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21日に、中国に建設予定の高速鉄道向け車両を、日本とドイツが半々で受け持つことに決定したというニュースが入ってきました。中国への新幹線輸出は、JR東海の葛西会長が指摘するように技術を盗まれるだけで経済的利益が少なく、先人が40年かけて築きあげた信頼とブランドをも失う危険性をもちあわせており、断固反対の立場であった私は愕然としました。
中国とのビジネスは、世界の公正なルールが全く通用しない世界です。30年余り前の日中国交正常化当時に、日中合弁で建設された製鉄所をめぐる数々の困難は、山崎豊子さんの小説「大地の子」の中で、関係者の証言や資料を元に、迫力ある描写で生き生きと描かれています。
その製鉄所建設は、日中友好のシンボルとして、日本が資金・技術ともども一方的に援助するもので、中国側が用意したのは土地と労働者くらいでした。しかし建設計画を立てはじめた当初から、中国側はトラブルが起きれば全て責任を日本に押し付け、援助してもらっている身分ながら威圧的に要求ばかり繰り返していました。あの国の本質は、4000年?に及ぶ中華思想で相手に服従と朝貢を求める姿勢で、「友好」というのは中国が気に入るように一方的に振舞うのを意味するのだなと、月刊誌の連載を読みながら当時思ったものです。似たような話は、谷崎光さんのエッセイ「中国てなもんや商社」でも、コミカルに描かれています。
「新幹線をあんな国に輸出しては、同じことの繰り返しではないか。」と危惧していた矢先、朝日新聞のサイト上に、以下のような記事が出ました。
> 北車唐山機車車両(河北省唐山市)と共同受注したシーメンスの発表によると、60編成のうち
> 3編成と重要部品だけをドイツから輸出し、残りは中国で製造する。7割以上の現地調達率が課
> せられ、08年以降は現地生産できるような技術の移転を求められている。将来の国産化と輸出
> をめざす中国政府は、日本勢に対しても同様の対応や列車事故の発生時の補償を強く求めている。
もう、「言わんこっちゃない」ですね。技術を盗み、それを中国の技術として輸出し、トラブルが起これば責任を押し付けてくるという態度は、経済を自由化したとはいえ、30年以上前と何ら変わっていません。それにしても、どうしてドイツはこんな条件を呑んだのでしょうか・・・・?
と思いきや、23日になってこんな記事が。
> 23日付の英字紙「チャイナデイリー」は、中国鉄道部のコメントとして、高速鉄道 をめぐり、
> 日本の企業連合へ発注するという共同通信の報道を否定した。鉄道部の広報担当は「我々も(共
> 同通信の)報道によって、(初めて)知った」と日本への発注ニュースは鉄道部が関与していな
> いことを示唆した。また、チャイナデイリーは共同通信のニュースを匿名の情報源によるものと
> して、信憑性に疑問 を呈している。
もう何が何だかわからなくなってきましたが、まだ決定ではなかったので少し胸をなで下ろしました。しかし、車両メーカーや外務省、それにJR東日本などは輸出に賛成の立場のようですから、油断は禁物です。ここは、中国の若者にしっかりとがんばってもらい、断固として「日本製阻止」の世論を中国内で高めてほしいものです。「愛国無罪!」..._φ(゚∀゚ )アヒャ
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初めておじゃまします。中国のものの考え方は、日本と正反対です。「、「友好」というのは中国が気に入るように一方的に振舞うのを意味するのだなと、、」。などなどです。中国とのおつきあいは、極めて慎重にしなければならないと思います。 屋根の上のミケ
2005/11/24(木) 午前 1:05
アヒャヒャヒャヒャ。もしかして、共同の願望記事に騙されちゃったのか、僕は。
2005/11/24(木) 午前 1:15 [ teikokubungaku ]