成26年12月に打ち上げられ、航行距離は既に25億キロに及ぶ。来年6月にもリュウグウに到着し、東京五輪開催後の32年末ごろ地球に帰還する計画だ。

イオンエンジン好調

 エンジンの故障で何度も危機にひんした初代とは対照的に、これまでの航行は極めて順調だ。

 機体を加速させるイオンエンジンの連続運転は昨年3〜5月と、11月から今年4月までの2回、計約3300時間にわたり正常に行った。年末ごろから3回目の連続運転を実施し、軌道をリュウグウの軌道に合わせる計画だ。

 順調な航行で運用に余裕ができたため、地球と太陽の引力などが釣り合う特殊な場所にさしかかった今年4月、搭載カメラで未知の小惑星発見に挑んだ。見つからなかったが、意味のある挑戦だったという。

 津田雄一プロジェクトマネージャは「宝くじを当てるようなものだったが、チャンスは逃さない精神でシャッターを切った。運用の練度を高める訓練になった」と話す。

リュウグウの形状把握が課題

 チームは現在、小惑星でどのような探査を行うか検討中だが、リュウグウの詳しい姿は到着後でないと分からないという大きな課題がある。探査計画を立てるには天体の自転軸の角度や重力、形状、温度、表面の状態の見極めが鍵を握るが、そのいずれもはっきりしていないのだ。

 イトカワは米国があらかじめ地球からレーダーで観測していたため、到着前におよその形状や自転軸の角度が分かっていた。しかしリュウグウは地球から遠く離れた場所にいたため、詳しく観測できなかった。

 「どんな形状か想定するのは大切だが、それが外れると対処できなくなる」と津田氏。そこでチームは小惑星のさまざまな形状を考えて立体モデルをつくり、着陸地点の決定などの訓練を繰り返しているという。

 探査のシナリオの一例が明らかにされている。まず、初期の観測データを基に適切な降下地点を決定。2回降下して地表の物質を採取する。その後、弾丸を衝突させてクレーターを作り、その近くで3回目の降下を行って地下の物質の採取を試みる。

 地球に向けて小惑星を出発するのは31年11〜12月の予定だが、降下は5月ごろまでに終える。それ以降だと太陽に近づいて熱くなり、機体を傷める恐れがあるためだ。1回目の降下前と3回目の降下後には、初代が失敗した小型ロボットの着陸に再挑戦する。

新技術の試験に相次ぎ成功

 地球を出発後、新技術の試験に相次いで成功した。その一つは機体の位置を精密に特定する技術だ。地球上の2カ所のアンテナで探査機からの電波を同時に受信し、さらに天体からの電波も利用する手法で、従来と比べ位置精度が10倍以上に高まるという。

 探査機と通信を行うには、地球が自転するため地上局をときどき変更する必要がある。このとき数十分から1時間、通信が途絶するのが難点だ。そこで今回は通信が極力途絶えないようにする方法も試行し、成功している。

 通信に使う周波数は初代のX帯に加え、約4倍のデータを送信できるKa帯を新たに採用した。深宇宙探査機ではほとんど使われなかった周波数帯だ。地球から約5千万キロの距離で試験に成功したが、小惑星到着時の約3億6千万キロでも威力を発揮するか注目される。

 初代はトラブルが発生した際、太陽光の力を利用する姿勢制御を緊急措置として行った。燃料や電気を使わない利点があるため、今回はこの方法を9カ月間利用し、機体に内蔵する4基の姿勢制御装置のうち3基を温存できたという。

ライバル米国も着々

 津田氏は「今後はイオンエンジンの着実な運転や、小惑星の高度20キロにぴったり着ける作業が大きな山場だと感じている。チームワークはよく、気を引き締めてやっていきたい」と意気込みを語る。

 一方、はやぶさ2のライバルともいえる米国の小惑星探査機「オシリス・レックス」は昨年9月に打ち上げられ、来年8月の小惑星「ベンヌ」到着に向けてこちらも順調に航行中だ。日本時間の今月23日に地球に接近し、地球の引力を利用して軌道を曲げ、小惑星へと進路を変更し加速する「スイングバイ」を実施する。運用の山場の一つで、こちらも注目される。

