宇宙服を身に纏ったみー助にたずねた。
みー助は小さなロケットで月に向かうらしい。
いまは何もない荒涼した土地だけど、あと何十年かすれば、
カルビーの支社ができ、キミが好きなサッポロポテトベジタブルは食べられるかもしれない。
ユーハイムの支店ができ、キミが好きなバウムクーヘンも食べられるかもしれない。
けれど、キミが普段食べるにんじんっ葉ぐらいは自分で育てないとね。
タネは浅めにスジ蒔きがいいかな。
発芽した芽たちがお互いに助け合いながら土を押し上げるからね。
芽が出ても食べちゃいけないよ。
本葉が何枚か出て重なり合うようになったら少しずつ間引いてやる。
また大きくなって混み合って来たら、また間引いてやる。
間引いたのはキミが食べていいんだよ。物足りないかもしれないけど。
にんじんが大きくなっても、引っこ抜いちゃダメだよ。
にんじんを食べたいときは仕方ないけど、キミはそんなに好きじゃないだろ。
にんじんは引き抜かずに葉っぱだけ摘むのさ。
そうすれば、キミが大好きなにんじんっ葉は結構な間食べられるはずさ。
真夜中のスーパーにパイナップルを買いに行ったのが土曜日。
久々にみー助が体調を崩した。
我が家に来てからだけで9回目の冬を越し、普段は年齢不詳・永遠のウサギさん?ぷりを見せてくれるものの、時折歳相応な姿を見せる。崩れ落ちる砂が速度を増す砂時計。天寿とはいえ死は唐突にやってくる。
あとどれくらい一緒にいられるのだろう。
6月に入って衣替えをするように毛が生え変わりはじめた。軽く撫でただけで毛が舞う。
騙しながら指先で梳いてやると、ゴルフボール2個ほどの毛玉が出来る。
こんなのを詰らせたら大変だ。ただそのときたまにボクも死に掛けて喘息の気管支拡張剤を一服する。
死神というヤツは比較的傍にいるらしい。
そんなこんなが日常だった。
土曜日、いつになくぐーたらしてるみー助が茶の間にいた。
少し呆れながらもボクらにとっては微笑ましい光景なのだ。何より安心する。
みー助にも野生の本能が生きている。「死ぬまで生きる」という逞しさであり、最も厄介なところである。
肝心なときに弱さを見せない。怪我をしたり体調を崩したときなどはひと目を避けて隠れるように独りになる。
これまではそうだった。
いつまでも茶の間の片隅でのびてるみー助に視線を合わせて見ると、
「ほっといて」といわんばかりに素っ気ない。
最近粗相の回数も多いのでみー助を抱いて第二トイレに連れてくと朝取り替えてから汚れてない。
エサは・・・・ほとんど減ってない。
第一トイレも見てみると・・・・してない。
トイレに連れてったみー助は・・・・・トイレの中でまたのびてる。。。。。llll( ▽;ll マズぃ
・・・・みー助を良く見ると目がうつろに見える。。。。
・・・・みー助を良く見ると腰に力が入ってない?!。。。。。
そんなみー助に気付いてやれなかった。。。。。
そんな夜の夢の話。
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