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「ワープ!」 沖田艦長の号令でヤマトは人類史上初のワープを敢行。 見事座標地点である火星近郊に着地した。 「成功・・・したのか?」 古代、島をはじめヤマトの乗組員たちはワープ成功に沸いた。 だが・・・・ 「なんだ!? 相原、前方1時の方向」 古代の言葉にレーダーを確認する相原。 「ガミラス戦隊です!」 振り向く島。 「相原!なんでこんな場所に!!」 「違いますよ!偶然です!」 怒鳴る島にすっかり怯え、泣き声で答える相原。 ワープエネルギーを感知されたと推測する真田の言葉を聞くなり、 古代はすぐさま命令を飛ばす。 「全員直ちに戦闘配置に着け。 波動砲用意!」 真田が待ったをかける。 「ダメだ。波動砲はワープと同じエネルギーを使っている。 今はワープ直後で使用不可能だ!」 万策つきた古代は苛立ち、レシーバーを叩きつける。 しかし沖田艦長は冷静に状況を分析していた。 「待て。もう一度ワープする」 立て続けにワープなど、誰も考えていなかったことを すぐさま沖田は実行に移す。 沖田は徳川機関長にマイクを向ける。 「準備にどれくらいかかる?」 「エネルギー充填まで、あと20分ですが・・・」 徳川機関長の重苦しい声がスピーカーに響く。 「相原、20分で着地点の算出は出来るか?」 「できなくてもやります!」 責任を一身に背負った相原の意地。 「古代、追跡されないよう敵のワープエンジンを狙え」 次々に的確な指示を出す沖田。 古代はブラックタイガー隊を出撃させた。 「目標、敵、ワープエンジン」 我先にと出撃しようとするブラックタイガー隊。 その目の前でBT1が発進していく。 森雪だ。 雪はワープ直前、すでにことを見越してBT1に乗り込んでいたのだ。 単独で飛び出す森機を第1艦橋で確認した古代。 「お手並み拝見、といきますか」 ニヤリと笑って通信をとばした。 こうなると雪も引けない。 「バカにしないでください。これでも火星戦の生き残りです」 向こうっ気の強さを古代にぶつけ、前線へと舞い上がるBT1 「20分後にワープだ。それまでに戻れ」 「りょ〜っかい!」 BT1を他機も追従。あたりはガミラスとの戦場と化す。 しかしブラックタイガー隊が一枚上だ。 精鋭のパイロットのみで結集されたブラックタイガー隊の前に ガミラス機は次々と落ち落とされ、 とどめとばかりにヤマトの主砲が火を噴き、 敵の戦艦空母は木っ端微塵に吹き飛んだ。 「すごい・・今までと違う・・・」 その威力をまざまざと見た森雪は呆然とヤマトを見つめる。 その一瞬のスキが命取りになった。 爆発した敵戦艦の破片がBT1を直撃。航行不能に陥った。 「BT1聞こえるか!?BT1!森雪!!!」 古代が叫ぶ。 BT1から通信。 「エンジンをやられたようです・・・」 私を置いて先に行けと言う雪。 古代はそれを許さなかった。 「バカ、何言ってんだそこで待ってろ!」 森雪救出のため飛び出す古代。 「古代、持ち場に戻れ」 沖田艦長の冷ややかな命令。 古代は沖田を睨みつける。 「また切り捨てるんですか?兄貴みたいに」 沖田は先の火星戦で兄、古代守を見殺しにした、と古代は勘違いしていた。 実際は守が殿を勝ってでたのだったが、そんなことが古代にわかるはずもない。 兄を見殺しにした沖田。そしてまたここでも雪を見殺しにしようとしている。 「ワープまでには必ず戻ります」 古代は愛機コスモゼロで森雪救出に向かう。 「島、相原、ワープ準備を続行しろ」 沖田はあくまでワープを優先する構えだ。 重い空気が支配する第1艦橋。 古代は無事に雪を救出。しかしワープに間に合わない。 「ワープ準備、完了しました・・・」 力なく島が沖田に報告する。 その時、レーダーに異質な影が写った。 「ガミラス5機、9時、20度の方向から急接近!」 相原が叫ぶ。 「落とせ」 目を閉じた沖田。 ガミラス機はその数を増していく。 空母を破壊され、行き先を失った艦載機が ヤマトめがけて突撃してくるのだ。 予定通りワープを敢行すれば、突然現れたガミラス機から逃げることは簡単だ。 しかし・・・ そしてついに、沖田は一大決心を・・・ 「島、奴らをぎりぎりまで引きつけて回避運動を行う。 奴らが体制を立て直す時間を使って古代を回収。 その上でワープを実行する」 「了解!」 島はスロットルを握る手に力を込める。 そしてヤマトは、島の技術で見事に敵艦直撃を回避し古代を回収。 ワープを実行した。 到着地点にガミラスの姿はなく、 ヤマトは危機を脱した。 だが、問題は残っていた。 雪を抱き、古代が駆け込んできた。 ストレッチャーで運ばれる雪。 佐渡先生に雪をあずけ、まずは一安心の古代とブラックタイガー隊。 そこへ現れたのは、沖田。 「勝手な行動でこの艦全体を危険にさらした。 この罪は重いぞ」 怒る沖田の前に古代が進み出た。 「これがオレのやりかたです。 オレは、自分の手で部下を見殺しにはしません」 古代は監禁処分となったのだが・・・ 「オレは、自分の手で部下を見殺しにはしません」
この言葉が、この後の古代を苦しめることになろうとは、 今の古代にはまだ気づいていない・・・ |

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