 初代はやぶさは幾多の困難を乗り越えて国民の感動を呼んだ。2代目はぜひ、安定ぶりを発揮する形で大きな注目を集めてほしいものだ。

(科学部 草下健夫)

http://www.sankei.com/premium/news/170917/prm1709170018-n1.html

転載元転載元: X2心神

 

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【海外の反応】「日本発の水質浄化剤の革新性に」世界が衝撃受けた!! 魔法のような浄化剤とは!?

 
 

 

 
 

 

―国内―2−

● :米軍の駐留経費要求現状でOK、これ以上払うと人件費も払うことになる、人件費まで払うと傭兵になってしまう。日本も3%の防衛費を計上して独立した国家として支那に対抗しよう。  
● :NHKは解体民営化を。  
● :沖縄は知事をリコールしろ。  
● :派遣社員の皆さんはこの機会に正社員に成ろう。派遣は労働賃金をピンハネされているのだ。派遣法は極特殊な技能者に限定するべきだ。 派遣社員で結婚が出来るか。日本の問題は全てこの法律に拠る。竹中は派遣会社(パソナ)の手先であり、ハザ金の犬だ。小泉、竹中、安部、麻生の売国政策だ。  
● :議員立候補要件に二重国籍を不可明記。国権の執行機関には帰化3世以上を条件とする。朝鮮人、支那人は6世まで禁止せよ。  
● :外国人及び帰化人の土地取得には場所制限を。  
● :超危険!竹中の経済特区構想は全くの売国政策。諮問会議、有識者会議の、法的根拠はあるのか?  
● :武器輸出は同盟国を増やす結果になる、武器産業を起こし、親日国に輸出せよ、  
● :戸籍法の記載内容の復元を。帰化法の厳格化。  
● :皇室解体が工作されている。女系天皇では血統が替わり、天皇家の墓の守りが継承できない。旧皇族の復帰で恒久的安泰が図れる。女性宮家論は女系天皇論と同じ結果を招く。  
● :原発は破棄の方向だ、新設は不可、危険率と解体のコストが未知数、戦争の標的になる。  

● :海外に進出した企業が、国内輸入の場合は国境税を設けろ。国内同種産業の衰退を招く。  

 

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【世界初】日本がアンモニアから高純度の水素の製造に成功 燃料電池車で利用へ

アンモニアから直接燃料を使うことのできる燃料電池

純度99 999%の水素をアンモニアから作ることに成功! No1

純度99 999%の水素をアンモニアから作ることに成功! No

 

●●―アメリカー1−●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

● :アメリカは戦争犯罪国家である。1;広島、長崎に無差別原爆を投下した。2:一般住民に居住地区を爆撃した。3:捕虜を虐殺した。4:東京裁判の偽装裁判をやった。5:降伏国に違法な憲法を押し付けた。  

● :9.11自作自演から、3.11人工地震津波テロの混沌時代を経て、日本を弱体化させ、日、中、韓、の緊張を高め、局地戦に導き、高度人材と言う労働者を移民させ、女系天皇を容認させ、日本の国対、政治、経済、文化、を破壊し、尖閣列島、の緊迫からハルマゲドン(WW3)は計画され、NWO(JEW World Order統一政府)を実現すると、ハザ金が目論んでいる。日本破壊は順調にすすんでいる!  

