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A-6はアメリカ海軍と海兵隊が1963年から1997年までの34年間運用した艦上攻撃機。 ベトナム戦争や湾岸戦争をはじめとする就役期間中に発生したアメリカ海軍の艦上機が何らかの形で関わったほとんどの戦争や紛争に参加した。派生型のEA-6 プラウラー電子戦機は2007年現在も運用中。 爆弾などの対地攻撃兵器を大量に搭載し、全天候下で精密攻撃を行う攻撃機として開発された。大型のレドームに合わせ並列複座としたために機体前部が丸く大きくなっている。 主翼は中翼配置で折り畳み機構を備える。2基のターボジェットエンジンを胴体下部に搭載している。 アメリカ海軍は1957年3月にアメリカ国内の航空機メーカーに対して、朝鮮戦争における艦上機の運用実績評価から構想した全天候下での低空侵攻能力と精密攻撃能力を持つ機体の開発提案依頼を行った。 1958年5月に提案の中からグラマン社(現ノースロップ・グラマン社)が提案したG-128案を採用しA2F-1の名称で開発契約を締結した。その後1959年3月に8機の試作機製造契約を結び、1960年4月19日に試作初号機が初飛行している。 1963年2月より初期型のA-6Aを実戦部隊で配備した。1965年3月よりベトナム戦争に参加している。本機は全天候運用・精密攻撃のために複雑な電子機器を搭載していたが、実戦環境での搭載機器の稼働率が低く、また夜間に移動する車輌を捕捉するまでの索敵能力には至っていなかった。 しかし1966年の年末の気象条件の問題の中、唯一作戦行動可能な艦上機であったことを海軍は評価してA-6Eまで改良が進められた。 1996年に行われた環太平洋合同演習に参加していた厚木基地に展開中のアメリカ海軍第115攻撃飛行隊 (VA-115) 所属のNF500 (CAG) が標的曳航中に海上自衛隊のあさぎり型護衛艦「ゆうぎり」の高性能20mm機関砲CIWSによって撃墜される事故が起こった。 機体詳細データ(A−6E)
寸法(L×W×H/翼面積) 16.69×16.15×4.93m / 49.13m2 機体重量(自重/全備) 12,132kg / 26,600kg(陸上基地運用時は27,400kg) 飛行速度(最大) 1,037km/h(海面高度) 上昇率(海面上) 2,323m/min 上昇限度(実用) 12,925m 離着陸距離(離陸/着陸) 約1,300m(最大重量時) / 不明 航続距離 5,218km(空輸時、増槽使用)、1,627km(最大兵装過重時) エンジン プラット&ホイットニー社製 J52−P−8Bターボジェット×2基 推力 4,218kg×2 機体内燃料搭載量7,230kg 武装 胴体下および翼下にハープーン対艦ミサイル×4、227kg通常爆弾×30、Mk84ペーブウェイ誘導爆弾×4、Mk36空中投下機雷×12、B43戦術核爆弾×1、増加燃料タンクなど最大8,170kgの兵装を搭載可能 乗員数/機体初飛行 2名 / 1960年4月19日(原型機) |
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