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空からは絶えず地球上へ何かが降り注いでいる。 目には見えないが無数の宇宙線。そして流れ星となった隕石。 そして、科特隊本部の窓を覆った白い雪。 「雪・・・ハヤタさん、きれいよ」 「ああ、近頃のトウキョウにしてはめずらしいな」 うっとりと窓の景色に見とれるフジ隊員につられ、 ハヤタ隊員も席を立ち、窓下の雪景色を見渡した。 「ねっ、雪ってとっても美しい空の贈り物だと思わない?」 降りしきる雪。空を見上げるフジ隊員はなんだかとても嬉しそうだ。 雪はやがてみぞれに変わり雨となる。 これだって空からの贈り物。 そんな贈り物のために足止めを食ってしまった者一名。 「こちらムラマツ、本部応答せよ。本部応答せよ」 喫茶店でコーヒーを傾け、雨が止むのを待っていたムラマツキャップは、 なぜか本部に緊急通信。事件か!? だが、通信を受けたフジ隊員はいたってのんき。 「了解、ただちに・・・急行します」 アンマンを頬張ったそのままでムラマツキャップに返事を返すと、 「ハヤタさん!」 「なんだい」 「キャップが、アカサカまでこうもり傘持ってきてって」 ムラマツキャップの緊急指令(?)に、ビートルで飛び出すハヤタ隊員。 そしてアカサカ上空で、地上にいるムラマツキャップの姿を発見すると、 ビートル機内からコウモリ傘を投下する。 ムラマツキャップはこれをナイスキャッチ。 雨の日、傘も空から降ってきたらどんなにいいだろう。 だがしかし、空からはとんでもないものも降ってくる。 「自殺はよせ!たったひとつの命だぞ!!」 イデ隊員がビルの屋上に向かって叫ぶ。 この時代、高度急成長の波に乗り切れず、 悩みを抱え、ノイローゼになり、飛び降り自殺をする者また多数。 「ナブアミダブ・・・成仏しろよ・・・」 人間だって降ってくる。とかく、トウキョウの空は危険である。 いつ何時何が降ってくるかわからないのだ。 その夜、トウキョウの空に怪しい火の玉が降った。 その落下の衝撃はすさまじく、 トウキョウの台地は大地震のように揺れた。 |

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