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よしもと芸人 井上虫歯二本のブログ 『ブログの時間』
井上虫歯二本!ドン底からの巻き返し日記!!

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タイの続き

イメージ 1 イメージ 2 イメージ 3 【虫歯初海外旅行物語】


第一章〜空港〜(後編)

「パスポートを忘れてタクシーで取りに帰るなど波乱なスタートの虫歯さん。
上海空港でまさかの六時間待ち。
その驚きの理由とは((((;゜Д゜)))))))」

ろ、六時間待ちなの?
乗り換えに六時間もかかるの?
大好きな彼女でもそんなにまたないぞ!!俺!
その言葉を制するように友達は言う。

「まぁ、安く旅をするためにはこれくらい当たり前だよ!乗り換え技です!」

まぁ、全て彼に任せてたわけだし
仕方ないですな。
で、いくら安くなったの?

「往復で4000円です!」

・・・?

俺、ちびったね。
いや、ジャージャー出たね。

4000円?
俺が今朝タクシーで使うた金額以下やないかいっ!!
タクシー代が痛い。
とほほ。

虫歯二本
開き直り空港探検開始

やっぱり嫌なことがあった後はいいことがあるわさ!

見つけたよ。
俺、見つけたよ。
上海空港にキラリと光る

冷た〜いチンタオビール
もう何もかも忘れて
酔いつぶれてやるわい!

急いで両替場へいき、
日本円二千円を交換する。
二千円あればたらふく行けるぜ!

両替して帰ってきたお金

1000円(´・_・`)
プライスレス。

って、なんでだよ!

どうしたん。
両替嬢よ!
そんな簡単なミスそてんじゃないよー!

すると、後ろからロベルト本郷みたいな親父が
「手数料だね。」

えーーーーー((((;゜Д゜)))))))
そんなに手数料かかるんすか!!
湯布院でスナック行った時と同じ手数料!!!

もういい!
もう俺のチンタオが待ってるから!

急いで売店に行ってビールを煽ってやる!

ガソリンの入った虫歯は夢の中へフライアウェー(( _ _ ))..zzzZZ

気がついたのは、タイ行きの飛行機の搭乗数分前だった。
若干頭がいたいが、興奮していた。
いよいよ出発だ。

そしてタイ行きの飛行機に乗り込んだ僕は目を疑った。
中国人のお客さんが
はしゃいでいた。
いや、もはや踊っていた。
テンションあがりすぎて
フィーバーしてた。
団体客なのだろうか
かなりうるさかった。

音?声?

どんな感じかっていうと

SMAP全員がジャイアンになった感じ。

しかも俺の席に知らない女性座ってるし(・・;)

何とか席を譲って?
もらうことに成功した。

さぁ後半戦。
よりによってスッチーだけでなく周りは全員中国人か、しかも団体戦!

かまへんかまへん
俺には耳栓、アイマスク、枕があるんや!爆睡したるぜ!

完全装備した僕は無敵だった。
視覚、聴覚を完全にシャットダウンしてやったからだ!

〜10分後〜

やつら、やっぱり攻めて来やがった。

鼻から攻めてきた。

嗅覚刺激してきやがった。

なんだこの酸っぱ臭い匂いは!!

恐る恐るアイマスクを取る。

全員でミカン食ってた。

驚いたのはそこじゃない。

俺の席の雑誌入れるパカパカしてるところが

ミカンの皮で溢れてたんだよ!!!

僕はまたアイマスクをゆっくり元に戻し

泣いた・・・。

そしてタイ到着
2013.11.16.am2:00



【虫歯初海外物語】

第2章「入国」

「飛行機も無事タイに到着
まぁ、いろいろあったけど
これも経験です(笑)
よしっ!楽しもう!!!」

タイの空港に到着。
そこで海外の壁にぶち当たる。
入国審査が完全に英語なのだ。
この時までに予習した英語

イェス
オーケー
ノー
サンキュー

これだけの武器しかもってこなかった僕に容赦無く話しかけてくる。

しかし、ここは虫歯さん
この言葉を巧みに使い分ける!

