過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

十二月二十八日、小倉より籠に上り、内里(だいり)(北九州市門司区)より船に上り、赤間が関にて伊藤木工之(もくの)介(すけ)を訪う。吉田(下関市吉田)に到り、宿す。

  内(だい) 裡(り)

浪遊五月歳将除  浪遊 五月(ごげつ) 歳将に除かんとす
帰意如飛小笨車  帰意 飛ぶが如し 小笨車(しょうほんしゃ)
粉壁万家一葦水  粉壁の万家 一(いち)葦(い)の水
眼明前岸故人居  眼に明かなり 前岸 故人の居

五か月間漂泊しているうちに十二月も終わろうとしている。
家に帰りたい気持ちは飛ぶようで、粗末な駕籠に乗った。
狭い関門海峡の向こうには多くの白壁の家々があり、
向う岸の友人の居宅が鮮明に見える。

 結句の故人とは、伊藤木工之介を言う。八月二十六日、往路に伊藤を訪れたのに次いで二度目の訪問であった。

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事