全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

『 緑膿菌 』といえば「 多剤耐性 」と言葉がすぐに浮かぶ

緑膿菌は、Pseudomonas科の細菌で、Pseudomonas科のPseudomonas属で動物に病原性を持つものは

 P.fluorescens
◆P.putida
 P.anguilliseptica
ぁP.plecoglossicida
ァP.aeruginosa

がある

,蓮⊃品の腐敗に関係する菌で、コイの体表に粘液分泌性の病変を起こす
◆↓、い盖に病原性を持ち、ブリ・マダイ、ウナギ、アユ で問題になる
は、「 anguilli - septica 」で「 anguilli 」はウナギのことで 「 septica 」は毒とかいう
 意味である。ウナギに毒性をもたらすという意味になり、病名としては 「 ウナギの赤点病 」を起こす

そしてイ、『 緑膿菌 』として有名な菌である

緑膿菌という名前は、その発見のきっかけとなった緑色の膿に由来する

「 aeruginosa 」もラテン語系の「 緑 」を意味する

緑色の膿の正体だが、これは、菌が産生する色素である

色素名は 「 ピオシアニン 」。「 pyocyanin 」は「 pyo - cyanin 」で、 

「 pyo 」は膿、「 cyan 」はアクアマリンという色で藍緑色。チアノーゼという静脈の鬱滞で色が紫に

 なるが、この語源も 「 cyan 」から来ている。

ピオシアニンは、ずばり 「 緑膿 」を意味する。

しかし全ての P.aeruginosa が ピオシアニン を産生するわけではなく、11〜89%の菌株で産生する。


ところが、P.aeruginosaにとって大切な色素はこのピオシアニンではない。

Pseudomonas属の菌のほとんどの菌株が出す 『 ピオベルジン 』という蛍光色素がそれである。

別名を「 フルオレシン 」といい、点眼薬にも利用されている色素である。

さて、なぜこの色素が大事なのかというと、この色素には「鉄をキレート」する作用がある。

鉄をキレートする物質を 『 シデロフォア 』というが、菌にとってこれはたいへん大事なものである。

平たく言えば、菌にとって必要な「鉄」を菌体に取り込む物質で、このピオベルジンの他には、

腸管外感染型大腸菌の「 エロバクチン 」が有名である。

菌にとって、遊離の鉄は必要不可欠の元素であるが、菌体内の鉄はほとんどがタンパク質と結合している

 ため利用できない。ヘモグロビン・ラクトフェリン・トランスフェリンなどのタンパク質と結合している。そのため、菌体外

 から鉄を取り込むのだが、例えばこの腸管外感染型大腸菌はエロバクチンを体外に出して、宿主の鉄と

 キレートし、それを取り込んでしまうのだ。


( 続く )

閉じる コメント(1)

顔アイコン

わあ、これも続き物ですかー!先が気になりますね(-0-)

2007/12/7(金) 午前 0:02 [ あさちん ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事