「ハーイ!イェス!
オーケー!オーケー!
イェス!イェス!イェス!
オーマイゴット!(なぜか出てきた)
サンキュー!!」

そして

何とか乗り切った。

奇跡。

これたまたまうまく行ったけど
こんな感じで相手から聞かれてたら終わってた

あなたはゲイですか?
「ハーイ!イェス!」

では私がいい男紹介しましょう?
「オーケー!オーケー!」

その男を抱いていただけますか?
「イェス!イェス!イェス!」

その男80歳です
「オーマイゴット!」

ではその男今夜あなたのホテルに行かせます
「サンキュー!」

...。くだらん。実にくだらない。
そんなことを考えた自分の脳を恨んだ。

しかしこの方法
空港だからよかったものの良く考えたら怖いね。

イェスとOK。

こんな安易なやり方やめよう。

そう思った。

そして、
入国できた僕はある当たり前のことに感動する。

そう、日本人に出会うことだ。

タイの空港で四人組に出会う。

そうとう感動してしまった。
相手が引くくらいグイグイ行ったと思う。

感動度合いでいえば

母親が月9に出てたくらい!

違うな(ーー;)

麻雀していて入ってきた男が
モーガンフリーマンだった!

遠くなった(ーー;)

まぁ!とにかく感動したわけで
向こうも感動してたわけで!!
四人と写真をパシャり。
この時にこの旅での目標を決める

【この3泊の旅で、100人の人と写真を撮ろう!笑顔で!】

素敵だ!!!
素晴らしい!!!

そしてこの奇跡の出会いを四人組と喜び
当然のように連絡先を交換(≧∇≦)
そして再会を誓いそれぞれの旅へ。

数分後
あの四人組にちょっとプレゼントをあげようと慌てて電話をかける
日本から持ってきた[ご飯ですよ]だ。
喜ぶかなー^o^
ドキドキ(≧∇≦)

「おかけになった電話は現在使われておりません」

なめとんかコラーーーーっ!!!!

そして僕はタクシーに乗る。
ホテルまで
もう今日は寝たい。

タクシー運転手のよくわからん言葉に死んだようなテンションで

「イェス。イェス。
OKOK。
オーマイゴット!(また出た)
サンキュー!」

ふぅー、伝わるんかい。
これでなんでも行けるんだなー。

ホテル到着
700バーツ

うん、
そうだよ、
完全にボラれたよ。

もう、どうにでもしてくれよ。

僕はホテルの布団に包まる。

たのむ!
もう、目を覚まさないでくれ!!



【虫歯初海外物語】


第三章「伝説の歌唄い」

「初めての海外に心躍らせる私。
しかし、海外旅行というのはいろんな出会い、出来事が待っているものだ。
これは、真実の物語である。」

まぁ、
なんだかんだあっても基本お酒があれば忘れることのできる自分の能天気さに感心しつつ、旅は続いた。

「ウィークエンドマーケット」

週末だけしか開催しない
そのマンモス市場は人混みに溢れていた。

どこを見渡しても
雑貨屋、屋台、マッサージ店
そして、人。人。人。

僕はそこで1人の歌人と出会う。

彼は、盲目の歌人であった。

彼は歌を唄いながらそのマーケットを何周も何周も回っているらしい。

首には空き缶がぶら下がっており
中に紙幣がギッシリ入っていた。

そう
ギッシリだ。

僕は何故なのかを疑わなかった。
なぜなら
彼の歌声を聴いてしまったからだ。

歌を耳からでなく
心から聞いたのは
生まれて初めてかもしれない。

僕はその盲目の歌人の虜になっていた。
彼から目が離せなくなっていた。
盲目の歌人は、今日も歌い続けていた。

と、その時

(パリンっ!ガッチャーーーン!)

ガラスの割れた音が聞こえた。
観光客は恐る恐るそちらを見る。

どうやら屋台の店主同士が
もめているらしい。

エプロンをつけた現地の人が
罵声を浴びせあっていた。

片方の店主が最後に一言言ってその場を立ち去ろうとする。

その一言がよほど嫌だったのか
残された店主がカラになったビール瓶を投げつけた!!!

投げた店主、よほど力んだと思われる。
瓶は全然違うところに飛んでいく。
ホッと、ため息をつく僕。

あっ!
その瞬間きづく!

なんとその瓶は
あろうことか
歌人の方向にまっすぐ向かってるじゃないか!!!!!!!!

危ないっっっっ!!!

