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嘉永三年(1850)九月十四日、松陰は平戸に到着。葉山佐内先生(五十四歳)の宅に至り拝謁し、その命によって紙屋という所に宿泊する。『伝習録』及び左内が著わした『辺備摘案』を借り、『摘案』を夜に謄写する。

 左内は、名は高行、佐内と称し鎧(がい)軒(けん)と号した。平戸藩家老で、佐藤一斎門下の陽明学の儒者であり、また山鹿流の兵学も修めた。松陰が陽明学に興味を抱いたのは、この日、左内に『伝習録』を借りたことに始まるのであろう。また、次の七絶「鎧軒先生を訪う」は、この日の作であろう。

説経論史又談兵  経を説き 史を論じ 又た兵を談ず
着実工夫得細評  着実の工夫 細評を得たり
侍坐無端閑話久  侍坐 端(はし)無くも 閑話久し
月輪来照此心明  月輪 来り照らす 此の心の明

先生は経書を説き、歴史を論じ、兵学をも語られる。
実際に就いて考究し、詳細に批評なされる。
私は思わず座り込んで長時間話してしまったが、
満月の光がこの心を照らして明らかにしてくれた。

 右詩には、一見して左内に敬意を抱き、その学問と人格に打たれたことが表わされている。

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