天邪鬼を憐れむ詩

世界の隅っこで、・・・・まだ続けます。

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穏かな月も終わり

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いつになく平穏に5月が過ぎ去ろうとしている。
これまでの憂鬱さも訪れない。

羨ましがってた鈍さをようやく手に入れられたのか?
知らず知らずまた何かを欠落してしまったせいか?
あるいは、単に面倒ごとの蚊帳の外に居るせいかも知れない。

騒がしいニュースも車の音も人の声もどこか遠くで聞こえている。
ひとの幸福もひとの不幸も自分の未来も横目で見るだけで気に止めない。

刹那の煌きに目を奪われようと酔いに浸ることはない。
儚さに現をぬかすことなどもない。
耳を澄ませば、喧騒の向こう側に息吹が聞こえる。

まどろんだ空は冴えない。
それでも弧を描く鳶ほどにも手は届かない。
吹く風は渇いて埃っぽい。
それでも緑は日に日に色濃く増す。
悪戯に雨のバケツはひっくり返され、
花が流れてまた新しい花が咲く。

待ち侘びたものたちのはじまりの歌が聞こえるならば、
若草踏む朔太郎の足音も聞こえるだろう。

雨を待つ風のない日、春が途切れた。
ボクを祝う花もなく、誰の歌も聞こえない。
ただただ穏かに夏を迎えられる。

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お口直しに・・・・・・

五月の貴公子
若草の上をあるいてゐるとき、
わたしの靴は白い足あとをのこしてゆく、
ほそいすてつきの銀が草でみがかれ、
まるめてぬいだ手ぶくろが宙でおどつて居る、
ああすつぱりといつさいの憂愁をなげだして、
わたしは柔和の羊になりたい、
しつとりとした貴女のくびに手をかけて、
あたらしいあやめおしろいのにほひをかいで居たい、
若くさの上をあるいてゐるとき、
わたしは五月の貴公子である。
『月吠える』より

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Bukさん お誕生日を迎えられたかしら? 心を込めておめでとうございます♬

2007/5/31(木) 午後 8:55 karen

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五月の貴公子は、若草の上をのんびりと歩くBukさんの心境なのかしら?

2007/5/31(木) 午後 8:59 karen

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ボクを祝う花の理想はスズランでしょうか?(リュウ)

2007/5/31(木) 午後 10:14 [ MINI DREAM ]

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karenさん、恐いので心こめなくて結構です(爆)
はい、また年取って四捨五入せずともよくなりました。
昨年同じ時期に記事にしたようにここ数年は「五月の貴公子」と真逆なものでした。
今年は思考を止めて、ぼーっとしてました(笑)

2007/6/2(土) 午後 0:32 buk**oope*

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リュウさん、おひさー☆
理想は特にないのですが、藤の花が終わると数日花が途切れるんです。
一年草の類はたくさん咲いてるんですが、季節の花がちょうどないんです。
贅沢をいえば、ヤマシャクヤクが開いてくれると嬉しいのですが、今年は花芽をつけたものの朽ちてしまいました。

2007/6/2(土) 午後 0:36 buk**oope*


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