● :支那危機に対応する日本の軍事予算か?最低でも3%に、アメリカの駐留経費現状維持。  

● :3,11はイスラエ、アメリカの人工地震テロ。福島原発は原爆で破壊された。日本弱体化工作の一環。  

● :エイズはアメリカの細菌兵器、鳥、豚、インフルエンザもアメリカの細菌兵器。  

● :ISIS]はアメリカ、イスラエル、のテロ部隊支援]であり、難民でEUの弱体化、混乱破壊が目的だ。  

 

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【驚愕】日本で唯一、海外大手アップルとサムスン相手に強気に出れる企業・・・韓国の反応

 
 
 

 

 

―国際政治は陰謀だ−1−

● :9.11はアメリカ政府の自作自演のテロだった。  

● :3.11はアメリカイスラエルのテロだった。  

● :大東亜戦争はアメリカとソ連が仕掛けて真珠湾戦争を誘導した。  

● :ベトナム戦争もアメリカの自作自演のトンキン湾事件から戦争に介入した。  

● :戦争を長引かせる為にコントロールした戦闘をやった。本当に勝つためなら1週間も在れば終わる。戦争技術の研究、引きの研究に長引かせた実験戦争であった。  

● :朝鮮戦争は、ソ連、アメリカの合意に拠って国連軍が編成された戦争であったし、38度線で終結して意図的に火種を残した。休戦協定は、国連軍と北朝鮮の合意で韓国は関係無い。  

● :温暖化は詐欺の為の偽理論である。CO2は日本産業弱体化の屁理屈である。  

● :エイズ、は人口削減の為のアメリカの生物兵器だった。

● :フィリピン戦争はアメリカの自作自演からスペインと戦争を始め、アメリカがフィリピンを支配した。  

● :女系天皇論は日本国体破壊の陰謀だ。女性宮家も同じ、旧皇族復活論こそが天皇家の血統を守る。  

● :アメリカインデアンの虐殺では多くの騙し陰謀があった。 

● :EUTPPNOWの為の前段階の工作である。イギリの離脱で崩壊の方向。  

● :NOWの最終的世界の市民社会は多国籍企業の支配する奴隷社会である。  

● : マイナンバー制度は市民を完全管理するNOW社会の前段階制度だ。  

● :ウーマンリブ運動はCIAの意図と資金ではじまり、ジェンダーフリー運動になり、同姓結婚の容認に発展した。之は社会システムの破壊を目指している陰謀。社会秩序の破壊を目的にしている。  

 

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本当に新しい技術はマツダからという言葉は本物でしょうね(゜_゜)
実車投入に期待大!

マツダの次世代エンジンが注目されています。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの長所を兼ね備え、それでいて低燃費で、かつ使用状況で燃費がそれほど変わらないという夢のようなエンジンです。
これまでも次世代エンジンとして期待されていた「HCCI」方式が乗り越えられなかった“壁”を、マツダは「プラグを使う」ことでブレークスルーし、研究を重ねてそれを実用化の域まで昇華させました。
モータージャーナリストの池田直渡氏は「ガソリンエンジンにディーゼルの燃焼システムを持ち込んだ」ことがポイントと指摘します。
この次世代エンジンは、どんなエンジンで何がスゴいのでしょうか。池田氏にに寄稿してもらいました。
 
高回転で伸び・太いトルク・低燃費「良いとこ取り」
 自動車関係者の間で今最も話題になっているのは、マツダが8日に発表した新しいエンジン『SKYACTIV X』だ。マツダはその性能を次のようにアナウンスしている。
 
1)ダウンサイジングターボよりレスポンスが良い
2)ディーゼルより高回転の伸びが良い
3SKYACTIV Gより全域で10%、ピーク値で30%トルクが太い
4SKYACTIV G比で燃費を2030%改善(2008年型MZRガソリンエンジン比では3545%改善)
5)燃費の“目玉”が大きく、各国の燃費テストでほぼ同じ燃費が達成でき、ユーザーの実際の使用でも結果が乖離しにくい

ダイムラー含めた大手の自動車生産メーカーが、その開発から撤退した中、同じようにロータリーエンジンを開発したマツダだけが開発に成功した!

