過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

   嘉永三年十二月二十九日、七つ(午前四時頃)、吉田を発し、絵堂(えどう)(山口県美祢市(みね)美東(みとう)町絵堂)に至るまで馬上、これより歩行する。五つ半(午後九時頃)萩の家に帰着した。

吉田駅を発す 十二月二十九日

早発戴星鞭小騫  早発 星を戴き 小騫(しょうけん)に鞭つ
十旬羇旅思君恩  十(じゅう)旬(じゅん)の羇(き)旅(りょ) 君恩を思う
尚及新正朝賀否  尚お新(しん)正(せい)の朝賀に及ぶや否や
計比戌牌至柴門  計(はか)るに戌(じゅつ)牌(はい)の比(ころおい) 柴門(さいもん)に至らん

星がまだ光る早朝に出発し、小馬に鞭うつ。
百日間の旅游を得て、御主君の御恩をかたじけなく思う。
まだ正月の御年賀参上に間に合うだろうか。
おおよそ午後八時頃には我が家の質素な門に着くだろう。

 承句では「百旬」というが、実際には『全集』注三にも言うように、八月二十五日から十二月二十九日まで百二十数日にわたる旅であった。これだけの遊学期間を与えてくれた藩主に感謝せざるを得ないのである。

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事