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宮本 輝/著 文芸春秋
【書籍紹介】
十年前、留美子は見知らぬ少年から手紙を渡される。
「十年後、地図の場所でお待ちしています。ぼくはその時、あなたに結婚を申し込むつもりです」。
いったいなぜこんな身勝手なことを?東京、軽井沢、総社、北海道…。
さまざまな出会いと別れ、運命の転変の中で、はたして約束は果たされるのか。
壊されたパテックの懐中時計の持ち主を探す桂二郎の前に、妖艶な中国女性が現われる。
そしてもう一人、桂二郎を訪ねてきた若い女性は、昔別れた恋人の娘だった。
一方、留美子は謎の手紙の主について、次第に手がかりを得ていく―。
人は何を拠り所にして生きていくのかを問う、宮本文学の新しい傑作。
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久しぶりの宮本輝作品。
やっぱり、心の描写がすごくいい。
俊国は15歳の時、隣に引っ越して来た7歳上の留美子にラブレターを送った。
引っ越してたった2日しか暮らさず、再度引っ越した留美子は、
10年後またその家に引っ越して来て二人は再会する。
あのラブレターをお互いが意識しながら、この恋は始まる…
10年間ずっと留美子を想い続けた俊国。今時こんな片思いの恋愛ってあるのかな。
でも、ある意味憧れかな。
俊国と義理の父・桂二郎との関係もとってもいい。
小説には、ハッキリと終わるモノとなんとなく謎を残して終わるモノと二通りある。
この「約束の冬」は、後者であり、あれっ、続きはないの…?
というような感じで終わる。
どちらかと言うと私はハッキリと終わった方がスッキリするんだけど、
まあたまには「この後どうなるんだろ〜?」もいいのかも♪
ステキなラブストーリーでした。
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宮本輝って結構大作家さんじゃなかったっけ?純文学ぽいイメージがあるんですが・・・
2009/4/26(日) 午前 1:16 [ - ]
PAPA3。宮本輝の作品は奥深いのが多いですね。思わず引き込まれます。
2009/4/26(日) 午後 10:10