拍手 ^^) _旦~~

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 マツダの次世代エンジンが注目されています。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの長所を兼ね備え、それでいて低燃費で、かつ使用状況で燃費がそれほど変わらないという夢のようなエンジンです。これまでも次世代エンジンとして期待されていた「HCCI」方式が乗り越えられなかった“壁”を、マツダは「プラグを使う」ことでブレークスルーし、研究を重ねてそれを実用化の域まで昇華させました。モータージャーナリストの池田直渡氏は「ガソリンエンジンにディーゼルの燃焼システムを持ち込んだ」ことがポイントと指摘します。この次世代エンジンは、どんなエンジンで何がスゴいのでしょうか。池田氏にに寄稿してもらいました。
 
高回転で伸び・太いトルク・低燃費「良いとこ取り」
 自動車関係者の間で今最も話題になっているのは、マツダが8日に発表した新しいエンジン『SKYACTIV X』だ。マツダはその性能を次のようにアナウンスしている。
 
1)ダウンサイジングターボよりレスポンスが良い
2)ディーゼルより高回転の伸びが良い
3SKYACTIV Gより全域で10%、ピーク値で30%トルクが太い
4SKYACTIV G比で燃費を2030%改善(2008年型MZRガソリンエンジン比では3545%改善)
5)燃費の“目玉”が大きく、各国の燃費テストでほぼ同じ燃費が達成でき、ユーザーの実際の使用でも結果が乖離しにくい
 
 5つの項目が相関的に何を表しているかと言えば、旧来のエンジンには長所と短所があったが、SKYACTIV Xはそれら全ての「良いとこ取り」だと言うことだ。ガソリンエンジン並のレスポンスと高回転の伸びの良さを持ち、ディーゼル並のトルクと燃費を備え、しかも運転の仕方で燃費に差が現れにくい。暗に「現時点での究極のエンジン」だと言っているのである。
 
 そんな美味い話が本当にあるのかどうかは、乗ってみるまでは分からないが、今この段階ではマツダが配布した資料とプレゼンのみが手がかりなので、そこからわかることを書いておこう。
 
 マツダの“手品の種”はガソリンエンジンにディーゼルエンジンの燃焼システムを持ち込んだところにある。ここからはかなり工学的な話になるが、それをやらないとこのエンジンの理屈がわからないので、少々難しいがご容赦願いたい。
 
ガソリンとディーゼルエンジン、それぞれの課題
 普通のガソリンエンジンでは、混合気を圧縮して、そこに点火プラグで火を付ける。火はプラグの周りから伝播し、燃焼室の隅まで延焼して一回の燃焼を終える。その火炎伝播は極めて高速で行われているので一般的には全部が同時に燃えているように感じるかもしれないが、メカニズムとしては紙の端に火を付けて燃え広がるのと同じである。この方法だと、混合気が燃えやすい空気と燃料の比率(14.7:1)でないと、上手く燃え広がらない。燃費向上のために燃料をケチると、紙の例えで言えば、途中で湿っている所があって端まで燃えない内に火が消えてしまうのだ。燃え切らないと排ガスがめちゃくちゃになる。
 
 一方、ディーゼルエンジンはどうなっているかと言えば、これは初めに空気だけを吸い込んで圧縮する。気体は圧縮すると温度が上がる。筆者が過去に見た実験では試験管に綿くずを入れて、空気入れで圧縮すると、温度上昇で綿くずが自己発火して瞬時に燃えた。ちょっと暖まるとか、熱くなるとかそういうレベルではなく、気体の圧縮は燃料に自己着火させるのに十分なほどの温度に簡単に到達するのだ。高温の空気が充満した燃焼室に、点火したいタイミングで燃料を直接噴射すると、燃料は噴射された側から燃え始める。
 
 燃料は高温の空気に触れた瞬間から燃え始めるので、火炎放射器のような燃え方になる。最新のディーゼルエンジンの噴射ノズルが「多孔タイプ」になっているのは、燃焼を出来るだけ分散させたいからだ。何故そうなるかと言えば、燃焼室全体で見たときに噴射された燃料の周りでは燃料過多で酸素不足になり、噴射流から離れた場所では逆に燃料が不足して酸素が余る。これが排ガスの発生源になるのだ。排気ガス中の有毒成分で、問題になる物質は主に4つ。一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)、そして煤(すす=PM)だ。
 
