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十月八日、病いが続いており、次の七絶を作った。「西遊詩文」に「十月八日」の作という。彼の下宿跡は、現在の平戸市浦の町の田原石工店である、というが、起句にその辺りの場景が表わされている。

 病中       病中

万瓦堆中仮小楼  万(ばん)瓦(が) 堆中(たいちゅう) 小楼を仮り
抱病十日似俘囚  病を抱(いだ)きて 十日 俘囚(ふしゅう)に似たり
不看風景江河異  風景江河の異なるを看ず
跡寄蜻艇欲尽頭  跡は寄す 蜻(せい)艇(てい) 尽きんと欲(ほっ)する頭(あたり)

瓦屋根が集まっている街中の小さな二階家を借り、
十日間、病んで寝込み、捕虜のようだった。
郷里のとは異なる川の景色もあまり見ずに、
秋津(あきつ)洲(しま)(日本)の尽き果てようとする辺りに身を寄せておる。

〇韻字 楼・囚・頭(下平声十一尤)

 転句は、『西遊日記』九月二十八日に「市鄽(してん)の間、数條の泥渠(でいきょ)あり、吾が新堀川の如し。潮進めば飛船の類、其の内に入る。潮退けば田泥をなす故、渠中多く飛船を繋ぎ、船を以て家となす者あり」という風景を踏まえて言ったものであろう。

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