そう声が出かけた瞬間

盲目の歌人、

よけたね。

きれいに

よけた。

はっ!
と気づく。

その事実を見てしまった僕を
歌人が

ジーっと見ている。

ゴクリっ。
唾をのむ自分。

そして、
そっと彼は僕の方へ歩いてきて

握手してきた。

汗が背中を流れるのがわかった。

それから彼は
歌いながらいつものように歩き始めた。

握手した僕の手には
20バーツが入っていた。

そう、

口止め料。

歌人よ
金返すから
感動返せ。


【虫歯初海外物語】

最終章〜ありがとうタイ〜

今までいろいろあったけど
本当にタイは楽しかった!
海外って最高だって思えました!
ではなぜ今回、タイだったのか?

タイに3泊いて
本当にいろいろありました。

出会った日本人と必ず二度会う。

写真を一緒に撮るのを断られた3回は全部日本人だった。

あの山小屋ラーメンがタイにあった。

タイのニューハーフのキスが良かった。

マッサージのおばちゃんがあそこを刺激してきた。

至れり尽くせりしてくれた親切なウェイトレスに膨大なチップを請求された。

などなど、
数え切れないほどの思い出をくれたタイ
ありがとう!

そして、写真撮ってくれた100人のお友達!
ありがとう!

というわけで
みなさん長々と読んでくれて
ありがとうございました!
またよろしくお願いします!!!

同行してくれた小村広力くんに
感謝の気持ちを込めて。

2013.12.8 井上虫歯二本


【あとがき】

母からそれを知らされたのは
ある年の春先だった。

「お母さん好きな人がおるとよ」

正直良かったと思った。
このまま独り身で過ごすより
共に楽しんでくれる人がいた方が
もちろん良い。
反対する理由が全くない。

3ヶ月後

母と久しぶりに食事をした。
その人を紹介したかったらしい。
古い焼き肉屋さんに現れたのは

タイ人だった。
反対する理由がすぐにできた。

人間ってものは不思議な生き物だ。

しかし、話をきくと非常に面白い人で
どうやら

タイのテレビ局のプロデューサー

らしい。
イメージ湧かないが
母曰く
まあすごい人らしい。

食事ももう終わってデザートが出る頃に流暢な日本語で彼

「日本でコメディやってるんだってね!もしよかったらタイにきなさい、タイで1番有名な人を紹介してあげるから。君さえよければテレビに出て帰るといい」

どうやら
大物だったらしい。
タイのPは
タモさんクラスの人を紹介してくれるらしい。

そして僕は
母の
「少しはお金出してやるけん行ってこんね。」

という一言で決意した。
まあ、いつものことでわかっていたのだが
母がくれた封筒には3000円入っていた。
そのお金がタクシー代で吹っ飛んだことは絶対に言えない。

それからすぐにパスポートをとり

いざ、タイヘ

彼は笑顔で迎えてくれた
「オカエリナサイ」

意味がさっぱりわからない。
「ただいま」

なんで出ちゃったんだろ。

僕は彼の用意してくれた
トゥクトゥクに乗り込む。

初めての海外
初めてのトゥクトゥクに
心臓がバクバクいってる訳じゃない。

ただ単に彼の運転が
クソ下手だった。

彼が言う
「コレデキミモスターダネ」

益々怪しくなってきた。
「そうですね。」

なんで出ちゃったんだろ。

もしかしたら本当にチャンスなのかもしれない!

そんな期待が心のどこかで残っているのだ。
そりゃそうだ!
今からテレビ局に行き、タイのタモさんに会うんだ!

そしてトゥクトゥクは細い道を抜け
スタジオに到着。

それは紛れもなく
正真正銘のスタジオだった。

嘘じゃなかったんだ。
本当だったんだ!!!
母さん!スターになれる!!

そして、スタジオに入り
僕は信じられない光景を目の当たりにする。

スタジオで

エロ本撮ってた。

男と男が抱き合ってる

エロ本撮ってた。

そうです。
彼はテレビのプロデューサーではなく
エロ本会社のプロデューサーだった。

「イッショニガンバロウ」
彼は僕の肩に手を置きいった。

「はい」
なんで出ちゃったんだろ。

僕は唇を噛みながら

小さい声で返事していた。

〜完〜

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