 酸素が十分にあればCOは二酸化炭素(CO2)になるし、HCは水(H2O)とCO2になる。大気中の窒素(N2)は本来安定しており、簡単に酸化しないのだが、酸素は本来パートナーになるべき炭素や水素がない場所で大きな熱エネルギーを加えられるとNと化合してNOxになってしまう。
 
 マツダの『SKYACTIV D』では、ディーゼルとしては異例の低圧縮比にすることで、燃焼温度を下げ、NOxの発生を抑制しているのでNOxが出ない。もちろん利害得失はあって、圧縮比が低い分、トルクが出ない。パワフルなエンジンが大好きな欧州勢は、圧縮を下げないで何とかしようとしたから、NOxが消せず、それがディーゼルエンジンでの不正に繋がった。大気汚染が問題になり、ディーゼルが都市部で禁止されるようになった理由は、欧州メーカーがまじめに排ガス対策をやらなかった自業自得である。
 
理論は「魔法のエンジン」でも実現困難だったHCCI
 さて、ここで一度整理しよう。
 
 現在のガソリンエンジンの問題点は、燃焼の完了まで時間がかかることと、混合気が理想的な比率でないと燃え切らないこと。
 
 ディーゼルエンジンの問題点は、燃料と空気の攪拌(かくはん)が上手く行かず偏りが起きることだ。
 
 だったら、直噴以前のガソリンエンジンのように、あらかじめ吸気管で燃料を混ぜた混合気を作り、それを圧縮することで着火させてやれば良いではないかと考えた人がいた。基礎理論を作ったのはトヨタである。このシステムを「HCCI」(Homogeneous-Charge Compression Ignition)といい、日本語で書けば「予混合圧縮着火」である。プラグの火花という“きっかけ”なしで気体の温度上昇に依存して着火する方式の次世代エンジンだ。
 
 HCCIの燃焼のシステムは延焼ではなく、高温による全体の同時自己着火なので、燃焼時間が短縮され、空燃比を薄くしても、そもそも「燃え広がらない」のだから途中で火が伝播しなくなることも起こりようがない。しかも燃焼時間が短いので、圧力をより効率良くピストンで受け取れる。魔法の低燃費エンジンができる予感がある。
 
 しかし、現実はそう上手くは行かなかった。圧縮で自己着火が可能なのは、ある程度条件が良い時だけで、例えばエンジン始動直後などはプラグを使わなければどうにもならない。運転モードを見てみると、低回転高負荷では温度が不足して作動しないし、回転を上げて行くと反応時間不足で作動しない。アクセル大開度領域では、燃焼を制御しきれずにノッキングしてしまう。作動しない領域では旧来型の火花着火に切り替えざるを得ないが、そうすると頻繁にプラグ着火と圧縮着火を行ったり来たりしなくてはならず、切り替え時に煤と排ガスの問題が発生してしまう。圧縮着火の作動範囲を拡大しつつ、プラグ着火との切り替えをどうやって制御するかが問題だったのだ。
 
 もう一つの問題は点火タイミングである。エンジンの着火タイミングは厳密性を要求される。回転体に力を印加して行くのだから当然だ。ブランコを漕いだり、フラフープを回したりするのと同様、ここぞというタイミングで力を加えないと、エンジンが壊れたり、大幅な出力ダウンを生じることになる
 
 これを圧力上昇だけで点火プラグと同等の精度にコントロールするのは難しい。外気温は刻々と変化するし、燃料の噴射量が変われば「気化潜熱」も変わってくる。気化潜熱とは注射する前にアルコールで拭かれるとスーッとするアレである。気体は蒸発する時熱を奪う。吸気管でインジェクターが燃料を吹けば、それで吸気温度は変わってしまう。一般的なエンジンの点火タイミングの調整は角度1度単位で管理されている。1度は1回転の1/3601回転が1/100秒になる6000回転時の1度は1/36,000秒である。圧力だけで着火させるためにはこのレベルの精度で圧力を調整しなくてはならない。
 
