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日本の神話3

日本の神話の続き
天津神と国津神の交渉です。どんな駆け引きがあったのでしょうか。
国ゆずり                    
伊邪那岐命、伊邪那美命の国生みで誕生した豊葦原の中津国の国造りは、須佐之男命、ついで大国主の命の活躍で進められていました。一方、高天原では、国造りのために、国の中心となる神を地上に下さねばならないときが来ました。しかし、地上の国はまだ荒ぶる神が多いのをごらんになって、会議を開き、先に天菩比命に様子を見るためにつかわすことにしました。天菩比命が地上にくだって何の連絡もないまま3年が経ってしまいました。そこで、神々はまた会議を開き、今度は、天若日子を遣わすことにしました。ところが、天若日子も自分の役目をすっかり忘れて、大国主の娘、下照姫と結婚し、自分が国を治めたいと思うようになりました。

 そこで、神々はまた会議を開き、鳴女(なきめ)というキジをつかわすことにしました。鳴女は天若日子の家の門の近くにある桂の木に止まり、天の神の言葉を伝えました。天若日子は不吉におもい、天の神から授かった弓矢でキジを射殺してしまいました。その矢はどんどん進んでいき、高天原にいる高御産巣日神の前に落ちました。高御産巣日神は矢を手にして

「この矢は、私が天若日子に与えた矢だ。この矢を正しいことにつかったならば天若日子に当たらない。もし、邪悪な心で使ったのなら、天若日子にかえるだう。」

矢は、下界に飛んでいき、天若日子の胸に命中しました。

 今度こそしっかりした使いを送りたい。誰がいいだろうか。神々は相談して、剣のような強さと勇気、岩のような動じない落ち着きを備えた建御雷神を降らせることにしました。建御雷神は、大国主の命に伝えました。

「我々は天照大神の命令を受けて高天原からやってきた。地上の国はまだまだ平和とは言えないが、あなたの治める出雲の国は土地が開かれ、人々も平安に暮らしている。地上の神々の代表のようなあなたが、まず天の神の気持ちをくんで天照大神の御子がこの国の中心者として治めることに賛成してもらえないだろうか。」

 大国主の命は、子供の神々と相談した結果、

「この国はおっしゃるとおり譲ります。ただ、私の住まいを立派なものにお造り下さい。そして、私をお祭り下されば、天の神をお守りし、国の発展に力を尽くしましょう。」

建御雷神はこのことを天の神に報告すると、高御産巣日神から、返事が返ってきました。

「大国主の命よ。あなたは国造りに大変努力した。しかも、その国を自分の物とはせず、譲り渡そうとした。それはあなたの国を一層立派にしていきます。望み通りあなたの社を作ってお祭りしよう。」
こうして出雲の国に壮大な神殿が出来上がりました。

人間には寿命があります。地上生活には、終わりがあります。なぜでしょうか。その象徴物語とも受け止められるお話です。

天孫降臨                  
 
葦原の中津国は穏やかになってきました。いよいよ天照大神の御子を受け入れる用意が調いました。天照大御神大御神は、孫に当たる邇邇藝能命に言いました。

「豊葦原の瑞穂の国は私の子孫が治める国です。私の孫であるあなたが行きなさい。そして天の神の子孫を中心とする国は天地の道理にかないいつまでも栄えることでしょう。」 

 邇邇藝能命は、中津国に降りるとき、おともの神様を五人、そして天照大御神大御神より,八尺の勾玉、鏡、草薙の剣を授かりました。剣は八岐の大蛇の尻尾からでてきたあの剣です。邇邇藝能命の一行は幾重にもたなびく雲を押し分け、神々しい光を放ち筑紫の日向の高千穂の峰に着きました。都となる土地を求めて移り進み,笠沙の岬が正面に見えるその地に宮殿を建てて住むことになりました。

 ある日、邇邇芸能命は笠沙の岬を歩いていると美しい少女に出会いました。

「あなたはどなたの娘か。」 

「はい、私は大山津見神の娘、木花佐久夜姫といいます。」

「私はあなたとの結婚を望んでいるのだが、どうだ。」

「私だけではお返事できません。父に尋ねて下さい。」

邇邇藝能命は大山津見神に申し込みました。大山津見神は大変喜んで、沢山の贈り物とともに姉の石長姫も一緒に嫁入りさせました。石長姫は、がっちりした丈夫な体ですが、醜い顔をしています。邇邇藝能命はその石長姫だけを送り返してしまったのです。二人の娘を嫁入りさせたのには訳があったのです。木花佐久夜姫は春に花が咲き匂うがごとく栄えますように、石長姫は天より降られた命の命が岩のように崩れることなく永遠に続きますようにという祈りが込められていたのです。大山津見神はいいました。                    

「石長姫をお返しになった今、地上での生命は限りあるものとなってしまいました。木の花は華やかに咲きほこります。しかし、いつか時が来て散ってしまいます。それと同じ姿になるでしょう。」        

