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   次に「吾の短を攻むる者は、是れ吾が師なり、師又た悪(にく)むべけんや」(中。周道通に答うるの書、七)を抄録しているのは、自分の欠点を指摘してくれる者は師とすべきである、の意に賛同したのである。

 九月二十一日、『伝習録』巻之中の示弟立志説・訓蒙大意・教約を読んでから、巻を手から放せなくなった。

 右の三条は、具体的に教授法を説くものである。「示弟立志説」は、文字通り、三弟の守文に対して、先ず聖人たらんことを求むる「志を立つる」ことを説く。「訓蒙大意」は、童子を教えるには孝悌忠信・礼儀廉恥をもって専務とすべきことを掲げ、具体的な教授項目として『詩経』を歌い、礼を習わせ、書を読まさせることを提示する。「教約」には、右の三つの教授項目の更に具体的な方法を説く。という分けで、これら三条は、現今の教育学に相当する内容のものであり、それが松陰を喜ばせたのであろう。即ち松陰の教育学者的側面を大いに刺激したのであり、後年、松下村塾で教導する際にそれが活かされて行くことになったであろう。

この日は、更に『伝習録』下、一の、正徳十四年(一五一九)、門人陳九川が広西省南昌県において王陽明に会見した際の「先生兵務倥偬(こうそう)、隙に乗じて講授す」という状況説明を抄録している。時に陽明は、朱宸濠の反乱を聞いて義兵を起しており、兵務繁多であったが、わざわざ来訪した門人のために講学したのである。松陰は、そうした陽明の知行合一、文武両道ぶりに感じたのであろう、その事を簡潔に説明している十字を特に抄録したのである。

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