「いっそプラグを使う」という発想で課題解消
 そこで、「いっそプラグを使ってみてはどうだろう?」という考え方が出てくる。圧力を自己着火する直前まで上げておいて、最後にプラグで点火する。プラグの周りは局所的に火炎伝播で燃え始めるが、着火して燃焼ガスが発生すると、周囲の残存混合気を燃焼ガスが圧縮して自己着火温度を超える。マツダでは、このプラグを制御因子とした圧縮着火をHCCIではなく「CCCI」(Controlled Compression Ignition)と名付けた。「(完全に)制御された圧縮着火燃焼」である。
 
 あちこちで聞いてみると、HCCIが注目された10年ほど前の時点で、いくつかのメーカーはこのプラグを使うと言うアイディアまでは達していたらしい。しかし、上述の切り替え領域の煮詰めで手詰まりして、HCCIから撤退したのだと言う。
 
 マツダはHCCIの可能性を信じて、丁寧に過渡域の研究を続けた。特にそこで大きかったのはMBDModel Based Development)と呼ばれるシミュレーション手法で、燃焼シミュレーションにおいて世界で最も進んでいるマツダならではのものだ。基礎理論を考え出したトヨタにも、10年前に世界に向けて「これからはHCCIが主流だ」とアナウンスしたダイムラーにも到達しえなかった実用化の壁をマツダが世界で初めて実現したことに感動を覚える人も多いだろう。CCCIと言う名前には誰も出来なかった領域でのコントロールを成し遂げたという自負が滲(にじ)んでいる。
 
機構的に単純で低コストも実現か
 システムそのものは、このようにガソリンエンジンやディーゼルエンジンの問題点を把握していないと分かりにくいが、構造そのものはとても単純に見える。
 
 マツダの資料を見る限り「高応答エアー供給機」なる部品が追加されている。これは普通に考えればエアポンプだ。コストも知れている。何が言いたいかと言えば、このSKYACTIV Xは冒頭に書いた性能を達成しながら、コストが安いはずだ。理論こそ難しいが、機構的に高価な部品は何もない。既存技術の延長で行った改革なのだ。
 
 原稿はここで終わるつもりだったのだが、どうも伝わった気がしない。最後に別の角度からもう少し蛇足を書いておこう。
 
 長い試験管を想像して欲しい。これに混合気を詰める。開口部から火を付けると混合気は燃焼を始める。燃焼したガスは膨張して試験管の先にある混合気を圧縮する。すると燃焼圧力は加速度的に高まって、さらに先の混合気を圧縮する。こうして循環的に燃焼ガスが未燃焼ガスを圧縮して行ってしまう話を、筆者はかつてノッキングの説明に使っていた。ノッキングとは、圧縮スパイラルで一線を越えて、制御不能になり、エンジンが壊れかねないほど圧力が高まってしまうことを言う。
 
 CCCIでプラグを制御因子として圧縮着火を実現したマツダの技術は、基本これと同じ仕組みで「意図的にノッキングを起こしている」とも言える。語義的には制御できるものは燃焼。制御できないものはノッキングと言うことになっているので、変な言い方なのだが、エンジンを壊しかねないほどの圧力になるノッキング領域の一部をマツダは手懐けて制御下に置いたのである。
 
 風力発電で言えば台風のエネルギーを使いこなすようなものだし、潮力発電なら津波のエネルギーを使いこなすようなものだ。エネルギー効率が高まるのは当然と言えば当然だろう。
 
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■池田直渡(いけだ・なおと) 1965年神奈川県生まれ。1988年企画室ネコ(現ネコ・パブリッシング)入社。自動車専門誌、カー・マガジン、オートメンテナンス、オートカー・ジャパンなどを担当。2006年に退社後、ビジネスニュースサイト「PRONWEB Watch」編集長に就任。2008年に退社。現在は編集プロダクション「グラニテ」を設立し、自動車メーカーの戦略やマーケット構造の他、メカニズムや技術史についての記事を執筆。著書に『スピリット・オブ・ロードスター広島で生まれたライトウェイトスポーツ』(プレジデント社)がある

 

転載元転載元: Ph.C.しりゅうの徒然草!(日記編)


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