何日かたって、木花佐久夜姫は邇邇藝能命の元にやってきました。

「私はあなたの御子をやどしました。そのことを知らせに来たのです。」

「その子は本当に私の子なのだろうか。結婚してすぐに御子ができるというのは少し早すぎないか。」

「それではあなたの子であることを示します。もし、国津神の子であるならば無事に生まれません。天津神の子ならばどんなことがあっても無事に生まれます。」

 姫は扉の無い産屋を作り、その中で火をつけて、火の中でお産をされたのです。燃えさかる火の中で無事三人の御子が誕生しました。御子の名は火照命、次に火須勢理命、その次に火遠理命と言いました。そして、姫も傷一つ受けることがありませんでした。                      
             

海彦山彦伝説というお話が有ります。浦島太郎の元にもなったのでは    

海幸彦・山幸彦
燃える火の中で誕生した御子達は成長し、たくましい若者になりました。火照命は海で魚を捕るのが得意で海幸彦、弟の火遠理命は山で猟をするのが得意で山幸彦と呼ばれていました。

 ある日、山幸彦が海幸彦にいいました。

「兄さん、一度、私の弓矢と兄さんの釣り針を取りかえっこしませんか。」

「いやだ。」

 三度たのんでも賛成してくれません。そのうちとうとう取り替えてくれました。山幸彦はさっそく海へ出かけ釣りを始めました。ところが魚は一匹も釣れません。それどころか、兄さんの大切な釣り針を魚にとられてしまいました。探しても探しても見つかりません。一方、海幸彦もなれない猟をしてもちっとも獲物は捕れません。家に帰ると海幸彦は

「慣れたものがいい。さあ、道具を元に戻そう。」

と言いました。

「兄さん、大変なことになったのです。あの釣り針を海に無くしてしまったのです。」

「おまえがあんなにしつっこく言うから、嫌々取り替えたんだぞ。必ず探し出してくれ。」

 山幸彦は仕方なく自分の剣をつぶして500本の釣り針を作りそれを渡しました。しかし、海幸彦は受け取ってくれません1000本の釣り針を作って差し出しましたがそれでも受け取ってくれません。

「ほかの釣り針が何本あってもだめなんだ。貸した釣り針を返せ。」

と言い張るのです。       

 山幸彦はどうしていいか分からず,泣きながら海辺に立っていました。そこに、白いひげを生やした塩椎神が現れました。

「どうして泣いておられるのですか。」

山幸彦は訳を話しました。

「それはお困りですね。でも、安心して下さい。私がよいようにはからいましょう。」

そう言うと、塩椎神は竹かごを編むようにして小さな船を作りました。

「さあ、お乗りなさい。これで海の中へ行くのです。しばらく潮の流れに乗っていくと光り輝く宮殿が見えます。竜宮城です。宮殿の門のそばに井戸があります。その上の桂の木にのぼってお待ちなさい。海の神の娘があなたを見つけてうまくはからってくれますよ。」 

 山幸彦は、教えられたとおり船に乗って竜宮城へ行き、桂の木の上で待ちました。すると水をくみに来た使いの女が山幸彦を見つけました。その知らせを受けた海の神の娘 豊玉姫は、門の所に行ってみました。そこには、父の綿津見神にもまさる気高い方が居るのに気が付きました。綿津見神も表に出てきて、一目見るなり

「ああ、あの方は、邇邇藝命の御子でいらっしゃる。」

と、御殿に迎え入れました。山幸彦は豊玉姫と一緒に暮らし、いつの間にか三年が経ちました。 

 ある日、山幸彦は釣り針のことを思いだしふぅーとため息を漏らしました。綿津見神は訳を尋ねました。命は、兄の釣り針を無くしたこと、どうしてもその釣り針をかえさないといけないことを話しました。綿津見神は大きな魚、小さな魚を全部集めて言いました。

「この中に、命の釣り針を盗ったものはいないか。」

魚達は口々に言いました。

「そう言えば赤鯛がのどに何か引っかかって食べられないとこぼしておりました。」

赤鯛を読んでのどを調べてみるとそこにはあの釣り針が刺さっていたのです。こうして山幸彦は兄の釣り針を見つけることができ、竜宮海を後にして元の浜に帰ってきました。                                           

 ある日、竜宮海に残しておいた豊玉姫が山幸彦を尋ねてやってきました。

「私は御子を宿して生む日が近づいてきました。天津神の御子を海の中で生むことはよくないと思い、遙々やってきました。」

 海辺で、鵜の羽で屋根を葺いて産屋を作りかけたのですが、産屋が葺き合えぬ間に、生まれそうになりました。豊玉姫はお産の時には元の世界の姿にもどります。それで、山幸彦には産屋をのぞいてはいけないことを話しておいたのです。ところが、山幸彦が、そっとのぞいてみると姫はワニの姿になって這ってねりくねりしていたのです。姿を見られた姫は恥ずかしく思い、御子を生みおいて海へ帰っていきました。こうして生まれた御子の名を鵜葺草葺不合命といいました。

まだ続いて載せたいと思います

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