連日の猛暑に、さすがに食欲も減退気味。
そんな時は「冷やし中華」に限るとばかりに渋谷・宇田川町交番裏の「龍の髭」に出向き、ひとときの涼しさを求めて「辛み冷やしラーメン」をいただきました。
茹だるような渋谷の街並みの真ん中で、クーラーがよく効いた「龍の髭」の2階席はなぜだか外国人のお客ばかりで、おまけにウエイトレスもウエイターも中国人なのでまるで異国の地のチャイニーズ・レストランに迷い込んだ気分。となりのテーブルではフランス語の「Tokyo et Kyoto」というガイドブックを開いたフランス人の旅行者とおぼしき若い女性が器用に箸を使って麺類を食べているし、その隣のテーブルには、英語圏ではない国のファミリーがいて、父親がビールを飲みながら、英文のメニューを見て小皿料理を注文している。
「冷やし中華」を注文しようと思ったのだけど、壁に貼ってあったメニューを見つけて「辛み冷やしラーメン」と紹興酒を注文。もちろん夏の紹興酒はロックに限る。やがて姿をあらわした冷やしラーメンはご覧のようなたたずまい。薄い塩味のスープの冷たい麺に辛い冷やし豚しゃぶがトッピングされていて、スープは清涼、具は食欲をそそる辛み味、そして冷えた紹興酒。
う〜ん!真夏の昼下がりの清冽な三位一体。まことにけっこうな暑気払いのランチとなりました。
食事を終えて、立ち上がったお隣の女性と目があったので「Bon voyage!」と声をかけたら、にっこり笑って小声で「Merci」と言って立ち去りました。なんだかちょっと幸せ気分の午後の一刻でした。
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